2024年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    792名(単体) 2,505名(連結)
  • 平均年齢
    44.7歳(単体)
  • 平均勤続年数
    20.0年(単体)
  • 平均年収
    5,406,000円(単体)

従業員の状況

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

2024年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

日本

742

(154)

中国

813

(7)

東南アジア

892

(748)

全社(共通)

58

(6)

合計

2,505

(915)

 

(注) 1 従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であります。

2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

3 臨時従業員には、季節工、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み派遣社員を除いております。

4 全社(共通)は、総務及び経理等の管理部門の従業員であります。

 

(2) 提出会社の状況

2024年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

792

44.7

20.0

5,406

(154)

 

(注) 1 従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。

2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

3 臨時従業員には、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み派遣社員を除いております。

4 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

5 提出会社の従業員数は、日本セグメント及び全社(共通)に所属しております。

 

(3) 労働組合の状況

当社グループには、労働組合があり、UAゼンセンに加盟しております。

2024年3月31日現在の組合員数は、642名であります。

なお、労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません。

 

 

(4) 管理職に占める女性従業員の割合、男性従業員の育児休業取得率及び従業員の男女の賃金の差異

管理職に占める

女性従業員の

割合(%) 

(注1)

男性従業員の

育児休業の

取得率(%)

(注2)

従業員の男女の賃金の

差異(%)(注3)

全従業員

正規従業員

非正規従業員

3.2

25.0

58.7

61.4

68.9

 

(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3 男性従業員の賃金に対する女性従業員の賃金の割合を示しております。

 

当社の賃金制度は、性別に関係なく同一の職務で同一の賃金として設計されております。しかし、現状におきましては、男女間で差異が生じております。正規従業員における差異の主な理由としましては、転勤を伴うコースの選択者が少ないこと、それに付随する各種手当の有無、主に扶養家族を持つ従業員に付与される家族手当の有無などが挙げられます。非正規従業員の差異の主な理由としましては、男性は定年退職者の再雇用が多くを占めているのに対し、女性は新規採用の契約社員が比較的多いことが挙げられます。

今後は様々な場面で女性従業員の登用を行い、多様性の確保を図ってまいります。

 

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当社は、地球環境、地域社会、社員の視点に立った企業の社会的責任(CSR)活動を通じて、自社の「持続可能な事業運営」と「持続可能な社会に対する貢献」を両立し、誰からも信頼される会社であり続けることを目指すとともに、CSRガイドラインに基づいてCSRに取り組むことで、ESGの観点でステークホルダーの満足度を高め、SDGs目標の達成に貢献してまいります。

 


 

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。

 

 

(1) ガバナンス

当社は、事業環境の変化に迅速に対応し、経営全般にわたって透明性と効率性を追求しつつ、「持続可能な事業運営」と「持続可能な社会に対する貢献」を両立する上で、コーポレート・ガバナンス体制の強化及びコンプライアンス・リスクマネジメント体制の充実が重要な経営課題の1つであると認識しております。

詳細につきましては、「第一部(企業情報) 第4(提出会社の状況) 4(コーポレート・ガバナンスの状況等)」及び当社のHPをご参照ください。

当社HP : https://www.takagi-seiko.co.jp/csr/

 

(2) 戦略

人材の育成、社内環境整備及びカーボンニュートラルに関する方針、戦略は、次のとおりであります。

① 人事基本方針

基本的な考え方

当社は、「誰からも信頼される100年企業」、「皆様から『タカギセイコーという会社があってよかった』と言っていただける会社」を目指しており、このビジョンを実現する過程において、社員1人ひとりがその力を最大限に発揮できるよう「人事基本方針」を定めています。

この基本方針は、会社が求める人物像、なってほしい社員像を示す「求める人材像」と、会社の社員に対する姿勢のあり方を示す「人事ポリシー」の2点から構成されています。

 

求める人材像

1.自ら考え行動する人

2.常に改善意欲のある人

3.何事もチャンスと捉え挑戦する人

4.自らの成長を望む人

5.誰からも信頼される人

 

 

人事ポリシー

1.多様な価値観・人格を認め合う職場環境を形成します

2.全ての社員に自ら成長できる機会を提供します

3.能力や資質と意欲に基づいた適材適所の配置を行います

4.新たな価値の創造に挑戦する人を大切にします

5.公正な評価と適正な処遇を実現します

 

② 女性活躍推進法に基づく行動計画

基本的な考え方

当社では、女性が個性と能力を十分に発揮して職業生活において活躍することが一層重要となっていることに鑑み、女性が働きやすくかつ長期的にキャリアを形成していけるよう「行動計画」を策定し、各種取組みを進めています。現行の「行動計画」の内容は以下のとおりです。

 

女性活躍推進法に基づく行動計画

女性の職業生活における活躍の推進に取り組むため、次のように行動計画を策定する。

 

a.計画期間

2022年4月1日 ~ 2025年3月31日

 

b.目標

イ.管理職(課長級以上)に占める女性比率を5%以上とする。

ロ.管理職候補(係長・主任級)登用者に占める女性比率を33%以上とする。

 

c.取組内容・実施時期

 取組内容 女性管理職を登用する環境の整備と運用を行う。

2022年4月~

女性社員がより働き甲斐を感じられる制度の構築

2023年10月~

女性社員がより働き甲斐を感じられる制度の運用開始

2024年10月~

運用開始後の確認・改善整備

 

 

 取組内容 女性社員の管理職候補者の育成を推進する。

2022年7月~

女性社員に対するマインド変革に向けた女性役職者へのヒアリング実施

2022年9月~

女性社員に対するマインド変革に向けた部署長へのヒアリング実施

2023年1月~

女性社員のキャリア形成・リーダーシップ開発を目的とした若手・中堅女性社員と

上司への研修会開催

2023年3月~

女性社員のキャリア形成・リーダーシップ開発に向けた社員交流研修会を開催

 

 

 

 

③ 次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画

基本的な考え方

当社では、次世代育成支援対策推進法が定める基本理念のもと、次代の社会を担う子どもたちが健やかに育成されるよう、社員の職業生活と家庭生活との両立を図るうえで必要な雇用環境の整備を推進しています。現行の「行動計画」の内容は以下のとおりです。

 

次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画

従業員がその能力を発揮し、仕事と生活の調和を図り、働きやすい職場環境をつくるため、次のように行動計画を策定する。

 

a.計画期間

2024年4月1日 ~ 2027年3月31日

 

b.目標

イ.男性従業員の子育て(育児)目的の休暇制度等の周知及び啓蒙を図り、

 育児休暇取得50%以上の取得を目指す。

ロ.2027年3月31日までに1人あたり年次有給休暇取得日数を平均12日から15日以上とする。

ハ.地域の学生の会社(工場)見学、中学校ものづくり事業への参加及び高校生・大学生の

 インターンシップの受入を継続して行う。

 

④ カーボンニュートラルの実現

基本的な考え方

当社は、「環境にやさしく、地域社会に役立つ企業」を経営理念の一つに掲げ、これまでも二酸化炭素排出量の削減に取り組んでまいりました。当社では、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、二酸化炭素排出量削減に積極的に取り組んでまいります。当社におけるカーボンニュートラル実現に向けた対策は以下のとおりです。

 

(エネルギー転換)~ 使用するエネルギーを電気に転換

化石燃料(重油、LPG)を使用する設備の電化を推進

 

(省エネ)~ 電気使用量を抑制する

生産効率向上および節電対策、省エネ設備への更新を推進

 

(再エネ発電)~ カーボンフリー電力比率を増やす

太陽光発電(PPA)を導入

 

以上の3つの対策を組み合わせて二酸化炭素排出量削減を目指し、またカーボンフリー電力やカーボンクレジットの活用も検討いたします。

 

 

(3) リスク管理

当社は、これらの事業を取り巻く様々なリスクや不確定要因等に対して、その予防や分散、リスクヘッジ等を実施することにより、企業活動への影響の軽減に努めております。リスク管理に係る重要な事項は、内部統制委員会の下部組織である「リスク管理委員会」が中心となり、想定されるリスクに対処するべく「リスク管理規程」に基づき、迅速かつ適切に行動できる体制を構築しております。定期的に委員会が開催され、その内容については内部統制委員会の委員である取締役、オブザーバーである監査役に報告する体制を構築しております。

近年は、気候変動による自然災害等の緊急事態の発生頻度が高くなっておりますが、そのような場合においても、事業を継続し、又は復旧を迅速に行うことを「社会的責任」と位置付けております。

詳細につきましては、当社のHPをご参照ください。

当社HP : https://www.takagi-seiko.co.jp/csr/sustainability/

 

(4) 指標及び目標

人的資本・多様性

「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」に基づく目標及び実績は、「第一部(企業情報) 第1(企業の概況) 5(従業員の状況)」及び「第一部(企業情報) 第2(事業の状況) 2(サステナビリティに関する考え方及び取組)」をご参照ください。