2024年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    388名(単体) 1,305名(連結)
  • 平均年齢
    44.6歳(単体)
  • 平均勤続年数
    16.7年(単体)
  • 平均年収
    6,817,000円(単体)

従業員の状況

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2024年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

トナー事業

446

(32)

半導体・ディスプレイ関連事業

235

(35)

機能性シート事業

326

(174)

セキュリティメディア事業

130

(59)

新規開発事業

47

(11)

その他の事業

45

(18)

全社(共通)

76

(21)

合計

1,305

(350)

 (注)1 従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。

2 臨時従業員は、パートタイマー契約などの従業員であり、派遣社員を除いております。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2024年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

388

(83)

44.6

16.7

6,817

 

セグメントの名称

従業員数(人)

トナー事業

76

(18)

半導体・ディスプレイ関連事業

132

(15)

機能性シート事業

57

(18)

新規開発事業

47

(11)

全社(共通)

76

(21)

合計

388

(83)

 (注)1 従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。

2 臨時従業員は、パートタイマー契約などの従業員であり、派遣社員を除いております。

3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3)労働組合の状況

 当社従業員(出向者含む)で組織する労働組合(日本紙パルプ紙加工産業労働組合連合会に加盟)をはじめ、
当社グループ各社の労働組合(組合員数469人)は、会社と円満な労使関係を持続しております。

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

① 提出会社

当事業年度

補足説明

管理職に占める女性労働者の割合(%)

 (注)1

男性労働者の育児休業取得率(%)

 (注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1

全労働者

正規雇用労働者

パート・有期労働者

4.8

100.0

62.4

67.2

64.4

現時点では管理職などの上位職に占める女性労働者の割合が低いことなどから62.4%の労働者の男女賃金差異がありますが、39歳までの若年層、特に正規雇用労働者の差異は82.8%です。

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。

 

② 連結子会社

 

当事業年度

補足説明

名称

管理職に占める女性労働者の割合

 (%)

(注)1

男性労働者の育児休業取得率

 (%)

(注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1

全労働者

正規雇用労働者

パート・有期労働者

新巴川加工㈱

50.0

63.1

70.4

67.6

同社は製造現場を担う機能子会社であり、特に交替勤務や深夜勤務はこれまで男性労働者が多数従事してきたため、男女の賃金の差異が大きくなっております。

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

2【サステナビリティに関する考え方及び取組】

 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりです。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。

 

(1)サステナビリティ全般に関するガバナンス及びリスク管理

①ガバナンス

  当社グループはサステナビリティに係る対応を経営上の重要課題と認識し、気候変動をはじめとした環境問題への貢献、人権の尊重、取引先・従業員を含むすべてのステークホルダーへの公正・適正な事業活動など、社会や企業のサステナビリティを巡る課題解決を事業機会と捉え、サステナビリティ委員会を中心とするガバナンス体制を構築しサステナビリティ活動を推進するとともに、取締役会による監督を行っております。

(取締役会の監督機能)

  取締役会は、サステナビリティに関するリスク及び機会に係る課題について、毎年1回、サステナビリティ委員会より取組状況や目標の達成状況の報告を受け、モニタリングし、また、新たに設定した対応策や目標を監督します。

(経営者の役割)

  サステナビリティに係る事項は、代表取締役社長(CEO)が管掌しております。また、代表取締役社長(CEO)は、サステナビリティ委員会の委員長としてサステナビリティに係るリスク及び機会について評価し、対応策の立案及び目標の設定を行い、達成状況を管理します。

(サステナビリティ委員会の役割)

  サステナビリティ委員会は原則として四半期ごとに開催され(必要に応じて随時開催)、マテリアリティ(重要課題)の検討やサステナビリティ戦略について審議し、サステナビリティに係るリスク及び機会について評価を行い、案件によってはより機動性を持たせた分科会を設け、対応策の検討・立案及び目標の設定を行うほか、事業活動についてサステナビリティの視点から検証及び経営会議への提言を行います。そして、取組状況や目標の達成状況を、毎年1回取締役会に報告し、監督を受けております。

  サステナビリティ委員会は、委員長は代表取締役社長(CEO)が務め、副委員長は社内取締役3名及び執行役員1名が務めています。このほか、執行役員、事業部長・本部長・室長、その他関連するメンバーから構成され、経営戦略本部が事務局を担っております。

②リスク管理

  サステナビリティに係るリスク及び機会は、当社にて代表取締役社長(CEO)の諮問機関である経営会議において識別・評価・管理し、毎年1回取締役会に報告しております。

  各事業部・本部・室は、自部門が行うサステナビリティに係るリスク及び機会の識別・評価の結果に基づき、サステナビリティ委員会に報告し審議され、当該審議結果を踏まえて対策の要否や優先順位を考慮したうえで経営会議に報告します。経営会議は、識別・評価されたサステナビリティに係るリスク及び機会のうち、重大な影響の恐れがあると判断した事案に係るリスク軽減策と機会創出策について、取締役会に報告・付議し決定します。

  なお、各事業部・本部・室は、経営会議からフィードバックされた取締役会の指示・意見に従い、リスク事案については、リスク管理規程に定められたリスクマネジメントシステムに基づき、リスク低減計画を立案・実行し、その結果を経営会議に報告しております。機会創出事案については、特定したマテリアリティと関連する取り組み課題に照らし、その事業性を評価し事業戦略への落とし込みを検討します。

  当社は、ISO14001の要求事項(環境パフォーマンスの向上、順守義務の充足、環境目標の達成)に沿った全社的な環境マネジメントシステムを構築・運用しており、環境問題に係るリスク管理の中には、当該マネジメントシステムに基づく法令順守等のリスクモニタリングも組み込まれております。

 

(2)重要なサステナビリティ項目に関する戦略並びに指標及び目標

  上記、ガバナンス及びリスク管理を通して識別された当社グループにおける重要なサステナビリティ項目のうち、当社の人的資本(人材の多様性を含む)に関する戦略並びに指標及び目標は以下のとおりです。

  当社は、経営戦略の基本は人財戦略と考えており、「人財」への投資により「人財の価値を最大限に引き出す」ことが企業競争力の向上を導き、ひいては中長期的な企業価値向上に繋がっていくものと認識しております。

  その上で、当社の経営理念(ミッション、ビジョン、バリュー)を実現するための具体的な人財戦略の考え方として、多様な人財(異業種経験のあるマネジメント人財、グローバルに市場を開拓する外国籍マーケティング人財、女性ならではの視点で開発するエンジニア)を確保・活用し、さらには、技術力と高い生産性を兼ね備えた製造のプロフェッショナル人財を育成すること、そして、それらの人財が遺憾なく能力を発揮できる職場環境をつくることが重要と考えております。

  特に当社グループの中核をなす当社において「人財の価値を最大限に引き出す」ことが、グループ全体の企業競争力の向上を導き、当社グループの中長期的な企業価値向上に繋がっていくものと考え、当社における人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、「人財育成の促進」、「多様な人財の活躍」及び「いきいきと働きやすい職場環境づくり」に係る指標を用いて、次のとおり目標設定しております。

  なお、当社では「多様な人財の活躍」や「いきいきと働きやすい職場環境づくり」への取り組みの一環として、2025年3月期より子育て世代社員の時間的・経済的支援を更に拡充し、仕事と育児が両立できる働きやすい職場環境の提供に努めてまいります。

 

 

区分

項目

実績

目標

2023年3月期

2024年3月期

2028年3月期

1 人財育成の

  促進

階層別研修制度受講者人数(延べ人数)

197名

318名

300名以上

自己啓発教育制度受講者(延べ人数)

80名

122名

150名以上

一人当たり教育研修費

20,000円

29,000円

30,000円以上

改善提案件数(当社・新巴川加工㈱計)

(注)1

8,381件

9,730件

15,000件

2 多様な人財の

  活躍

女性管理職比率

4/118名

3.4%

6/124名

4.8%

10%

中途採用者の管理職比率

39/118名

33%

46/124名

37%

35%以上

営業職の外国籍人財比率

7/61名

11%

7/58名

12%

20%

開発部門の女性人財比率

18/94名

19%

22/118名

19%

35%

3 いきいきと

  働きやすい

  職場環境

  づくり

平均残業時間

14.8h/月・名

14.5h/月・名

15h以下

平均年休取得率(年間)(注)2

65%

71%

80%以上

男女別賃金格差Ⅰ(全社員)

59%

62%

65%

男女別賃金格差Ⅱ(正規・20-39歳)

78%

83%

90%

 (注)1 「改善提案件数」は、業務生産性向上や安全性向上の範囲拡大を企図するものです。

2 「平均年休取得率」は、一人当たりの「年間年休支給日数」に対する「年間年休取得日数」です。

 

  また、これら指標及び目標のうち、特に重要視している「男女賃金格差」については、若手層の給与制度改善と女性積極採用を進めることにより、全社員における格差が、将来的には正規20-39歳における格差、勤続5年未満における格差の水準へシフトしていくものと考えております。

 

(参考)