事業内容
セグメント情報
セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
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セグメント別売上構成
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セグメント別利益構成 セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
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セグメント別利益率
最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています
セグメント名 | セグメント別 売上高 (百万円) |
売上構成比率 (%) |
セグメント別 利益 (百万円) |
利益構成比率 (%) |
利益率 (%) |
---|---|---|---|---|---|
(単一セグメント) | 16,221 | 100.0 | 598 | 100.0 | 3.7 |
事業内容
3 【事業の内容】
当グループは、当社、タビオ奈良株式会社(連結子会社)、Tabio France S.A.S.(連結子会社)、他連結子会社2社で構成され、靴下及びパンスト・タイツの企画販売を主な事業の内容としております。
当社の商品の保管及び出庫業務につきましては、タビオ奈良株式会社に委託しております。同社では、当社からの指示に基づき、商品の保管、品出し、梱包及び出荷までの物流業務に係る全ての業務及び商品の研究・検査、品質管理を行っております。
当グループの事業に係わる位置付け及び事業部門との関連は、次の通りであります。
なお、当グループは、靴下に関する事業の単一セグメントであるため、セグメント情報ごとに記載しておらず、事業部門の区分によって記載しております。
「国内専門店事業」
「専門店としてあるべき所に店舗がある」とお客様に認識していただけるような『靴下屋』『Tabio』『TabioMEN』各ブランド店舗のエリア戦略、SNSを起点としたトレンドに迅速に対応できる商品展開、また、お客様1人1人に合わせた付加価値の高いサービスを行っております。
〈主な関係会社〉
タビオ奈良株式会社
「国内EC事業」
自社ECサイトをはじめ、世界に向かって商品をお客様にアピールできるよう、ECサイトにおけるユーザビリティを高め、収益の柱の一つとして取り組みを行っております。
〈主な関係会社〉
タビオ奈良株式会社
「海外・スポーツ卸事業」
海外事業では欧州ヨーロッパのブランド価値の向上、アジア圏の拡大、またスポーツ卸事業においては機能性を追求したスポーツソックスの展開、フットボールソックスを中心に強固なポジショニングの確立に努めております。
〈主な関係会社〉
タビオ奈良株式会社
Tabio France S.A.S.
踏比鴎商貿(上海)有限公司
事業の系統図は、次の通りであります。
業績
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(経営成績等の概要)
(1)経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行により、行動制限や入国規制が解除され、経済活動の正常化が進みました。一方、長期化する地政学リスクや原材料及びエネルギー価格の高騰、為替相場の急激な変動など、今後の先行きは不透明な状況が続いております。
国内の衣料品販売市場では、賃上げによる所得環境の改善や外出機運の高まりによる人流の増加に加え、円安によるインバウンド需要の拡大などにより堅調に推移しました。
このような状況の中で当グループは、『Tabio MEN』の公式アンバサダーに俳優・窪塚洋介氏を、『Tabio』『靴下屋』の公式アンバサダーにアーティスト・木村カエラ氏を起用しました。インスタグラムなどSNSにおける反響も大きく、各ブランドの認知度向上及び新規顧客層の獲得を目指して取り組んでおります。
(国内専門店事業)
国内専門店事業におきましては、多くの企業やブランドとのコラボ商品の展開や出店立地環境に最適なローカライズ商品の開発など、コラボブランドや地域の特色を生かした話題性のある商品提案を推進することで、一人一人のお客様の購買意欲を高める施策を実施いたしました。
また生産年齢人口の減少に伴う人手不足の将来に備え、店舗業務の効率化を目的に自動釣銭機を導入しました。その結果、お客様への接客時間を確保することができ、インバウンド需要の増加にも人員増強することなく対応することができました。海外のお客様に対してもスマホ接客や翻訳機を活用したスムーズな接客を通じて販売提案力の強化に取り組んでおります。
以上の結果、「国内専門店事業」の売上高は127億3百万円(前年同期比4.5%増)となりました。
(国内EC事業)
国内EC事業におきましては、国内EC部門を部署間横断チームとする社内体制の変更を行い、EC・店舗共通の販促企画の立案やWEB・SNSでの発信力強化を行いました。その結果、お客様の反応やニーズをタイムリーに把握することができ、ECサイトのトップページに話題の商品を掲載することでお客様の購入促進につなげております。
またインバウンドでお買い求めいただいたお客様が帰国後も継続して商品の購入ができるよう越境ECにも注力し、「国内専門店事業」⇔「国内EC事業」⇔「海外事業」のシームレスな販売展開をサポートしております。
以上の結果、「国内EC事業」の売上高は18億89百万円(前年同期比1.0%減)となりました。
(海外・スポーツ卸事業)
海外事業におきましては、中国におけるゼロコロナ政策の解除後、新規出店を再開するとともに、香港及び韓国にそれぞれ一号店を出店しました。今後もアジア市場を重要な成長市場と見据え、展開エリアの拡大を図って参ります。また生産面では、前期に設立した中国子会社『踏比鴎商貿(上海)有限公司』が稼働し、現地の需要に対応できる最適な生産体制の構築に尽力しました。
スポーツ卸事業では、コロナ後のマラソン大会需要が回復したことによりランニングソックスが今期の売上成長に貢献しました。また、トップ選手から学生まで幅広い購買層を獲得したフットボールソックスは、安定した売上成長を維持し、業績に貢献しております。
以上の結果、「海外・スポーツ卸事業」の売上高は16億28百万円(前年同期比36.0%増)となりました。
出退店状況におきましては、フランチャイズチェーン店8店舗、直営店5店舗の新規出店と、フランチャイズチェーン店5店舗、直営店10店舗の退店により、当連結会計年度末における店舗数は、フランチャイズチェーン店117店舗(海外代理商による30店舗を含む)、直営店154店舗(海外4店舗を含む)、合計271店舗となりました。
利益面におきましては、固定資産の減損会計の適用を行った結果、減損損失82百万円を計上しております。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は16,220百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益598百万円(前年同期比17.9%増)、経常利益621百万円(前年同期比17.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益469百万円(前年同期比102.0%増)となりました。
(注) セグメント情報について
当グループは、靴下に関する事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
なお、セグメントに代えて、事業部門等に関連付けて記載しております。
(2)財政状態
① 資産
当連結会計年度末における総資産は、土地419百万円、投資有価証券411百万円、商品201百万円の増加がありましたが、現金及び預金1,063百万円の減少があったこと等により、前連結会計年度末と比べて53百万円減少し、7,680百万円となりました。
② 負債
負債については、賞与引当金118百万円の増加がありましたが、退職給付に係る負債252百万円、長期借入金222百万円、電子記録債務145百万円の減少があったこと等により、前連結会計年度末と比べて506百万円減少し、3,208百万円となりました。
③ 純資産
純資産については、利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末と比べて452百万円増加し、4,471百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,063百万円減少し、当連結会計年度末には、1,538百万円(前年同期比40.9%減)となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少270百万円、棚卸資産の増加200百万円があったものの、税金等調整前当期純利益529百万円、減価償却費246百万円の計上があったこと等により、356百万円(前年同期比253百万円の減少)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の取得による支出416百万円、有形固定資産の取得による支出357百万円があったこと等により、△865百万円(前年同期比598百万円の減少)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出219百万円、配当金の支払額203百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出132百万円があったこと等により、△560百万円(前年同期比18百万円の増加)となりました。
(4)仕入及び販売の実績
当グループは靴下に関する事業の単一セグメントであるため、事業部門別に記載しております。
① 仕入実績
当連結会計年度における仕入実績は、次の通りであります。
② 販売実績
当連結会計年度における販売実績を事業部門別に示すと、次の通りであります。
(注) 主な相手先別の販売実績で当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の得意先はありません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1)重要な会計方針及び見積り
当グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり、採用している重要な会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりです。
また、連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績やその時点で合理的と考えられる情報に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、見積りには不確実性が伴い、実際の結果は異なる場合があります。
(2)経営成績の分析
① 売上高及び売上総利益
当連結会計年度の売上高は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行により、行動制限や入国規制が解除され、経済活動の正常化が進み、前年同期に比べ956百万円増加し、16,220百万円となりました。売上総利益は売上高の回復に連動し、前年同期に比べ540百万円増加し、9,172百万円となりました。以上の結果、売上総利益率は、56.6%から56.5%に減少となりました。
② 販売費及び一般管理費、営業利益、経常利益
販売費及び一般管理費は、前年同期に比べ449百万円増加し、8,574百万円となりました。以上の結果、営業利益は、前年同期に比べ90百万円増加し、598百万円となり、売上高営業利益率は3.3%から3.7%に増加となりました。
経常利益は、前年同期に比べ91百万円増加し、621百万円となり、売上高経常利益率は3.5%から3.8%に増加となりました。
③ 特別損益
当連結会計年度において、特別損失は91百万円(前年同期に比べ155百万円の減少)を計上いたしました。その要因と致しましては、退店店舗・不採算店の内装・什器に係る減損損失等であります。
④ 親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期に比べ236百万円増加し、469百万円となりました。1株当たり当期純利益は、前年同期に比べ34円89銭増加し、69円6銭となり、自己資本利益率は、5.8%から11.1%に増加となりました。
(3)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当グループの主な資金需要は、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用及び店舗改装、陳列器具等の設備投資によるものであり、営業活動によるキャッシュ・フローを財源とすることを基本とし、必要に応じて銀行借入により資金調達を行うこととしております。
セグメント情報
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当グループは、靴下に関する事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2022年3月1日 至 2023年2月28日)
1 製品及びサービスごとの情報
当グループは、靴下に関する事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えているため、記載を省略しております。
(2) 有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。
3 主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)
1 製品及びサービスごとの情報
当グループは、靴下に関する事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えているため、記載を省略しております。
(2) 有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。
3 主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
当グループは、靴下に関する事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
当グループは、靴下に関する事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。