事業内容
セグメント情報
セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
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セグメント別売上構成
-
セグメント別利益構成 セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
-
セグメント別利益率
最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています
セグメント名 | セグメント別 売上高 (百万円) |
売上構成比率 (%) |
セグメント別 利益 (百万円) |
利益構成比率 (%) |
利益率 (%) |
---|---|---|---|---|---|
(単一セグメント) | 101,843 | 100.0 | 2,578 | 100.0 | 2.5 |
事業内容
3【事業の内容】
当社グループは、「事業活動を通じての社会への貢献」「全従業員の物心両面の幸福の追求」を経営理念とし、中古書籍等の小売店舗「BOOKOFF」を中心に、「リユース」を切り口とした小売店舗の運営及びフランチャイズ事業を行っております。
当社は、持株会社として当社グループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務を行っております。なお、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
当社グループの事業内容は次のとおりです。
1.子会社ブックオフコーポレーション㈱は、書籍・ソフト等のリユースショップ「BOOKOFF」のチェーン本部としてフランチャイズシステムの運営及び直営店舗の運営を行っております。また、総合リユースショップの展開を目指し、「BOOKOFF」を中心に様々なリユース商材を集めた大型複合店「BOOKOFF SUPER BAZAAR」と「BOOKOFF」にアパレル商材を複合させた「BOOKOFF PLUS」の運営を行っており、書籍・ソフト等の他、家電商品(オーディオ・ビジュアル商品、コンピューター等)、アパレル、スポーツ用品、ベビー用品、腕時計・ブランドバッグ・貴金属、食器・雑貨等の買取及び販売を行っております。
またインターネット上で書籍・ソフト等のリユースショップ「BOOKOFF Online」の運営、大手百貨店に設置した買取窓口「hugall」の運営、貴金属等のリユースショップ「aidect」、総合買取窓口、新刊書店「青山ブックセンター」「流水書房」の店舗運営等を行っております。
2.子会社㈱ブックオフウィズは、国内で「BOOKOFF」店舗の運営及びアパレル・ベビー用品等のリユース店舗の運営を行っております。また腕時計・ブランドバッグ・貴金属等のリユースショップのチェーン「キングラム」にフランチャイズ加盟し、店舗の運営を行っております。
3.子会社㈱ブックレットは、国内で「BOOKOFF」店舗の運営及びアパレル等のリユース店舗の運営を行っております。
4.子会社㈱ブックオフ沖縄は、国内で「BOOKOFF」店舗の運営及びアパレル等のリユース店舗の運営を行っております。
5.子会社㈱マナスは、国内で「BOOKOFF」店舗の運営を行っております。
6.子会社㈱ブックオフ南九州は、国内で「BOOKOFF」店舗の運営等を行っております。
7.子会社㈱BOチャンスは、国内でトレーディングカード専門店「Japan TCG Center」店舗の運営等を行っております。
8.子会社BOOKOFF U.S.A.INC.は、米国で「BOOKOFF」店舗の運営を行っております。
9.子会社BOK MARKETING SDN.BHD.は、マレーシアでアパレル等のリユース店舗「Jalan Jalan Japan」の運営を行っております。
10.子会社ビーアシスト㈱は、店舗で販売する商品の加工業務等を通じて、当社グループの障がい者雇用を促進しております。
11.子会社㈱ブクログはインターネットレビューサイト「ブクログ」の運営を行っております。
事業の系統図は概ね次のとおりであります。
(注)連結子会社・連結孫会社には〇印、関連会社(持分法適用会社)には□印を付しております。
業績
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績等の状況の概況
① 財政状態及び経営成績等の状況
当社グループは創業時より「事業活動を通じての社会への貢献」と「全従業員の物心両面の幸福の追求」の2つを経営理念としております。また、経営理念に基づく当社グループの事業活動を示すミッションとして「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」を掲げております。
このミッションに基づき、拡大するリユース市場の中で私たちの強さを活かし、「本を中核としたリユースのリーディングカンパニー」として、世の中の変化に対応して最も多くのお客様がご利用されるリユースチェーンとなることを目指します。
そのために、グループの強みである人財育成やSDGsへの取り組みなどの普遍的な価値を土台とし、認知度が高い国内ブックオフ事業で安定した収益を獲得するとともに、成長期待事業であるプレミアムサービス事業、海外事業における収益を拡大させることで、企業価値ならびに株主価値を向上させてまいります。
(A)国内ブックオフ事業
当社グループの中核事業であり、売上・利益の占有率が高く安定した収益獲得を続けることによって成長に向けた投資原資を生み出す役割を担います。
そのための基本戦略として「個店を磨く」、「総力戦で取り組む」の2つを掲げております。
基本戦略Ⅰ:個店を磨く
国内外にて展開する各事業の店舗において、地域及びターゲット客層に応じてそれぞれのリユースサービスを磨き上げることが、最も多くのお客様にご利用いただけるリユースのリーディングカンパニーとなるための出発点と考え、各店舗別パッケージ・サービスに応じた磨き込みを行います。
主として売場面積の違いによる2つの店舗タイプ、そして「BOOKOFF Online」を中心としたネット販売店舗ならびにEC物流センターに分けて経営方針を定めています。
(a)ブックオフ単独店(主なパッケージ:BOOKOFF)
ブックオフチェーン店舗数の約8割を占めるパッケージであり、顧客接点として重要な役割を担っております。一方で、主力商材である本・ソフトの一次市場流通量減少により今後仕入・売上確保が厳しい状況となることも予想されているため、新たな商材の追加やネット販売の活用など世の中の変化に対応することも求められています。
(b)ブックオフ複合店(主なパッケージ:BOOKOFF SUPER BAZAAR、BOOKOFF PLUS)
近年の直営店出店のメインパッケージであり、当社収益の中核を担うパッケージです。様々な商材のリユースをお客様に体験していただく場として多くのお客様にご利用いただいており、今後の成長する柱と位置づけています。成長するリユース市場の中で競合他社の出店も進んでおり、店舗の立地や規模に応じた売場づくりと運営改善により売上・利益の成長を持続させることが課題となっております。
(c)ネット販売店舗ならびにEC物流センター(主なECサイト:BOOKOFF Online)
2007年よりECサービスを展開し国内最大級の中古書籍在庫量を誇る「BOOKOFF Online」を運営しております。「BOOKOFF Online」は本・ソフトを中心に売上を継続的に伸ばしてきましたが、配送単価や人件費単価の上昇の影響により収益性の維持に課題があります。また宅配買取によって集められたEC物流センターの商品在庫を適切な回転率で販売につなげるために、自社サイト「BOOKOFF Online」に加えてヤフオク、楽天等、他のECモールサイトに出品をすることによって売上を安定して増加させていくことが課題となります。
基本戦略Ⅱ:総力戦で取り組む
これまでの国内ブックオフ事業は店舗と店舗以外がそれぞれ個別にサービスを提供しておりました。お客様の消費行動もデジタルシフトする中で、私たちの強みを組み合わせて継続的な成長を続けていくことが必要です。その中でも特に注力して取り組むのが「ひとつのBOOKOFF」構想であり、その構想における方針は下記のとおりです。
「ひとつのBOOKOFF構想」
会員制度や販売・買取のプラットフォーム、それらを支えるシステム等を統合し共通化し、各サービスで蓄積された会員・商品情報、運営ノウハウ等の資産を全てのサービスで活用することによってチェーン全体での取扱高の増加と各店舗における収益改善の両方を実現します。
この構想の中心となるのが、2018年6月にリリースした公式スマホアプリを活用した取り組み及びマーケティング戦略であり、アプリを起点にリアル・ネット双方でお客様の利用機会最大化を目指しております。
国内ブックオフ事業の収益安定化を目的とした会員アプリ戦略について、公式スマホアプリ会員が、2023年5月に640万人を突破しました。ポイント付与・使用のみのカード会員に比べ、様々な販促施策が可能なアプリ会員は購入頻度が高く、結果として年間購入金額に顕著な差が生じています。
マーケティング戦略について、充実した本の品揃えや商材の多様性等、ブックオフの価値・サービスをお客様に再認識していただくためのプロモーション「あるじゃん!」を2021年5月から2023年5月まで実施しました。従来のセール型・ダイレクト広告から、定常的な集客を目的とした価値訴求型・ブランド広告へ転換して、TVCMのみではなく、WEB、SNS、PR、店頭など、お客様の行動として訴求するアプローチでBOOKOFFから足が遠のいている休眠顧客層の来店行動を喚起しました。
(B)プレミアムサービス事業(富裕層向け事業より名称変更)
所得水準が高く、従来ブックオフに馴染みが薄いお客様層をメインターゲットに百貨店内買取窓口を展開する「hugall」ならびに百貨店やショッピングセンター等商業施設内にてジュエリーのリペア・リメイクサービスを提供する「aidect」は、BOOKOFF店舗ではリーチできないお客様層との重要な接点です。「hugall」は買取から販売における業務効率が改善され百貨店内買取窓口を中心に良質な買取を用いて収益を生み出す体質となっており、今後の利益成長においては百貨店を中心に拠点の拡大ならびに利用客数の継続的な拡大が課題となっております。「hugall」はBOOKOFF店舗に比べ、百貨店など繁華街での出店が中心であるためコロナ影響を受けやすく苦戦を強いられてきたものの、入居する百貨店や商業施設への入店客数の回復や貴金属相場上昇も相まって、足元の買取動向はコロナ前の水準を大きく上回って推移しております。「aidect」は職人の手仕事によるジュエリーオーダー&リフォーム スペシャリティストアであり、リペア・リメイクを通じた新たなサービスを提案しております。ターゲット顧客層との接点拡大のため、グループ内店舗との連携など、収益化に向けテコ入れを実施しております。
従来、ブックオフがリーチしきれていない顧客層の居住地やサービスを求める場への出店を加速する一方で、ブランド品、貴金属等の買取市場は競合他社の出店も多く、今後、差別化が必要となります。
(C)海外事業
アメリカ合衆国及びフランス共和国において、BOOKOFFを展開するほか、2016年からは日本国内で販売に至らなかった商品の出口戦略として、マレーシア国及びカザフスタン共和国において「Jalan Jalan Japan」を展開しております。
アメリカ合衆国では2021年3月以降、業績は好調に推移しております。現地での本・ソフトメディアの買取・販売が好調であり、かつ日本アニメのフィギュアやグッズ、Mangaなどが人気で、エンターテインメント性の高い店舗としての地位を確立しつつあります。またSNSやイベントの活用により、顧客とのコミュニケーションや認知を向上して、買取向上につなげております。
マレーシア国では、足元の売上高はコロナ以前の水準を上回り、好調に推移しております。
海外事業における各業態は、取扱商材の独自性やインフレ等現地の経済動向により収益性が高いことに加えて店舗拡大により売上規模が増加していることで、グループへの利益貢献度も近年上昇傾向となっております。
このような経営方針の下、当連結会計年度において、日本国内にBOOKOFF SUPER BAZAAR2店舗(PAPA上尾店、ミーナ天神店)、BOOKOFF PLUS1店舗(千葉仁戸名店)、BOOKOFF4店舗(春日部豊春店、鈴鹿ハンター店、イオン本牧店、イオン山形北店)、BOOKOFF総合買取窓口4店舗(春日白山通り店、麻布十番店、渋谷神山町店、白金ザ・スカイ店)、BOOKOFF買取センター1店舗(フレスポ八王子みなみ野店)、あそビバ3店舗(イオンモール和歌山店、イオンモール堺北花田店、イオンモール各務原店)、Japan TCG Center1店舗(イオンモール沖縄ライカム店)の計16店舗を出店しました。また、アメリカ合衆国にBOOKOFF4店舗(ANIMELAB BROOKLYN店、RIVERSIDE店、ANIMELAB LITTLE TOKYO店、GARDENGROVE店)を、マレーシア国にJalan Jalan Japan2店舗(Tampoi店、Kip mall Melaka店)を出店しました。
そして、「ひとつのBOOKOFF」構想を実現するべく、公式アプリ会員の獲得とともに、会員限定のクーポンの配布やセールキャンペーン、アプリ内で購入した商品の店舗受取等サービス施策の充実、ECサイト「BOOKOFF Online」との連携等、チェーン全体での取扱高の増加と各店舗における収益改善のために継続的に投資を行いました。
2023年5月期は、コロナ禍で抑制していた各事業への投資を再度積極化し、今後の更なる利益成長に向けてのターニングポイントとなる1年と位置付けました。国内ブックオフ事業においては、安定収益の土台をより強固なものとするためのアプリ会員基盤最大化と戦略的なIT・マーケティング投資を継続し、さらに「BOOKOFF SUPER BAZAAR」、エンタメ型「BOOKOFF」の出店を再開しました。成長期待分野であるプレミアムサービス事業、海外事業においても、それぞれ拠点数を拡大し、今後の成長に向けた礎を作りました。
国内ブックオフ事業においては、積極的に販売施策を展開した効果等によりトレーディングカード・ホビーの売上高が、前連結会計年度を大幅に上回ったほか、アパレル、ソフトメディア等も前連結会計年度を上回りました。またコロナ禍において抑制していた「BOOKOFF」新規出店を再開しました。
プレミアムサービス事業においては、「hugall」等の売上高が前連結会計年度を上回りました。
海外事業においては、マレーシア国内の「Jalan Jalan Japan」、アメリカ合衆国内の「BOOKOFF」共に好調に推移し、売上高が前連結会計年度を上回りました。
これらの結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高101,843百万円(前連結会計年度比11.3%増)、営業利益2,578百万円(前連結会計年度比45.9%増)、経常利益3,040百万円(前連結会計年度比31.7%増)となりました。また、税効果区分の変更とグループ再編に伴う税負担の軽減が寄与し、親会社株主に帰属する当期純利益2,769百万円(前連結会計年度比91.1%増)となりました。
なお、当社グループの報告セグメントは単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
当連結会計年度の資産、負債及び純資産の状況
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産残高は29,112百万円(前連結会計年度末は28,329百万円)となり、782百万円増加しました。現金及び預金が2,658百万円減少した一方、トレーディングカード・ホビーなど戦略商材の積極展開のため商品が2,199百万円、ネット販売売上の回収サイト変更等により売掛金が675百万円、未収入金や預け金の増加等によりその他流動資産が567百万円増加したことが主な要因です。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産残高は21,101百万円(前連結会計年度末は16,766百万円)となり、4,335百万円増加しました。米国会計基準を採用している在外連結子会社の会計方針の変更、新規出店、既存店リニューアルや譲受等により有形固定資産が2,637百万円、システムへの追加投資等により無形固定資産が836百万円、繰延税金資産等の増加により投資その他の資産が860百万円増加したことが主な要因です。
(負債)
当連結会計年度末における負債残高は31,155百万円(前連結会計年度末は28,614百万円)となり、2,541百万円増加しました。店舗設備やIT投資等の資金需要に対し銀行借入で対応したため借入金が増加したこと、米国会計基準を採用している在外連結子会社の会計方針の変更、新規出店等によりリース債務が増加したことが主な要因です。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産残高は19,057百万円(前連結会計年度末は16,482百万円)となり、2,575百万円増加しました。剰余金の配当を実施した一方、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したことが主な要因です。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ2,658百万円減少し、5,544百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの変動要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は243百万円(前連結会計年度は2,782百万円増加)となりました。これは、税金等調整前当期純利益2,771百万円、減価償却費1,650百万円等により資金が増加した一方、棚卸資産の増加額2,142百万円、法人税等の支払額1,100百万円、売上債権の増加額672百万円等により資金が減少したことが主な要因です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は3,453百万円(前連結会計年度は1,863百万円減少)となりました。これは、新規出店、既存店リニューアル等に伴う有形固定資産の取得による支出2,033百万円、システムへの追加投資等に伴う無形固定資産の取得による支出1,259百万円等により資金が減少したことが主な要因です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、増加した資金は490百万円(前連結会計年度は1,408百万円増加)となりました。これは、借入金の純増額1,119百万円等により資金が増加した一方、配当金の支払額357百万円、リース債務の返済による支出220百万円等により資金が減少したことが主な要因です。
③ 仕入及び販売の実績
(a)仕入実績
当社グループは、主として、一般顧客からの買取により商品仕入を行っております。
当連結会計年度の仕入実績は、次のとおりであります。
(単位:百万円) |
区分 |
当連結会計年度 (自 2022年6月1日 至 2023年5月31日) |
構成比(%) |
前年同期比(%) |
|
国内直営店 |
BOOKOFF |
39,111 |
85.8% |
115.7% |
その他リユース |
3,270 |
7.2% |
134.9% |
|
合計 |
42,381 |
93.0% |
117.0% |
|
海外直営店 |
1,072 |
2.4% |
154.2% |
|
FC |
1,651 |
3.6% |
123.4% |
|
その他 |
460 |
1.0% |
89.5% |
|
総合計 |
45,566 |
100.0% |
117.5% |
(注)1.区分間の取引については相殺消去しております。
2.区分「BOOKOFF」の内容は主にBOOKOFF国内店舗仕入、BOOKOFF Online仕入となっております。
3.区分「その他リユース」の内容は主にhugall、aidect、㈱BOチャンスの仕入となっております。
4.区分「FC」の内容は主にFC加盟店に対する商品、備品消耗品の仕入となっております。
(b)販売実績
当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。
① 売上実績
(単位:百万円) |
区分 |
当連結会計年度 (自 2022年6月1日 至 2023年5月31日) |
構成比(%) |
前年同期比(%) |
|
国内直営店 |
BOOKOFF |
88,724 |
87.1% |
108.8% |
その他リユース |
6,097 |
6.0% |
128.7% |
|
合計 |
94,822 |
93.1% |
109.9% |
|
海外直営店 |
4,172 |
4.1% |
173.1% |
|
FC |
2,313 |
2.3% |
103.5% |
|
その他 |
535 |
0.5% |
88.9% |
|
総合計 |
101,843 |
100.0% |
111.3% |
(注)1.区分間の取引については相殺消去しております。
2.区分「BOOKOFF」の内容は主にBOOKOFF国内店舗売上、BOOKOFF Online売上となっております。
3.区分「その他リユース」の内容は主にhugall、aidect、㈱BOチャンスの売上となっております。
4.区分「FC」の内容は主にFC加盟店に対する商品、備品消耗品の売上、FC加盟店からのロイヤリティ収入、システム手数料収入等となっております。
② 地域別売上状況 (単位:百万円)
名称 |
当連結会計年度 (自 2022年6月1日 至 2023年5月31日) |
内・関係会社運営 |
店舗数 (2023年5月31日現在) |
|
北海道 |
2,433 |
- |
「BOOKOFF SUPER BAZAAR 5号札幌宮の沢店」など11店舗 |
|
東北 |
3,906 |
- |
「BOOKOFF SUPER BAZAAR 仙台泉古内店」など22店舗 |
|
|
茨城県 |
2,219 |
- |
「BOOKOFF SUPER BAZAAR 荒川沖店」など11店舗 |
|
群馬県 |
2,688 |
- |
「BOOKOFF SUPER BAZAAR 17号前橋リリカ店」など8店舗 |
|
埼玉県 |
6,414 |
1,278 |
「BOOKOFF SUPER BAZAAR 大宮ステラタウン店」など34店舗 |
|
千葉県 |
5,992 |
- |
「BOOKOFF SUPER BAZAAR ビビット南船橋店」など22店舗 |
|
東京都 |
16,036 |
103 |
「BOOKOFF SUPER BAZAAR 多摩永山店」など88店舗 |
|
神奈川県 |
19,810 |
- |
「BOOKOFF SUPER BAZAAR 409号川崎港町店」など45店舗 |
|
山梨県 |
1,074 |
- |
「BOOKOFF PLUS 田富昭和通り店」など7店舗 |
関東甲信越 |
54,236 |
1,382 |
|
|
中部・北陸 |
9,178 |
- |
「BOOKOFF SUPER BAZAAR 248号西友岡崎店」など36店舗 |
|
近畿 |
10,740 |
2,848 |
「BOOKOFF SUPER BAZAAR 307号枚方池之宮店」など64店舗 |
|
中国・四国 |
4,043 |
861 |
「BOOKOFF SUPER BAZAAR 広島段原店」など20店舗 |
|
九州・沖縄 |
4,184 |
1,817 |
「BOOKOFF SUPER BAZAAR アクロスプラザ佐世保店」など34店舗 |
|
その他リユース |
6,097 |
1,322 |
|
|
海外 |
4,172 |
4,020 |
「BOOKOFF ニューヨーク西45丁目店」など21店舗 |
|
FC |
2,313 |
- |
|
|
その他 |
535 |
34 |
|
|
合計 |
101,843 |
12,286 |
|
③ 店舗数の状況
名称 |
当連結会計年度 (2023年5月31日現在) |
内・関係会社運営 (店) |
前期比 (店) |
|
FC加盟店店舗数 (店) |
前期比 (店) |
||
北海道 |
11 |
店 |
- |
- |
|
28 |
△1 |
|
東北 |
22 |
|
- |
- |
|
27 |
- |
|
|
茨城県 |
11 |
|
- |
- |
|
4 |
- |
|
栃木県 |
- |
|
- |
- |
|
17 |
1 |
|
群馬県 |
8 |
|
- |
- |
|
1 |
- |
|
埼玉県 |
34 |
|
12 |
1 |
|
9 |
- |
|
千葉県 |
22 |
|
- |
- |
|
21 |
1 |
|
東京都 |
88 |
|
3 |
6 |
|
16 |
△4 |
|
神奈川県 |
45 |
|
- |
- |
|
23 |
- |
|
山梨県 |
7 |
|
- |
- |
|
- |
- |
|
長野県 |
- |
|
- |
- |
|
20 |
- |
|
新潟県 |
- |
|
- |
- |
|
25 |
△1 |
関東甲信越 |
215 |
|
15 |
7 |
|
136 |
△3 |
|
中部・北陸 |
36 |
|
- |
1 |
|
70 |
- |
|
近畿 |
64 |
|
30 |
2 |
|
23 |
- |
|
中国・四国 |
20 |
|
11 |
△1 |
|
42 |
△1 |
|
九州・沖縄 |
34 |
|
20 |
- |
|
46 |
- |
|
海外 |
21 |
|
21 |
5 |
|
5 |
1 |
|
合計 |
423 |
|
97 |
(注1)14 |
|
377 |
(注2)△4 |
(注1)フランチャイズ加盟企業から譲受けしたBOOKOFF3店舗を含んでおります。
(注2)当社グループに譲渡したBOOKOFF3店舗を含んでおります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(ア) 経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績は、売上高101,843百万円(前連結会計年度比11.3%増)、営業利益2,578百万円(前連結会計年度比45.9%増)、経常利益3,040百万円(前連結会計年度比31.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,769百万円(前連結会計年度比91.1%増)となりました。
(売上高)
売上高は、国内ブックオフ事業、プレミアムサービス事業、海外事業いずれも前年より増加したことで、101,843百万円(前連結会計年度比11.3%増)となりました。
(売上原価)
売上原価は、商品仕入高等が前年より増加したことで、43,426百万円(前連結会計年度比16.3%増)となりました。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は、給与及び手当、パート・アルバイト給与、水道光熱費、支払手数料等が前年より増加したことで、55,838百万円(前連結会計年度比6.5%増)となりました。
(営業外損益)
営業外収益は古紙等リサイクル収入、自動販売機等設置料収入等、合計676百万円(前連結会計年度比22.1%減)となりました。営業外費用は支払利息等、合計214百万円(前連結会計年度比34.5%減)となりました。
(特別損益)
特別利益は固定資産売却益により3百万円(前連結会計年度比98.0%減)となりました。特別損失は減損損失、固定資産除却損等、合計271百万円(前連結会計年度比57.4%増)となりました。
当連結会計年度の経営成績と2022年7月11日に公表した2023年5月期連結業績予想(以下、期初予想とします)との増減額と増減率は次の一覧表のとおりであります。
当連結会計年度(自 2022年6月1日 至 2023年5月31日)
(単位:百万円) |
|
期初予想 (A) |
経営成績 (B) |
増減額(B-A) |
増減率 |
売上高 |
95,000 |
101,843 |
6,843 |
7.2% |
営業利益 |
1,950 |
2,578 |
628 |
32.2% |
経常利益 |
2,300 |
3,040 |
740 |
32.2% |
親会社株主に帰属する当期純利益 |
1,450 |
2,769 |
1,319 |
91.0% |
売上高については、国内ブックオフ事業において、トレーディングカード・ホビー、アパレル、ソフトメディア等を中心に、既存店売上高が想定を上回って推移したこと等で、期初予想を上回りました。
営業利益、経常利益については、国内ブックオフ事業、プレミアムサービス事業、海外事業いずれも収益が好調に推移したことに加えて、システム開発費用においてスケジュール見直しがあり、来期に持ち越しとなる費用が発生したこと等で販売費及び一般管理費が期初予想を下回ったことで、期初予想を上回りました。
親会社株主に帰属する当期純利益については、経常利益の増加に加えて、税効果区分の変更とグループ再編に伴う税負担の軽減が寄与したこと等で、期初予想を上回りました。
(イ) 財政状態の分析
財政状態の分析につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概況 ①財政状態及び経営成績等の状況」に記載のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(ア) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概況 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(イ) 資金調達の流動性
当社グループの資金の源泉は、現金及び現金同等物と営業活動によるキャッシュ・フローであります。当社グループの主な運転資金需要は、お客様からの商品買取(仕入)、店舗運営に係る人件費及び地代家賃等販売費及び一般管理費であり、主な設備投資需要は、新規出店及び改装、販売管理に係るシステム改修等であります。運転資金と設備投資資金は、営業活動によるキャッシュ・フローで充当することを基本として、グループ内での資金効率化を進めつつ、金融機関からの借入金により調達をいたしました。
これらの結果、金融機関からの当連結会計年度末借入金残高は17,072百万円(前連結会計年度比1,119百万円増)、社債残高は1,000百万円(前連結会計年度比増減なし)となりました。また現金及び現金同等物の残高は5,544百万円(前連結会計年度末比2,658百万円減)となりました。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
セグメント情報
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前連結会計年度(自 2021年6月1日 至 2022年5月31日)
当社グループは単一セグメントであるため、記載を省略しております。
Ⅱ 当連結会計年度(自 2022年6月1日 至 2023年5月31日)
当社グループは単一セグメントであるため、記載を省略しております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2021年6月1日 至 2022年5月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
当社グループは単一セグメントであるため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2022年6月1日 至 2023年5月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
当社グループは単一セグメントであるため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
(単位:百万円) |
日本 |
米国 |
マレーシア |
合計 |
7,194 |
1,071 |
586 |
8,852 |
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
当社グループは単一セグメントであるため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
当社グループは単一セグメントであるため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
当社グループは単一セグメントであるため、記載を省略しております。