2023年12月期有価証券報告書より

社長・役員

代表取締役社長  宮下 尚史 (60歳) 議決権保有率 0.02%

略歴

1992年6月

当社入社

2011年1月

当社執行役員営業本部FC販売第1部長兼大阪支店長

2011年11月

当社執行役員FC販売第1部長兼FC販売第2部長兼大阪支店長

2012年1月

当社執行役員営業本部副本部長兼FC販売第1部長兼FC販売第2部長

2012年3月

当社取締役営業本部副本部長兼FC販売第1部長兼FC販売第2部長

2013年1月

当社取締役営業本部長兼FC販売第1部長兼FC販売第2部長

2013年9月

当社取締役営業本部長兼FC販売第1部長

2015年1月

当社常務取締役営業本部長兼FC販売部長

2016年1月

当社専務取締役営業・企画本部長

2017年1月

当社代表取締役社長(現)

所有者

(5) 【所有者別状況】

 

2023年12月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

45

29

171

149

17

14,581

14,992

所有株式数
(単元)

34,471

1,207

7,841

11,946

58

62,158

117,681

64,404

所有株式数
の割合(%)

29.3

1.0

6.7

10.2

0.0

52.8

100.0

 

(注) 1 自己株式729,117株は「個人その他」に7,291単元及び「単元未満株式の状況」に17株含めて記載しております。なお、自己株式729,117株は、株主名簿記載上の株式数であり、2023年12月31日現在の実質保有残高は、729,017株であります。

2 「その他の法人」の所有株式数には、証券保管振替機構名義の株式が15単元含まれております。

3 「金融機関」の所有株式数には、株式給付信託(BBT)が保有する株式が、株主名簿上596単元含まれております。

 

役員

 

(2) 【役員の状況】

① 役員一覧

男性6名 女性1名 (役員のうち女性の比率14%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(百株)

代表取締役
社長

宮 下 尚 史

1964年2月8日生

1992年6月

当社入社

2011年1月

当社執行役員営業本部FC販売第1部長兼大阪支店長

2011年11月

当社執行役員FC販売第1部長兼FC販売第2部長兼大阪支店長

2012年1月

当社執行役員営業本部副本部長兼FC販売第1部長兼FC販売第2部長

2012年3月

当社取締役営業本部副本部長兼FC販売第1部長兼FC販売第2部長

2013年1月

当社取締役営業本部長兼FC販売第1部長兼FC販売第2部長

2013年9月

当社取締役営業本部長兼FC販売第1部長

2015年1月

当社常務取締役営業本部長兼FC販売部長

2016年1月

当社専務取締役営業・企画本部長

2017年1月

当社代表取締役社長(現)

注3

26

取締役

浦 野  章

1965年2月23日生

1990年4月

当社入社

2013年1月

当社執行役員生産技術本部滋賀工場副工場長兼製造部長

2014年3月

当社執行役員生産技術本部研究所長

2015年1月

当社執行役員生産技術本部研究所長兼開発部長

2020年3月

当社執行役員事業改革推進ユニット長兼研究所長

2022年3月

当社常務執行役員事業改革推進ユニット長

2023年3月

 

当社常務執行役員電極材事業ユニット長

2023年5月

当社専務執行役員電極材事業ユニット長

2024年3月

当社取締役専務執行役員電極材事業ユニット長(現)

注3

1

取締役

加 藤 丈 夫

1952年11月3日生

1975年4月

株式会社アルバック(旧日本真空技術株式会社)入社

2006年9月

同社取締役

2013年7月

アルバック東北株式会社代表取締役社長

2018年9月

株式会社アルバック顧問

2020年3月

当社取締役(現)

注3

取締役

片 山 有里子

1974年12月14日生

2000年10月

弁護士登録

2005年4月

ニューヨーク州弁護士登録

2009年9月

高橋・片山法律事務所開設

2010年4月

日本弁護士連合会国際室嘱託

2020年9月

日本弁護士連合会国際室長

2022年3月

当社取締役(現)

注3

常勤監査役

木 下 三 平

1958年1月8日生

1981年4月

当社入社

2013年1月

当社執行役員電極販売部長

2017年1月

当社執行役員電極・レスボン販売部長兼大阪支店長

2018年1月

当社執行役員レスボン販売部長

2019年3月

日本カーボンエンジニアリング株式会社取締役

2021年1月

同社取締役副社長

2022年3月

同社代表取締役社長

2024年3月

当社常勤監査役(現)

注4

1

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(百株)

監査役

佐々木 光 雄

1949年3月6日生

1980年9月

公認会計士登録

1984年9月

税理士登録

1984年10月

公認会計士佐々木光雄事務所設立

1991年4月

東光監査法人代表社員

2015年3月

当社監査役(現)

注5

7

監査役

田 中 義 和

1947年12月1日生

1971年4月

当社入社

2006年3月

当社取締役

2009年3月

当社取締役退任

2022年3月

当社監査役(現)

注4

35

 

(注) 1 取締役 加藤 丈夫氏及び取締役 片山 有里子氏は、社外取締役であります。

また、東京証券取引所の定めに基づく独立役員として届け出ております。

2 監査役 佐々木 光雄氏及び監査役 田中 義和氏は、社外監査役であります。

また、東京証券取引所の定めに基づく独立役員として届け出ております。

3 任期は2023年12月期に係る定時株主総会の終結の時から2024年12月期に係る定時株主総会の終結の時までであります。

4 任期は2023年12月期に係る定時株主総会の終結の時から2027年12月期に係る定時株主総会の終結の時までであります。

5 任期は2022年12月期に係る定時株主総会の終結の時から2026年12月期に係る定時株主総会の終結の時までであります。

6 当社は、法令に定める監査役の員数を欠くことになる場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠監査役1名を選任しております。補欠監査役の略歴は次のとおりであります。

 

氏名

生年月日

略歴

任期

所有

株式数

(百株)

河 合 千 尋

1973年6月14日生

1997年4月

公認会計士登録

(注)

2006年7月

税理士登録

2006年7月

河合千尋公認会計士・税理士事務所(現ベイサイ

ド・パートナーズ会計事務所)開業

2016年6月

株式会社ベイサイド・パートナーズ設立

 

2021年6月

代表取締役(現)

株式会社宇徳社外監査役

 

(注) 任期は就任した時から退任した監査役の任期満了の時までであります。なお、河合千尋氏が監査役に就任した場合は、当社は同氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として届け出る予定であります。

 

8 当社は、経営の意思決定機能と業務執行機能を分離し、経営管理体制の一層の強化を図るべく、執行役員制度を導入しております。取締役を兼務している者を除いた執行役員の状況は以下のとおりであります。

 

氏  名

職  名

山野 智

専務執行役員、日本テクノカーボン株式会社代表取締役社長

川副 健志

常務執行役員、ファインカーボン事業ユニット長

 

 

 

② 社外役員の状況

当社の社外取締役は2名、社外監査役は2名であります

社外取締役の加藤丈夫氏は、企業経営その他幅広い分野での豊富な経験と優れた見識を客観的立場から当社経営に活かし、企業価値向上とコーポレートガバナンスの一層の充実を図っていただくため、社外取締役として選任しております。

同じく、社外取締役の片山有里子氏は、過去に会社の経営に関与された経験はありませんが、弁護士としての専門的知識、経験等を客観的な立場から当社経営に活かし、企業価値向上とコーポレートガバナンスの一層の充実を図っていただくため、社外取締役として選任しております。

社外監査役の佐々木光雄氏は、公認会計士及び税理士として豊富な経験と幅広い見識、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。当社との間には記載すべき利害関係はありません。また、社外監査役の佐々木光雄氏は、前記「(2) [役員の状況]の「所有株式数」欄」に記載の数の当社株式を保有している以外に、当社との間には記載すべき利害関係はありません。

同じく、社外監査役の田中義和氏は、当社及び当社関係会社の経営に携わり、経営者としての豊富な経験と幅広い見識を有しており、当社の監査体制の強化に適しているとの判断から社外監査役として選任しております。同氏は当社及びその子会社の取締役の職にあった者にあたりますが、退任から相当の期間が経過し、退任後については、関係は継続していないことから、独立性の基準及び開示加重要件に該当せず、一般株主と利益相反の生じる恐れがないものと判断いたしております。

また、当社は、会社法第427条第1項の規定により、社外取締役及び社外監査役全員と、同法第423条第1項の損害賠償責任について、同法第425条第1項に定める最低責任限度額を限度とする旨の契約を締結しております。

当社は、社外取締役及び社外監査役を選任するための当社からの独立性に関する基準又は方針はないものの、選任にあたっては、一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役及び社外監査役を選任しており、全員を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として届け出ております。

 

③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

社外取締役及び社外監査役は経営陣から独立した立場で、経営の評価あるいは監査を行っております。また、取締役会や監査役会において、コンプライアンスや危機管理を含む内部統制システムの整備・運用状況及び内部監査結果の報告を受け、適宜意見を述べております。社外監査役、内部監査室及び会計監査人は相互に連携をとって実効的な監査を行うとともに、定期的に取締役と意見交換を行っております。

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

主要な事業

の内容

議決権

所有割合

(%)

関係内容

役員の

兼任等

(名)

資金援助

関係

営業上の

取引関係

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

日本テクノカーボン㈱

宮城県黒川郡

大郷町

493

百万円

炭素製品の販売及び製造

50

兼任

5(1)

製品の販売及び購入

日本カーボンエンジニアリング㈱

富山県富山市

48

百万円

炭素製品の販売及び製造、機械器具の販売及び製造

100

兼任

2(-)

運転資金の貸付250百万円

素材の販売

製品の購入

機械設備工事の委託

㈱NTCM

宮城県黒川郡

大郷町

60

百万円

炭素製品の製造

50

(50)

兼任

2(-)

加工の委託

中央炭素股份有限公司

中華民国

台北市

23

百万NTドル

炭素製品の販売及び製造

60

兼任

8(-)

製品の販売

㈱日花園

滋賀県

近江八幡市

16

百万円

その他

100

兼任

4(-)

NGSアドバンストファイバー㈱

富山県富山市

1,150

百万円

炭化けい素製品の販売及び製造

50

兼任

3(1)

運転資金の貸付2,000百万円

Nippon Carbon Europe GmbH

Bonn,Germany

2

万ユーロ

炭素製品の販売

100

兼任

1(-)

製品の販売

NIPPON CARBON OF AMERICA,LLC

Humble,TX,USA

75

万ドル

炭素製品の販売

100

兼任

1(-)

運転資金の貸付30万ドル

製品の販売

Nippon Carbon Shanghai Co.,Ltd.

Shanghai,China

3

百万人民元

炭素製品の販売

100

兼任

4(-)

製品の販売

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

 

Nippon Kornmeyer Carbon Group GmbH

Windhagen,

Germany

5

万ユーロ

炭素製品の販売及び製造

49

兼任

1(-)

製品の販売

加工の委託

 

(注) 1.「議決権の所有割合」の( )内は、間接所有割合で内数であります。

2.「役員の兼任等」の( )内は、当社の役員の人数で内数であります。

3.上記連結子会社のうち、有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

4.日本テクノカーボン㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等     ① 売上高               13,863 百万円

② 経常利益               1,514  〃

③ 当期純利益               955  〃

④ 純資産額               8,370  〃

⑤ 総資産額              17,328  〃

5.上記以外に非連結子会社が1社及び関連会社が1社あります。

6.日本テクノカーボン㈱及びNGSアドバンストファイバー㈱は特定子会社であります。

 

沿革

 

2 【沿革】

提出会社は1915年12月20日、日本カーボン株式会社(以下、「当社」という。)の商号をもって、横浜市神奈川町に資本金10万円で設立し、天然黒鉛電極の製造を開始いたしました。

 

1917年

横浜山手工場建設。

1927年

我が国最初の人造黒鉛電極製造に成功。

1932年

電動機用電刷子の完成。

1933年

電解板製造のため山梨工場を建設。

1934年

製鋼用人造黒鉛電極製造のため富山工場を建設。

1938年

横浜海岸工場建設、電刷子等高級炭素製品用素材の大量生産開始。

1947年

本社を東京に移転。

1949年

化学構造材料用不浸透黒鉛(レスボン)の工業化に成功。

東京証券取引所に上場。

1961年

人造黒鉛電極増産のため富山工場の設備合理化並びに拡充開始。

1962年

炭素繊維(カーボロン)の工業化に成功。

1966年

ロータリーエンジン用アペックスシールの完成。

滋賀工場(人造黒鉛電極製造)第1期工事完成、子会社新日本カーボン株式会社として分離。

1970年

高強度・高弾性炭素繊維(カーボロン-Z)の販売開始。

1983年

炭化けい素連続繊維(ニカロン)の製造技術を確立し、生産開始。

1985年

デミング賞実施賞を受賞。

1987年

高機能摺動材(SCカーボン)加工工場として白河工場稼働開始。

1994年

リチウムイオン電池用負極材の販売開始。

1995年

電子線照射法による超耐熱性炭化けい素連続繊維(ハイニカロン)の工業化に成功。

1999年

子会社新日本カーボン株式会社(資本金9億円)を合併し滋賀工場として稼働。

2000年

横浜テクニカルセンター閉鎖。

2001年

子会社日本カーボンセラム株式会社と子会社山形カーボン精工株式会社の合併により山形カーボン株式会社を設立。

2002年

子会社山梨カーボン株式会社及び子会社日本カーボン商事株式会社を吸収合併。

子会社精工管理株式会社を分割会社とし、子会社日本カーボン精工株式会社を新設会社とする会社分割を実施。

2003年

特殊炭素製品事業を会社分割により、子会社新日本テクノカーボン株式会社に承継する事業統合を実施。

2005年

関連会社日本カーボン・ローレンヌ株式会社を設立。

2008年

子会社日本カーボン精工株式会社を清算。

子会社山形カーボン株式会社を東北テクノカーボン株式会社に社名を変更。

子会社精工管理株式会社を吸収合併。

2010年

関連会社日本カーボン・ローレンヌ株式会社を日本カーボン・メルセン株式会社に社名を変更。

2012年

子会社NGSアドバンストファイバー株式会社を設立。

2015年

2016年

創立100周年。本社を東京都中央区八丁堀より東京都中央区京橋に移転。

KOGO Kornmeyer Graphit社の株式を取得し関連会社化。

関連会社KOGO Kornmeyer Graphit社をNippon Kornmeyer Carbon Group GmbHに社名を変更。

関連会社日本カーボン・メルセン株式会社を清算。

2018年

 

子会社東北テクノカーボン株式会社を存続会社として、子会社京阪炭素工業株式会社及び子会社九州炭素工業株式会社を吸収合併し、株式会社NTCMに商号変更。

子会社Nippon Carbon Europe GmbHを設立。

子会社NIPPON CARBON OF AMERICA,LLCを設立。

本社を東京都中央区京橋より東京都中央区八丁堀に移転。

2019年

山梨工場閉鎖。

子会社Nippon Carbon Shanghai Co.,Ltd.を設立。

2022年

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

2023年

子会社新日本テクノカーボン株式会社を日本テクノカーボン株式会社に商号変更。