2024年3月期有価証券報告書より

社長・役員

代表取締役社長執行役員 杉岡 伸也 (58歳)

略歴

1990年4月

三菱商事㈱入社

1998年5月

同社化学品グループクロールアルカリ部

2011年10月

独国三菱商事(在ドイツ)Department Manager

2014年4月

中央化学㈱特販担当副本部長兼商品部長

2016年4月

三菱商事㈱化学品グループ合成樹脂部長

2017年4月

 

同社リヤード事業所長(サウジアラビア総代表)

2021年4月

三菱商事プラスチック㈱代表取締役社長

2024年4月

当社入社 執行役員営業本部長

2024年6月

 

当社代表取締役社長執行役員 営業本部長

(現任)

 

所有者

(5) 【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2024年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

4

29

56

22

6

1,788

1,905

所有株式数
(単元)

3,706

1,049

9,023

1,408

6

8,053

23,245

5,830

所有株式数
の割合(%)

15.94

4.51

38.82

6.06

0.03

34.64

100.00

 

(注)1.自己株式152,026株は、「個人その他」に1,520単元、「単元未満株式の状況」に26株を含めて記載しております。

2.「金融機関」の欄には、株式給付信託の信託財産として株式会社日本カストディ銀行が所有する当社株式が1,800単元含まれております。なお、当該株式は、連結財務諸表及び財務諸表において自己株式として表示しております。

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金
(千円)

主要な事業
の内容

議決権の所有
(又は被所有)
割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

エヌシー環境㈱

(注)3

和歌山県和歌山市

200,000

化学品事業

100.0

硫酸等の仕入

事務の代行

設備等の賃貸

資金の貸付、回収

役員の兼任 1名

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 富士アミドケミカル㈱

(注)4

東京都北区

30,000

化学品事業

100.0

資金の借入・返済

清算人の兼任 1名

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱エヌエムソルト

(注)5

和歌山県和歌山市

10,000

各種塩事業

85.5

化学工業薬品及び原塩の販売

原塩の仕入

債務の保証

(連結子会社)

 

 

 

 

 

如皋市四友合成化工有限公司(注)3

中国江蘇省

2,000

千US$

化学品事業

100.0

原材料の仕入

役員の兼任 1名

(連結子会社)

 

 

 

 

 

如皋南海水処理剤有限公司(注)3

中国江蘇省

10,000

千US$

化学品事業

100.0

原材料の仕入

役員の兼任 1名

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

サンワ南海リサイクル㈱

和歌山県和歌山市

80,000

化学品事業

20.0

消火廃液等の仕入

不動産の賃貸

資金の貸付、回収

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

ATNグラファイト・テクノロジー㈱(注)6

和歌山県和歌山市

490,000

化学品事業

15.0

債務の保証

 

(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

3.特定子会社であります。

4.富士アミドケミカル㈱につきましては、2022年10月20日開催の当社取締役会において、会社清算に向けた固定資産の譲渡を決議し、2022年10月28日付けで不動産売買契約を締結いたしました。詳細は「第2 事業の状況 経営上の重要な契約等」に記載のとおりであります。

5.㈱エヌエムソルトについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

         主要な損益情報等(単位:百万円)

      売上高            3,322

       経常利益             200

       当期純利益            130

       純資産額             469

       総資産額            2,034

6.ATNグラファイト・テクノロジー㈱については、議決権の所有割合は100分の20未満ではありますが、実質的な影響力を持っているため、関連会社としております。

 

沿革

 

2 【沿革】

当社は、和歌山県和歌山市において、1906年に前身である南海硫肥株式会社として創業いたしました。各種工業化学製品の製造を営み、一定の事業基盤を確立し、1920年2月には和歌山株取引所に株式を上場するまでに至りました。1939年9月には、シナジー効果の発揮を見込み、株式会社中山製鋼所と合併いたしました。その後、各種工業化学製品への広範かつ激増する需要へより迅速に応えるため、1951年6月に株式会社中山製鋼所より分離し、南海化学工業株式会社として設立され、株式会社中山製鋼所グループの一員として成長してまいりました。

当社と株式会社中山製鋼所とは引き続き資本関係は維持継続されたことから、事業面での相互連携を実施しておりましたが、株式会社中山製鋼所において「選択と集中」の考えのもと、保有する当社株式の売却方針が決定され、2013年2月、当社は、MBO(マネジメント・バイアウト:経営陣による当社株式の買収)により株式会社中山製鋼所から独立し、2023年4月に東京証券取引所スタンダード市場に上場しました。

  南海硫肥株式会社設立以後の企業集団に係る経緯は、次のとおりであります。

年月

概要

1906年10月

各種化学製品の製造を目的として、南海硫肥株式会社(当社の前身)創業

1907年7月

さらし粉製造開始

1911年1月

現在の青岸工場にて硫酸製造開始

1918年5月

土佐工場の前身である土佐曹達株式会社設立

1918年5月

苛性ソーダ製造開始

1918年9月

小雑賀工場(現在の和歌山工場)竣工、生産開始

1920年2月

和歌山株取引所に株式を上場(1939年9月 上場廃止)

1939年9月

株式会社中山製鋼所と合併

1947年7月

各種化学製品の販売を目的として、興南商事株式会社設立(その後興南産業株式会社と改称し、2020年4月 吸収合併)

1951年6月

株式会社中山製鋼所から分離し、南海化学工業株式会社設立

1976年4月

本社を現在の大阪市西区に移転

2000年10月

東日本での各種化学製品の販路拡大を目的として、東京オフィス(現在の東京支店)開設

2000年12月

全社にてISO14001認証取得完了

2002年8月

各種塩事業の強化を目的として、株式会社エヌエムソルト(当社子会社)設立

2003年3月

研究開発事業の強化を目的として、株式会社南海化学アールアンドディー設立

(2019年6月 吸収合併)

2004年3月

京都・滋賀地域の販売強化を目的として、株式会社山藤を子会社化(2018年4月 吸収合併)

2006年3月

有機化学製品の製造強化を目的として、富士アミドケミカル株式会社を子会社化

2009年5月

如皋市四友合成化工有限公司(当社子会社)設立

2010年1月

南海化学株式会社へ商号変更

2010年4月

環境リサイクル事業(青岸工場)を分社化、エヌシー環境株式会社(当社子会社)設立

2010年6月

如皋南海水処理剤有限公司(当社子会社)設立

2011年4月

有機化学製品の販売強化を目的として、富士アミドケミカル株式会社の営業部門を継承

2013年2月

南海グローバルケミ株式会社(SPC)が株式会社中山製鋼所及びその関連会社が所有する当社株式の全株を取得し、株式会社中山製鋼所との資本関係が消滅

2013年9月

南海グローバルケミ株式会社(SPC)を吸収合併

2016年5月

如皋新南海国際貿易有限公司(当社子会社)設立

2018年1月

環境リサイクル事業の多角化を目的として、三和油化工業株式会社と合弁にて、サンワ南海リサイクル株式会社(持分法適用関連会社)を設立

2018年4月

株式会社山藤の吸収合併に伴い、京都市南区に京都支店を開設

2020年6月

化学品事業における取扱品目の拡充を目的として、エア・ウォーター株式会社及び東洋炭素株式会社と合弁にて、ATNグラファイト・テクノロジー株式会社(持分法適用関連会社)を設立

2023年2月

東京支店を現在の台東区に移転

2023年3月

如皋新南海国際貿易有限公司(当社子会社)清算

2023年4月

東京証券取引所スタンダード市場に株式上場