2024年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    191名(単体) 472名(連結)
  • 平均年齢
    37.9歳(単体)
  • 平均勤続年数
    12.3年(単体)
  • 平均年収
    6,000,000円(単体)

従業員の状況

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

2024年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

切削工具事業

174

(17)

 

耐摩工具事業

16

(-)

 

海外事業

178

(3)

 

光製品事業

7

(0)

 

eコマース事業

4

(-)

 

その他事業

52

(1)

 

全社(共通)

41

(7)

 

合計

472

(31)

 

 

(注) 1 従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であります。 

2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員(1日8時間換算)であります。

3 臨時従業員には、アルバイト、パートタイマー及び派遣社員を含み、嘱託契約の従業員を除いております。

4 全社(共通)は、人事、総務、経営企画、経理等の管理部門の従業員であります。

 

(2) 提出会社の状況

2024年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(百万円)

191

(18)

37.9

12.3

6

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

切削工具事業

122

(8)

 

耐摩工具事業

16

(-)

 

海外事業

5

(0)

 

光製品事業

7

(0)

 

eコマース事業

(-)

 

全社(共通)

41

(7)

 

合計

191

(18)

 

 

(注) 1 従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。

2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員(1日8時間換算)であります。

3 臨時従業員には、アルバイト、パートタイマー及び派遣社員を含み、嘱託契約の従業員を除いております。

4 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

5 全社(共通)は、人事、総務、経営企画、経理等の管理部門の従業員であります。

 

(3) 労働組合の状況

当社グループには、連結子会社である株式会社川野辺製作所に労働組合が結成されておりますが、その他、当社を含む当社グループには労働組合は結成されておりません。なお、労使関係は円滑に推移しております。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 ① 提出会社

当事業年度

補足説明

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

5.0

50.0

65.9

66.2

50.3

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

 ② 連結子会社

連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象でないため、記載を省略しております。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

(1) サステナビリティ全般

当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

当社グループは、設立以来ものづくり産業に寄り添い続けることで社会の発展に寄与してまいりました。今後も、当社グループがステークホルダーの皆様とともに、持続的に存続的な成長と繁栄を実現していくためにはサステナビリティへの取り組みを加速させ、ものづくり産業の生産性向上、付加価値の向上に貢献していく必要があると考えております。

 

①ガバナンス

 当社では、2021年12月に社長執行役員を委員長とするサステナビリティ推進会議を設置しており、環境保全をはじめとしたサステナビリティに関する活動方針・活動計画・施策の審議および決定を行っております。これらの取り組みは取締役会に報告し、推進の進捗状況に関する監督を行っております。


②戦略

 当社グループでは、国際的な社会規範などで定められた社会課題やメガトレンドなども参考にしながら、自社目線、社会からの重要度による評価を行い、長期的経営を実践するうえで、当社グループにとって重要な課題である6つのマテリアリティを特定しました。今後、マテリアリティへの取り組みを持続的な活動として推進していくため、それぞれのテーマで取り組み目標(KPI)を定め、中長期経営計画とも連動させながら推進してまいります。なお、各テーマの具体的な取り組み事項の到達指標及び目標・KPIについては、今後検討を行い順次開示してまいります。
 特定したマテリアリティとそれぞれの戦略と指標及び目標は以下のとおりです。

 

マテリアリティ項目

関連する機会とリスク

(○機会 ●リスク)

当社グループでの

具体的な取り組み

(今後取り組んでいく

事項も含む)

指標及び目標

ものづくり産業の

持続可能性に

配慮した資源の

有効活用

(有効利用)

●あらゆるものづくり産業で地球環境に配慮した運営が求められるなか、有限である資源を持続可能な形で利活用することは当然で、むしろこれに対する取り組みが不足していることが当社にとってリスクとなり得る

・超硬リサイクル

・ものづくりの真の生産性向上に資する、耐久性の高い製品の発掘・拡販

・廃棄物削減に関する取り組み

・リユースに関するサービスの推進

未設定

脱炭素社会

実現への貢献

○●カーボンニュートラルの実現に向けたトレンドが強まるなか、CO2を大量に排出する業界は、否が応でも事業の抜本的な変革が求められることになる。この構造変化に対し、いち早く対応することができれば機会となり得るし、現状から変革がままならなければリスクとなり得る

・グリーン市場への進出・開拓

・環境に配慮した商材の探索

・EV事業への投資

・温室効果ガス削減に最適な物流体制(サプライチェーン)の構築

未設定

多様な価値観の

受容

●労働人口減少に伴う人材不足に対する採用コストの上昇、人材の多様性や働き方の多様性に関する対応不足による人材獲得競争力の低下、多様な人材が活躍できる職場環境の整備不足(=多様な価値観を受容する雰囲気が少ない)、会社の組織文化や理念の浸透・共感が不足することで、魅力的な人材が当社に集まらなくなるリスクがある

・多様な働き方を受容する仕組みづくり

・パーパス策定・浸透(対話)

・個々人の価値観を表明できる場づくり

・管理職に占める女性労働者の割合(2027年3月までに10%)

・男性労働者の育児休業取得率(2025年3月末までに100%)

生産性向上に資する

多様な人材の育成、

人材への投資

○優秀な人材を確保することによる事業成長の実現、優秀な人材を育成することによる当社の持続的繁栄

●当社における成長環境についての発信不足、単一的なキャリアパスなど離職率が上昇するなどのリスクがある

・成長を実現する人材育成体系づくり

・多様なキャリアパスの実現

・ウェルビーイングを向上させる施策の推進

・成長環境に関する情報発信・広報

・労働者の有給休暇取得率(2027年3月までに75%)

従業員ワーク・エンゲージメントスコア(70pt)

コーポレートガバナンス・コードの対応充実

○●上場企業である当社にとって、コーポレートガバナンス・コードに記載される内容は、コンプライ・オア・エクスプレインの精神のもとで対応を充実させていくことが期待されている。少なくとも各項目について議論は尽くし、そのうえで当社の経営をより良くするために必要と判断した内容については対応していくことが重要である

・中核人材における多様性の確保

・透明性のある役員報酬制度の設計

・管理職に占める女性労働者の割合(2027年3月までに10%)

コンプライアンスの今一度の強化

●コンプライアンスへの世間からの関心は今後も高まることが想像される。またどんなに仕事ができる人材でも、コンプライアンスへの意識が低い人材は、企業として厚遇することが難しい時代になっており、継続的な教育と啓発が必須である

・定期的なコンプライアンス研修の実施

コンプライアンス研修の定期的な実施(5回/年)

 

 

③リスク管理

 当社では、リスクを識別・評価、リスクへの対応決定、リスク発生可能性を監視するプロセスを定めた「リスク管理方針」を定め、リスクが顕在化した場合でも速やかな対応が取れるように体制・手順を整備しておりますが、サステナビリティに係るリスクの識別、とりわけマテリアリティ項目として考慮されたリスクについては優先的に対応すべきリスクだと認識しており、事務局である管理本部 経営企画室が中心となり、サステナビリティ推進会議の中でより詳細な検討を行い、共有することで総合的に管理を行っております。また、定期的にリスク評価を実施し、リスクの監視状況や社会情勢の変化を経営戦略に取り込んでまいります。

 

④指標及び目標

 サステナビリティ全般に関する指標及び目標の内容については「(1)サステナビリティ全般 ②戦略」をご参照ください。

 

(2) 人的資本・多様性

当社グループにおける、人材に関する取組と社内環境整備に関する方針は、以下のとおりです。

 

①ガバナンス

 人材資本・多様性に関するガバナンスの内容については「(1)サステナビリティ全般 ①ガバナンス」をご参照ください。

 

②戦略

当社グループは『ものづくりに携わるすべての人々に寄り添い、世界に「できる」を生み出す。』を存在意義として掲げており、人とのつながりを大切にし、誠実さをもって悩みや問題に真摯に向き合うことが出来る「人材」こそが、他社との差別化、競争力の源泉であると考えております。ものづくり産業の生産性向上と付加価値の向上を実現するためには、社員一人ひとりが向上心を持って創意工夫し、自発的に行動し、成長し続けることが原動力となります。当社グループでは、個々人の価値観は異なることを前提にしながらも、ものづくりに携わる人々に寄り添う姿勢に共感し、それを拠り所として多くの社員が日々挑戦しながら働く社内環境づくりを進めています。
 また、社員一人ひとりが成長し続けるためには、人材育成として成長機会を提供するだけでなく、当社グループの人材が心身ともに健康な状態で、かつ働きやすく働きがいのある職場だと感じていることが重要だと考え、企業文化の醸成も含めてウェルビーイングの向上に努めてまいります。

さらに、当社グループでは社員一人ひとりの多様性を活かすことで、個人が最も生産性高く働くことを目指し、働く場所・働く時間・勤務形態・キャリアといった多様な働き方・多様な価値観を、それが必要とされる背景や目的の理解を踏まえたうえで受容し、柔軟な働き方を実現する各種制度の整備に取り組んでまいります。

主な取組みについては、(1)サステナビリティ全般 ②戦略」をご参照ください。

 

 

  ③リスク管理

 人的資本・多様性に関するリスクの内容については「(1)サステナビリティ全般 ③リスク管理」をご参照ください。

 

  ④指標及び目標

当社グループでは、上記「② 戦略」において記載した、人材に関する取組と社内環境整備に関する方針に係る指標については、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取組みが行われているものの、連結グループに属する全ての会社では行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。このため、次の指標に関する目標及び実績は、連結グループにおける主要な事業を営む提出会社のものを記載しております。

指標

目標

前事業年度実績

実績(当事業年度)

管理職に占める女性労働者の割合

2027年3月まで10%

5.0%

5.0

労働者の有給休暇取得率(注)1

2027年3月まで75%

65.3%

56.5

男性労働者の育児休業取得率

2025年3月までに100%

25.0%

50.0%

従業員ワーク・エンゲージメントスコア(注)2

EXスコア 70pt

60.6pt

コンプライアンス研修の定期的な実施

5回実施(/年)

2回実施

 

(注)1 (有給休暇取得日数÷有給休暇付与日数×100)の計算式で算出

   2 当指標は組織状態を表す指標で、期待/実感がともに高く、ギャップが小さい場合、スコアが最大化する(株式会社HRBrain EXサーベイを利用)同業他社平均69.3pt

 

(3) 気候変動

当社グループの主要販売商品である超硬工具に使用されるタングステンは地球上に限りある資源となっており、気候変動をはじめとする地球環境との関わりが深いことから、当社グループが今後も継続して経営活動を行うことにおいて、地球環境の保全は最重要課題であると考えております。当社はエコアクション21の認証・取得を行ない環境保全への行動に取り組んでまいります。

 

①ガバナンス 

気候変動に関するガバナンスの内容については「(1)サステナビリティ全般 ①ガバナンス」をご参照ください。

 

②戦略 

気候変動に関する戦略の内容については「(1)サステナビリティ全般 ②戦略」をご参照ください。

 

③リスク管理 

気候変動に関するリスクの内容については「(1)サステナビリティ全般 ③リスク管理」をご参照ください。

 

④指標及び目標

当社では、エコアクション21認証の取り組みを通じて、「RE100」対応再生エネルギーへの切り替えや、自動車燃料の削減を通じた二酸化炭素排出の削減に取り組んでおります。

 具体的な取り組み事項の到達指標及び目標・KPIについては、今後検討を行い順次開示してまいります。

指標

目標

実績(2023年度)

電力による二酸化炭素削減

2024年度までに2021年度比10%削減

12%削減

自動車燃料による二酸化炭素削減

2024年度までに2021年度比5%削減

4%削減