2024年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    332名(単体) 422名(連結)
  • 平均年齢
    40.7歳(単体)
  • 平均勤続年数
    15.3年(単体)
  • 平均年収
    6,427,209円(単体)

従業員の状況

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

(2024年3月31日現在)

セグメントの名称

従業員数(名)

輸出入貨物取扱事業

264

鉄鋼物流事業

34

その他事業

84

全社(共通)

40

合計

422

 

(注) 従業員は就業人員であります。

 

(2) 提出会社の状況

(2024年3月31日現在)

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

332

40.7

15.3

6,427,209

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

輸出入貨物取扱事業

245

鉄鋼物流事業

34

その他事業

13

全社(共通)

40

合計

332

 

(注) 1 従業員は就業人員であります。

2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3) 労働組合の状況

当社グループの労働組合は、次のとおりであります。

(2024年3月31日現在)

会社名

所属組合

組合員

大東港運㈱

全日本港湾労働組合

3名

全日本港湾運輸労働組合同盟

32名

丸田運輸倉庫㈱

丸田運輸倉庫労働組合

13名

 

なお、労使関係は円満であります。

 

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 提出会社

当事業年度

補足説明

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1) *1

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2) *2

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1) *3

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

6.6

133.3

71.5

70.9

53.6

管理職61名(うち、男性57名、女性4名)

 

配偶者が出産した人数7名(うち、育休を取得した人数4名)

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

*1 管理職にあるものに占める女性労働者の割合:2024年3月末時点「管理職」とは、「課長級」と「課長級より上位の役職(役員を除く)」にある労働者の合計。
*2 男性の育児休業取得率:男性の育児休業取得率:「公表前事業年度中(2023年度中)に男性労働者のうち育児休業をした数」÷「公表前事業年度中(2023(年度中)に男性労働者のうち配偶者が出産した数」
*3 男女間の賃金格差:賃金:基本給、超過労働に対する報酬、賞与等を含み、退職手当、通勤手当等を除く。正規雇用:出向者については、他社から当社への出向者を除き、当社から他社への出向者を含む。非正規雇用:嘱託、契約社員を含み、派遣社員を除く。それぞれ算出した総賃金をそれぞれの人員数で除す。

 

●男女間賃金の差異についての補足説明

当社の正社員は総合職と一般職で構成されています。
総合職は、管理職候補として基幹業務において主体的な役割を担い、一般職は総合職をサポートしつつ、日常的業務をスムーズに処理する役割を担っています。
当社では総合職とは役割が異なる一般職において、大多数が女性社員となっていることが、全体数字における男女間の賃金差異が大きくなっている主な原因です。
しかし、総合職のみで比較すると、下記の通り男女間の賃金差異は小さくなっております。

 

主任級前

主任級

係長級

課長級

部長級

役員

男性賃金を100%としたときの女性賃金の割合

96.20%

99.30%

90.40%

97.40%

該当者なし

該当者なし

 

当社は一般職を多様な働き方の1つと位置づけ、今後も採用を続けていく予定です。

一般職の応募者は女性が多くなっているため、今後も男女間の賃金差異への影響は発生すると考えています。

一方、当社では総合職と一般職との間で相互にコース転換を可能とする制度があり、男女ともキャリアに応じたコース選択が可能となっています。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

 当社グループは、「成長戦略と事業を通じた社会貢献の実践による持続的成長」を基本方針と定めたうえで、第8次中期経営計画(2023年4月~2026年3月)で「1.持続的価値の拡大」「2.営業組織力・人財力・ IT力の強化」「3. 環境課題・社会課題に配慮した事業推進」「4.グループの成長と発展」を骨子として掲げ、社会貢献と一体化した持続的成長への各種施策を推進してまいります。

 

(1) ガバナンス

サステナビリティに対する課題は、重要な経営課題のひとつであると認識しており、その対応に当たるため、2023年10月6日付で、コンプライアンス・リスク全社統括委員会の下部組織となるサステナビリティ委員会を設置しております。サステナビリティ委員会は、サステナビリティ方針の策定やマテリアリティの特定ならびにその見直しなど、重要な事項を審議・議論し、コンプライアンス・リスク全社統括委員会を通じて取締役会への提案・報告を行う体制となっております。

 

(2) 戦略

①人材育成方針、社内環境整備の方針

方針

《骨子》

当社が第8次中期経営計画で目標とする「人が笑顔で明るく、のびのびと仕事ができる環境の整備」と「自律的な学びの支援による社員満足度と人財価値の向上」を実現し、さらに中長期的な企業価値の向上に向け、人財育成及び社内環境整備に関し以下の方針で進めてまいります。

<1>

当社が求める人材を精度高く採用し、計画的なOJT、適材適所の配置、社員の自発的な学びや成長への意欲を高める環境を整えることで、入社からおおむね10年後には「次代を担う人財」となるよう、スピード感をもって育成にあたります。

<2>

「オール大東」としての組織力アップを図るため、組織として不足しているスキルを特定したうえで社員に発信し、社員の自律的「リスキル」を促す取り組みを実行してまいります。

<3>

コロナ禍を契機に開始したリモートワーク等、時間や場所にとらわれない多様な働き方を人材確保の観点からも推進します。また、リアルワークの意義も再検討し、リアルワークとリモートワークの最適な取り組みを実現します。

 

 

②環境に対する取り組み

当社は港湾運送事業を主力としており、環境に対する取り組みを強固にするため、国土交通省港湾局が創設した「みなとSDGsパートナー登録制度」に登録しております。“みなと”をフィールドとした企業として、港湾の持続的な発展を目指して取組んでまいります。また、車両のハイブリッド化や運送の効率化によって、排出CO2の削減に取組んでまいります。

 

(3) リスク管理

当社では、サステナビリティ委員会を設置しており、サステナビリティ関連のリスク管理を行っております。

サステナビリティ委員会にて収集された情報は、コンプライアンス・リスク全社統括委員会、取締役会と共有し、体制の強化に努めております。

 

 

 

(4) 指標及び目標

①人材育成方針、社内環境整備の方針

指標

目標

実績

通関士有資格者数*1

人材育成方針として記載した入社後10年間の社員教育の充実を図り、通関業者としてのベースの知識を早期に習得させる事を目指し、2027年3月末には入社後10年以内合格者数を35人まで引き上げることを目標とします。

2024年3月末時点

 

〈通関士試験合格者数〉

 80名

〈10年以内合格者数〉

 28名*

 

*2023年度試験の合格者のうち3名が入社後10年以内での合格でしたが、2023年度内に入社後10年以内に通関士試験に合格した者が1名退職しているため、28名となっています。

10事業年度前及びその前後の事業年度に採用された労働者の継続雇用割合*2

10年後には「次代を担う人財へ成長させる」という方針に対し、一定の継続雇用率を維持します。ただし流動化が進む転職市場の状況も鑑み、2028年3月末時点の10事業年度雇用継続割合60%を目標とします。

2012~2014年度新卒採用


〈採用人数〉
 32名
〈継続雇用〉
 17名
〈継続雇用割合〉
 53.1%

係長級にあるものに占める女性労働者の割合*3

従業員の状況に記載した女性管理職比率を上昇させるには管理職予備軍である係長級の女性比率を上昇させる必要があるため、2027年3月末時点で女性係長級の比率30%を目標とします。

2024年3月末時点

 
〈係長級〉
 77名
〈男性〉
 60名
〈女性〉
 17名
〈女性割合〉
 22.1%

テレワーク実施率*4

新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の2023年度実施率を参考に、リアルワークとリモートワークの最適な組み合わせを検討し、目標を定める予定です。

2023年度テレワーク実施率
7.04%

 

*1 通関士試験合格者数: 正社員のうち入社10年以内に合格した者。
*2 10事業年度前及びその前後の事業年度に採用された労働者の継続雇用割合:2023年度を基準に「10事業年度前に
採用した労働者であって現在雇用されている者の数」÷「10事業年度前に採用した労働者数」※新規学卒採用者等が対象。
*3 係長級にあるものに占める女性労働者の割合:2024年3月末時点「課長級」より下位の役職であって、事業所で通常「係長」と呼ばれている者又は同一事業所においてその職務の内容及び責任の程度が「係長」に相当する者。
*4テレワーク実施率:2023年度中の『勤務区分名称』がテレワークの勤務日数÷土曜出勤、日曜出勤、育休、慶弔、欠勤、産休、振休、他休、特休、有休などを除いた延べ勤務日数。

 

②「みなとSDGsパートナー登録制度」に掲げた環境に対する取り組み

重点的な取組

2030年に向けた指標

指標の進捗状況(2023年度)

ペーパーレス化の推進

2019年度比でコピー用紙の使用量を50%削減します。

2019年度比48.9%減

 

※排出CO2削減について、現時点では具体的な数値目標は定めておりませんが、引き続き数値目標の設定について検討してまいります。