人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数22名(単体) 759名(連結)
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平均年齢44.3歳(単体)
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平均勤続年数15.5年(単体)
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平均年収4,545,777円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
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2023年10月31日現在 |
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セグメントの名称 |
従業員数(人) |
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住宅事業 |
529 |
(131) |
リフォーム事業 |
112 |
(93) |
不動産事業 |
90 |
(68) |
賃貸事業 |
- |
(-) |
全社(共通) |
28 |
(6) |
合計 |
759 |
(298) |
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
3.当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更したため、前連結会計年度末のセグメント別数値は、変更後のセグメント区分に組み替えた数値で記載しております。
(2)提出会社の状況
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2023年10月31日現在 |
従業員数(人) |
平均年齢(才) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
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22 |
(5) |
44.3 |
15.5 |
4,545,777 |
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.従業員数は全て全社(共通)であり、管理部門に所属しているものであります。
(3)労働組合の状況
労働組合は結成されておりませんが、労使関係は極めて円満に推移しております。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
①連結会社
当連結会計年度 |
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名称 |
管理職に占める女性 労働者の割合(%)(注)2 |
労働者の男女の賃金の差異(%)(注)2、5 |
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全労働者 |
うち正規雇用労働者 |
うちパート・ 有期労働者(注)3 |
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連結 |
7.6 |
48.1 |
68.3 |
35.2 |
(注)1.「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第2条第5号に規定されている連結会社を対象としております。
2.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
3.パート・有期労働者はフルタイム換算をせず実際に支給した賃金に基づき算出しております。
4.男性労働者の育児休業取得率は「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため記載を省略しております。
5.労働者の男女の賃金の差異に関する補足説明は、以下の通りであります。なお、各社とも正規雇用、パートタイマー・有期雇用いずれにおいても、賃金規程等の制度上、男女による職位及び昇進・昇給等の差はありません。
(1)職掌による差異:当社グループには、転居を伴う転勤のある「総合職」と、転居を伴う転勤がなく職種の変更もない「一般職」があり、「総合職」は「一般職」よりも給与を高く設定しております。女性は男性よりも、「一般職」を選択している比率が高く、賃金差に影響しております。
(2)雇用形態による差異:女性は男性よりも、パートタイマーなどを選択している比率が高く、男性は正社員の比率が高いため賃金差に影響しております。
(3)職種による差異:正規社員の総人員に占める比率が約40%と高い営業職は、総賃金に占める業績手当等の基準外賃金の割合が特に大きく、また、営業職に占める女性の人員割合が16%と低いことから賃金差に影響しております。
(4)「パート・有期雇用者」のうち、女性の多くがパートタイマーである一方、男性のパートタイマーはごく一部で定年後再雇用を行った者が多く、定年後の再雇用者は一般社員と勤務形態は同一のためパートタイマーに比べ平均賃金は高くなり、賃金差に影響しております。
②提出会社および連結子会社
当事業年度 |
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名称 |
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1 |
労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1、5 |
||
全労働者 |
うち正規雇用労働者 |
うちパート・有期 労働者(注)2 |
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当社 |
14.3 |
79.9 |
74.5 |
26.1 |
㈱土屋ホームトピア |
13.9 |
47.9 |
63.9 |
36.0 |
㈱土屋ホーム不動産(注)4 |
4.5 |
29.0 |
53.3 |
34.4 |
㈱土屋ホーム |
5.5 |
54.5 |
69.7 |
33.4 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.パート・有期労働者はフルタイム換算をせず実際に支給した賃金に基づき算出しております。
3.男性労働者の育児休業取得率は「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため記載を省略しております。
4.当該指標は当社および連結子会社単体での記載をしておりますが、㈱土屋ホーム不動産のみ子会社である㈱土屋ホーム不動産販売を含めて記載しております。
5.労働者の男女の賃金の差異に関する補足説明は、①連結会社で記載のため省略しております。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループは、中期経営計画(2022年~2024年)基本計画を以下のとおり定めております。
ミッション
「住まいづくりを通して、お客様、地域、社員を豊かにする(Enrich People by Housing)」
当社グループの独自価値は「信頼性と安定性」、そして提供する価値は「最高級・北海道品質」の商品と、「誠実で誇り高い」社員の対応力であります。
ESG課題
環境 |
国内トップクラスの 省エネ住宅の提供 |
高断熱・高気密・高耐久住宅の提供 |
環境配慮型リフォーム |
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環境負荷の低減 |
温室効果ガス排出量の削減 |
|
建築副産物の削減 |
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社会 |
労働環境整備と人財育成 |
多様なライフ環境に適応できる就業制度の確立 キャリアプランに即した教育システムの構築 |
ダイバーシティと人権尊重 |
女性の活躍推進(管理職の登用、職域の拡大等) 多様な人財の活躍支援(障がい者、外国人等) |
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ガバナンス |
経営の透明性の向上 |
コーポレートガバナンスの体制改革と実効性強化 |
コンプライアンス・リスク管理の徹底 |
法令順守、使命感経営を全てに優先する企業風土 |
3つの価値の向上
企業価値 |
新ビジネスモデルの確立による持続的成長の実現 |
組織価値 |
危機に強い経営体制の構築による経営の安定化と社員の豊かさの両立 |
従業員価値 |
グループキャリアプランによる中堅若手社員の意欲向上とベテラン社員への生涯活躍の場の提供 新人事評価制度による評価の見える化と成長個人目標の共有 DX推進による業務の効率化と付加価値業務の拡充 |
(1)ガバナンス及びリスク管理
上記、ミッション、ESG課題及び3つの価値の向上のリスク及び機会を監視し管理するために5つのグループ横断会議を設置しております。
会議体 |
ミッション |
グループ エリア会議 |
同一地域におけるグループ会社拠点長により、グループ間シナジーの最大化を図る |
グループ 総務会議 |
人事労務・総務分野における共通課題の取組を継続することで、グループ間シナジーの最大化を図る |
グループ 技術会議 |
技術部門のグループ間シナジー強化による情報共有と統一可能内容の検討を図る |
グループ 管理経理会議 |
グループ管理・経理全体の最適化、グループ資金管理システムの構築及びグループ資産の最大活用を図る |
グループ DX会議 |
グループのビジネスやサービスの新たな開拓と価値向上にデジタル技術を活用し貢献する |
また、リスク及び機会を識別し、評価し、管理するために上記のグループ横断会議に加えリスク対策委員会を設置しております。
(2)重要なサステナビリティ項目
上記、ガバナンス及びリスク管理を通して識別された当社グループにおける重要なサステナビリティ項目は以下のとおりであります。
・人的資本・多様性
・気候変動
それぞれの項目に係る当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
①人的資本・多様性
「戦略」
当社グループにおいて、人財開発と後継者育成は企業の生命線であり、「企業は人なり」のとおり、会社が人を育成・開発するのは当然のことと考えております。人間には寿命があり優秀な幹部でも社長でも定年があり老齢化してまいります。その時に後継者が育っていなければ会社は存続できません。会社には永遠の生命があり、人財育成と後継者育成をたゆまず進めることで次代に引き継いで行ける体制が整います。このことから当社グループでは、以下のような世代別・役職別・職種別の研修など細部にわたり、義務教育として育成等を行っておりますが、あくまでも基本となるのは個人のやる気「自己啓発」であります。自立した人間としてあるべき姿や充実した人生をどのようにして送るか、自分の人生にとって悔いのない仕事をどのようにしていくか、といった視点からの学びを継続しております。
当社グループの特徴の一つに「3KM生涯幸福設計」があります。これは創業者土屋公三がアメリカの心理学者A・マズローの「欲求階層理論」を発展させ開発したものであります。「3KM(スリーケーエム)」は、個人・家庭・会社、MARK・MANEGEMENT・MOTIVATIONの頭文字から名付けたものであり、短期的・中期的・長期的目標を設定して、個人の人生、家庭の幸せ、会社の繁栄を、それぞれ別々なものではなく、一体化して具現化につなげていく教育プログラムであります。個人・家庭の競争の世界ではない人生目標から順に入り、会社の目標であるところのお客様に尽くすための同業者等のライバルとの競争に入って行き自己実現を目指します。
これらの社内環境及び人財の育成方針を通して、お客様・社会・会社に対して、物質的・精神的・健康的な「豊かさの人生を創造する」という当社グループの「使命感」を果たすことが、資本として永続的に活躍する「人」、多様性を踏まえた社会を創る「人」として重要であると考えており、今後も人財育成に努めてまいります。
当社グループの教育・スキルアップ体系の詳細
区 分 |
名 称 |
対 象 者 |
目的と概要 |
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階 層 別 研 修 |
幹 部 研 修 |
役員基本研修 |
取締役・執行役員 |
変化に即応する経営戦略の策定と、強力なリーダーシップの習得。 |
経営方針策定会議 |
取締役・執行役員 |
次年度経営戦略及び経営方針策定をテーマに討議・検討し経営者としての資質の向上を図る。 |
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新任支店長研修 |
任命後1年未満支店長 |
役員候補生としての業務内容や心構え、資質及びマネジメントの基礎理論の習得。 |
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支店長研修 |
支店長・所長 |
所属長としての資質及びマネジメント能力の向上。 |
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中 堅 社 員 研 修 |
幹部教室 |
主任職以上より社長選抜 |
幹部候補生としての経営全般にわたる基礎的知識の習得及び幹部としての人間的資質の研鑽。 |
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新任リーダー研修 |
任命後1年未満リーダー |
新任リーダーとしての心構えと実践方法の習得。創業者精神継承・メンバー育成・目標設定・行動管理の基礎を習得。 |
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階 層 別 研 修 |
新 入 社 員 研 修 |
新卒社員入社前 ガイダンス |
新卒採用内定者 |
使命感経営等会社概要説明と全社員セールス体制の理解。同期意識向上及び意思の疎通。 |
新卒社員集合研修 |
新卒社員 |
社会人としての自覚の高揚と土屋グループの一員としてお客様•社会•会社に対しての責任感と創業者精神、全社員セールス体制を認識。 |
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新卒2年目社員 フォロー研修 |
入社2年目新卒社員 |
2年目社員としての心構えとマナー・営業スキル、技術商品特性等を教育。 |
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3年目社員 フォロー研修 |
入社3年目社員 (新卒・中途) |
リーダー社員を目指す実践力と基本動作、業績推進力の強化。 |
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正社員任用試験 |
試用期間経過社員 |
正社員としての素養、業績、標準行動量を役員面談・筆記試験を基に総合的に判断。 |
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職 種 別 研 修 |
営業系総合研修 |
営業社員 |
使命感経営実践のために営業的スキル、精神力向上を図る。 |
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技術系総合研修 |
技術系社員 |
各種法改正が進む中、情報を早く周知徹底し、施工の平準化、技術者レベルのさらなる向上を図る。 |
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管理社員研修 |
管理社員 |
各種法改正や業務における疑問点等を共有し、スキルアップを目指す。 |
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内勤営業研修 |
内勤社員 |
全社員セールス体制の確立と使命感経営実践のために営業実践スキル、精神力向上を図る。 |
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不動産実務研修 |
宅建有資格者 |
宅建有資格者を対象に業法の確認と実務に関する知識を習得し、共通の認識のもと業務に従事する体制を構築。 |
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モデルハウス スタッフ研修 |
モデルハウススタッフ |
モデルハウス来場者に対する万全な商品説明と営業活動を補佐する行動力の習得及び対応マナー、話法の習得。 |
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全 社 員 研 修 |
全社員 セールス体制研修 |
全社員 |
全社員セールス体制の確立と使命感経営実践のために営業的スキル、手法の向上。 |
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大いなる生き方 3KM研修 |
全社員 |
企業使命感達成の一環として、社員一人ひとりが個人・家庭・会社の3分野にわたり生涯幸福設計を行う。 |
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社内木鶏会 |
全社員 |
月刊『致知』を使った支店内勉強会を実施し、人間力の向上を図る。 |
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ホーム アドバイザー研修 |
全社員 |
商品知識・技術特性・資金管理等会社全般の業務内容を習得。 |
「指標及び目標」
当社グループでは、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、指標に関する目標及び実績(連結)は、次のとおりであります。
指標 |
連結目標 |
連結実績(当連結会計年度) |
管理職に占める女性労働者の割合 |
2030年10月期までに30%以上 |
8% |
営業職に占める女性労働者の割合 |
2030年10月期までに30%以上 |
16% |
労働者の男女の賃金の差異(注) |
2030年10月期までに66%以上 |
48% |
中途採用者の管理職比率 |
2030年10月期も同水準の維持 |
60% |
(注)第1 企業の概況 5 従業員の状況 (4)管理職に占める女性労働者の割合および労働者の男女の賃金差異に記載の通り、正規雇用、パートタイマー・有期雇用いずれにおいても、賃金規程等の制度上、男女による職位及び昇進・昇給等の差はありませんが、当社グループにおいて現状では「総合職」・「一般職」の職掌によるもの、「正社員」・「非正社員」の雇用形態によるもの、「営業職」・「営業職以外」の職種によるものなどにより労働者の男女の賃金の差異があります。これを当面の目標である「管理職に占める女性労働者割合30%以上」及び「営業職に占める女性労働者割合30%以上」を達成することで、労働者の男女の賃金の差異の連結目標達成を目指してまいります。
②気候変動
「戦略」
当社グループは「豊かさの人生を創造する」ことを不変の理念とし、お客様が永く安心して過ごすことのできる、高性能・高品質な住宅づくりを行うことが社会課題の解決に資するという考えのもと、省エネ住宅の普及・促進することを目標としてまいりました。地球温暖化を始めとする環境問題への認識が高まるなか、建築物省エネ法改正により、断熱等性能等級の厳格化、2025年度以降に建築する建築物について省エネ基準への適合義務化など、政府による省エネ住宅の普及が推進されており、脱炭素社会実現に貢献することで、カーボンニュートラルのリーディングカンパニーを目指しております。
また、住宅建築の主な使用材料である木材の輸入には多くの温室効果ガスが排出されるため、環境に配慮した木材の調達を通じ、住宅建築の過程で排出される温室効果ガスの削減に取組むとともに、非住宅分野の木造化を推進し、CO2の固定化を図ることで企業活動における環境負荷の低減を積極的に行ってまいります。
環境問題への対応をビジネス機会として捉え、省エネ化・木造化による環境への貢献は当社ならではの取組みとして、差別化を図れる分野と考えており、重要課題として、「国内トップクラスの省エネ住宅の提供」及び「環境負荷の低減」の2つを抽出し、以下の取組みを進めてまいります。
「国内トップクラスの省エネ住宅の提供」
建築物省エネ法において、全国の気象条件に応じた断熱性能基準が設けられており、最も厳しい基準が定められている北海道で、国が定める省エネ住宅の基準よりも、暖房に用いる一次エネルギー使用量を51%削減することを可能にした住宅の提供。
「環境負荷の低減」
輸入木材の輸送に係るCO2の排出量は国産材の輸送に係るCO2排出量の10倍以上となっていることから、CO2排出量削減に向け、新築住宅の建築に使用する木材を輸入材から国産材100%へ切替えの取組み。
(2022年10月期実績20% 2023年10月期実績57%)
「指標及び目標」
当社グループは、環境課題と事業を一体的に推進することとし、抽出した2つの重要課題について、それぞれの目標・KPIを以下に定めております。
重要課題 |
目標・KPI |
目標・KPI達成による効果 |
国内トップクラスの 省エネ住宅の提供 |
ZEH割合(2025年度) 道内:95% 道外:70% |
国が定める省エネ住宅の基準よりも、暖房に用いる一次エネルギー使用量57%の削減効果 |
環境負荷の低減 |
国産材使用率 2024年10月期:75% 2027年10月期:100% |
輸入木材の輸送に係るCO2の排出量 2024年10月期で69%、2027年10月期で92%の削減効果 |
今後、設置予定のサステナビリティ委員会において、全社横断的な統括を行い、測定したCO2排出量(スコープ1,2)の分析・調査を行い、具体的な施策や目標設定をし、サステナビリティの促進に努めてまいります。