2024年3月期有価証券報告書より

社長・役員

代表取締役社長  小河 義美 (64歳) 議決権保有率 0.06%

略歴

1983年4月

当社入社

2002年4月

当社業務革新室長

2006年6月

当社執行役員

当社特機・MSDカンパニー副カンパニー長

2009年6月

当社生産技術室長

2011年6月

当社取締役(現)

2013年6月

当社常務執行役員

2017年6月

当社専務執行役員

2019年6月

当社代表取締役社長(現)

当社社長執行役員(現)

所有者

 

(5) 【所有者別状況】

 

2024年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人

その他

個人以外

個人

株主数

(人)

60

39

281

288

49

24,651

25,368

所有株式数

(単元)

1,113,911

101,968

216,458

911,445

5,012

519,042

2,867,836

159,082

所有株式数の割合(%)

38.84

3.56

7.55

31.78

0.17

18.10

100.00

 

(注) 1 自己株式11,126,529株は、「個人その他」に111,265単元および「単元未満株式の状況」に29株を含めて記載しております。

2 「その他の法人」の中には、証券保管振替機構名義の株式が30単元含まれております。

 

役員

(2) 【役員の状況】

① 役員一覧

男性13名 女性3名(役員のうち女性の比率18.8%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(千株)

代表取締役
社長
社長執行役員
役員人事・報酬委員会委員、愛せる未来研究所担当、ポリプラスチックス㈱会長

小 河 義 美

1960年1月8日生

1983年4月

当社入社

2002年4月

当社業務革新室長

2006年6月

当社執行役員

当社特機・MSDカンパニー副カンパニー長

2009年6月

当社生産技術室長

2011年6月

当社取締役(現)

2013年6月

当社常務執行役員

2017年6月

当社専務執行役員

2019年6月

当社代表取締役社長(現)

当社社長執行役員(現)

2024年6月
から
1年

158

代表取締役
専務執行役員
役員人事・報酬委員会委員、
事業支援本部長、企業倫理室担当、サステナブル経営推進室担当、デジタル戦略推進センター担当

杉 本 幸太郎

1960年10月10日生

1984年4月

当社入社

2011年6月

当社原料センター長

2014年6月

当社執行役員

ダイセル物流㈱代表取締役社長

2017年6月

当社常務執行役員

2019年6月

当社代表取締役(現)

2020年6月

当社専務執行役員(現)

2024年6月
から
1年

78

取締役
専務執行役員
経営戦略本部長、SCM本部長、セイフティSBU担当、ヘルスケアSBU担当、マテリアルSBU担当、スマートSBU担当、ライフサイエンスSBU担当

榊   康 裕

1962年3月17日生

1984年4月

当社入社

2012年6月

当社有機合成カンパニー長

2014年6月

当社執行役員

2017年6月

当社常務執行役員

2019年6月

当社専務執行役員(現)

2020年6月

当社取締役(現)

2024年
6月
から
1年

77

取締役
専務執行役員
 アセスメント本部長、研究開発本部長、安全と品質を確かなものにする本部担当、知的財産センター担当

塩 飽 俊 雄

1963年2月20日生

1987年4月

ポリプラスチックス㈱入社

2011年3月

同社執行役員

2014年6月

同社取締役

2015年6月

同社常務執行役員

2016年6月

同社代表取締役

2017年6月

同社代表取締役社長

2021年4月

当社専務執行役員(現)、パフォーマンスマテリアルズ本部長

2024年6月

当社取締役(現)

2024年
6月
から
1年

40

取締役
専務執行役員
 生産本部長、エンジニアリングセンター担当、モノづくり革新センター担当

川 口 尚 孝

1961年12月25日生

1986年4月

当社入社

2006年6月

当社生産技術室生産革新センター所長

2015年6月

当社執行役員

2020年6月

当社常務執行役員

2023年4月

当社専務執行役員(現)

2024年6月

当社取締役(現)

2024年
6月
から
1年

52

取締役
役員人事・報酬委員会委員

北 山 禎 介

1946年10月26日生

2005年6月

㈱三井住友フィナンシャルグループ取締役社長(代表取締役)

㈱三井住友銀行取締役会長(代表取締役)

2017年4月

㈱三井住友銀行取締役

2017年6月

同行特別顧問

2018年6月

当社取締役(現)

2018年10月

㈱三井住友銀行名誉顧問(現)

2024年
6月
から
1年

取締役
役員人事・報酬委員会委員長

浅 野 敏 雄

1952年12月4日生

2010年4月

旭化成ファーマ㈱代表取締役社長兼社長執行役員

2014年4月

旭化成㈱社長執行役員

2014年6月

同社代表取締役社長兼社長執行役員

2016年4月

同社取締役兼常任相談役

2016年6月

同社常任相談役

2017年6月

㈱メディパルホールディングス取締役(現)

2019年6月

当社取締役(現)

東京センチュリー㈱取締役(現)

2022年6月

旭化成㈱相談役(現)

2024年6月
から
1年

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(千株)

取締役
役員人事・報酬委員会委員

古 市   健

1954年8月21日生

2010年3月

日本生命保険(相)代表取締役専務執行役員

2012年3月

同社代表取締役副社長執行役員

2016年6月

京王電鉄㈱取締役(現)

2016年7月

日本生命保険(相)代表取締役副会長

2020年6月

当社取締役(現)

2022年7月

日本生命保険(相)顧問(現)

2023年6月

大阪市高速電気軌道㈱取締役(現)

2024年
6月
から
1年

取締役
 役員人事・報酬委員会委員

小 松 百合弥

1962年10月18日生

1988年4月

クレディスイス信託銀行㈱アシスタントポートフォリオマネージャー

1990年4月

スパークス投資顧問㈱(現スパークス・グループ㈱)シニアアナリスト

1996年5月

The Dreyfus Corporationシニアリサーチアナリスト

1999年12月

Fiduciary Trust Company Internationalヴァイスプレジデント

2000年9月

インテラセット㈱パートナー

2004年11月

Worldeye Capital Inc.パートナー

2006年6月

Olympus Capital Holdings Asiaヴァイスプレジデント

2010年7月

大和クオンタム・キャピタル㈱マネージングディレクター

2014年10月

㈱KADOKAWA・DWANGO(現㈱KADOKAWA)取締役

㈱ドワンゴ取締役

2020年7月

NTN㈱取締役(現)

2021年6月

㈱ドリームインキュベータ取締役(監査等委員)(現)

2022年6月

当社取締役(現)

2023年1月

IAパートナーズ㈱取締役

2024年
6月
から
1年

取締役
役員人事・報酬委員会委員

岡 島 眞 理

1961年8月6日生

2012年4月

日本航空㈱客室安全推進部長

2013年4月

同社羽田客室乗員部長

2014年11月

同社客室本部副本部長兼羽田第一客室乗員部長

2015年6月

同社客室本部副本部長兼乗員サポート部長

2021年9月

桜美林大学教授(現)

2023年6月

当社取締役(現)

2024年
6月
から
 1年

取締役
役員人事・報酬委員会委員

西 山 圭 太

1963年1月11日生

1985年4月

通商産業省(現経済産業省)入省

2011年6月

内閣官房 東京電力経営・財務調査タスクフォース事務局長

2012年6月

㈱産業革新機構(現㈱INCJ)専務執行役員

2012年7月

経済産業省 大臣官房審議官(経済社会政策担当)

2013年6月

同省 大臣官房審議官(経済産業政策局担当)

2014年7月

原子力損害賠償支援機構連絡調整室次長

東京電力㈱執行役(会長補佐兼経営企画本部担当(共同))

2015年6月

同社取締役・執行役(会長補佐兼経営企画本部担当(共同))

2018年7月

経済産業省 商務情報政策局長

2020年7月

同省 退官

2020年11月

㈱西山研究所代表取締役(現)

2023年6月

当社取締役(現)

パナソニックホールディングス㈱取締役(現)

2024年
6月
から
1年

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(千株)

常勤監査役

八 木 幹 夫

1961年2月2日生

1983年4月

当社入社

2005年2月

ダイセルポリマー㈱事業支援部長

2012年6月

同社代表取締役社長

2015年6月

当社執行役員

2016年6月

当社特機・MSDカンパニー副カンパニー長兼同カンパニー特機事業部長

2020年6月

当社セイフティSBU特機担当

2021年4月

当社参与

当社セイフティSBU特機事業部長

2023年4月

当社セイフティSBU特機事業部長補佐

2023年6月

当社常勤監査役(現)

2023年
6月
から
 4年

23

常勤監査役

山 田 健 一

1961年6月16日生

1985年4月

当社入社

2010年7月

ダイセルバリューコーティング㈱代表取締役社長

2014年6月

当社総合企画室副室長

2016年6月

当社総合企画室長

2019年10月

当社サステナブル経営推進室長

2021年4月

当社役員待遇理事

2024年6月

当社常勤監査役(現)

2024年
6月
から
4年

17

監査役

水 尾 順 一

1947年8月12日生

1970年4月

㈱資生堂入社

2000年4月

駿河台大学経済学部(現経済経営学部)教授

2001年4月

駿河台大学大学院経済学研究科(現総合政策研究科)教授

2006年4月

駿河台大学経済研究所長

2018年4月

MIZUOコンプライアンス&ガバナンス研究所代表

2018年6月

当社監査役(現)

2019年10月

(一社)日本コンプライアンス&ガバナンス研究所代表理事・会長(現)

2022年6月
から
4年

0

監査役

幕 田 英 雄

1953年2月6日生

1978年4月

検事任官、東京地方検察庁検事

2006年12月

新潟地方検察庁検事正

2008年10月

最高検察庁検事

2009年7月

宇都宮地方検察庁検事正

2010年4月

千葉地方検察庁検事正

2011年8月

最高検察庁刑事部長

2012年7月

公正取引委員会委員

2017年9月

弁護士登録(第一東京弁護士会)

長島・大野・常松法律事務所顧問

2019年6月

前田建設工業㈱取締役

2020年6月

当社監査役(現)

富士通㈱監査役(現)

2023年3月

銀座中央法律事務所 弁護士(現)

2024年
6月
から
4年

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(千株)

監査役

北 山 久 恵

1957年8月30日生

1982年10月

監査法人朝日会計社(現有限責任あずさ監査法人)入社

1986年3月

公認会計士登録

1999年5月

朝日監査法人(現有限責任あずさ監査法人)パートナー

2013年7月

有限責任あずさ監査法人常務理事

2019年6月

日本公認会計士協会近畿会会長

2019年7月

日本公認会計士協会副会長

有限責任あずさ監査法人専務役員

2020年6月

㈱椿本チエイン取締役(現)

2020年7月

北山公認会計士事務所代表(現)

2021年3月

㈱荏原製作所取締役(監査委員)

2021年4月

兵庫県立大学大学院特任教授(現)

2022年6月

当社監査役(現)

2023年3月

㈱荏原製作所取締役(監査委員会委員長)(現)

2022年6月
から
4年

448

 

 

(注) 1 取締役北山禎介、浅野敏雄、古市健、小松百合弥、岡島眞理および西山圭太は、社外取締役であります。

2 監査役水尾順一、幕田英雄および北山久恵は、社外監査役であります。

 

② 社外役員の状況

社外取締役および社外監査役の選任状況につきましては、取締役11名のうち6名が社外取締役、監査役5名のうち3名が社外監査役であり、当社の企業統治にあたり適切な員数を確保していると考えております。

当社における社外取締役の役割は、各人の見識・経験等に基づく経営に対する助言および監督機能であり、社外取締役6名を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として届出を行っております。また、社外監査役の役割は、各人の見識・経験等に基づく経営に対する監査機能であり、社外監査役3名を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として届出を行っております。

当社は、社外取締役および社外監査役の独立性について、「社外役員の独立性に関する基準」(本項目末尾に記載)を定めております。

各社外取締役および社外監査役の選任の理由、当社からの独立性に関する事項等は次のとおりであります。

 

社外取締役 北山禎介

金融機関の経営で培われた経営者としての豊富な見識・経験等を当社の経営に活かしていただきたいため、選任しております。

取締役会における重要な意思決定等に際し、主にサステナビリティに関する情報開示の在り方、中期戦略に関する情報開示の在り方、政策保有株式の縮減方針に関する事項、事業別の資本効率に関する事項、四半期報告書に関する事項などについて、公平および公正な見地で積極的に発言を行い、監督機能を十分に果たしております。

役員人事・報酬委員会委員を務めております。

2011年3月まで、株式会社三井住友銀行および同行の親会社である株式会社三井住友フィナンシャルグループの業務執行者でありました。同行は、当社の主要借入先であります。同氏と当社との間に、人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。なお、当社「社外役員の独立性に関する基準」(本項目末尾に記載)を満たしております。

一般株主と利益相反が生じるおそれがないと判断し、株式会社東京証券取引所に対して、独立役員として届出を行っております。

 

 

社外取締役 浅野敏雄

化学品の製造・販売を行う企業の経営で培われた経営者としての豊富な見識・経験等を当社の経営に活かしていただきたいため、選任しております。

取締役会における重要な意思決定等に際し、主に通期業績見通しに関する事項、製品の安全と品質に関する社内啓発の在り方、中期戦略に関する事項、事業別資本効率の把握に関する在り方、事業ポートフォリオ上の改革事業に関する事項などについて、公平および公正な見地で積極的に発言を行い、監督機能を十分に果たしております。

役員人事・報酬委員会委員長を務めております。

2016年3月まで、旭化成株式会社の業務執行者でありました。同社は、当社の製品販売先および原料購入先であります。同氏と当社との間に、人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。なお、当社「社外役員の独立性に関する基準」(本項目末尾に記載)を満たしております。

一般株主と利益相反が生じるおそれがないと判断し、株式会社東京証券取引所に対して、独立役員として届出を行っております。

 

社外取締役 古市 健

金融機関の経営で培われた経営者としての豊富な見識・経験等を当社の経営に活かしていただきたいため、選任しております。

取締役会における重要な意思決定等に際し、主に当社グループの行動指針および倫理規範に関する事項、政策保有株式の縮減方針に関する事項、サステナビリティに係る技術開発に関する事項、事業ポートフォリオ上の改革事業に関する事項、当社グループでの資金管理と為替影響に関する事項などについて、公平および公正な見地で積極的に発言を行い、監督機能を十分に果たしております。

役員人事・報酬委員会委員を務めております。

2022年7月まで、日本生命保険相互会社の代表取締役副会長でありました。当社は、同社から資金の借入れを行っており、また同社との間に保険契約があります。同氏と当社との間に、人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。なお、当社「社外役員の独立性に関する基準」(本項目末尾に記載)を満たしております。

一般株主と利益相反を生じるおそれがないと判断し、株式会社東京証券取引所に対して、独立役員として届出を行っております。

 

社外取締役 小松百合弥

国内外の投資会社や情報・通信会社の経営で培われた経営者としての豊富な見識・経験等を当社の経営に活かしていただきたいため、選任しております。

取締役会における重要な意思決定等に際し、主に中期戦略に関する事項、政策保有株式の縮減方針に関する事項、DX戦略に関する事項、資本政策に関する事項、地政学的リスクと海外取引に関する事項などについて、公平および公正な見地で積極的に発言を行い、監督機能を十分に果たしております。

役員人事・報酬委員会委員を務めております。

同氏と当社との間に、人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。なお、当社「社外役員の独立性に関する基準」(本項目末尾に記載)を満たしております。

一般株主と利益相反が生じるおそれがないと判断し、株式会社東京証券取引所に対して、独立役員として届出を行っております。

 

 

社外取締役 岡島眞理

顧客満足やSDGsを中心とした社会課題等に関わる様々な研究を行う学識経験者として高度な専門的知識、幅広い見識を当社の経営に活かしていただきたいため、選任しております。

取締役会における重要な意思決定等に際し、主にDX戦略に関する事項、設備投資の進捗に関する事項、社員意識調査の結果に関する事項、製品品質維持と生産性向上に関する事項、内部通報制度の利用促進に関する在り方などについて、公平および公正な見地で積極的に発言を行い、監督機能を十分に果たしております。

役員人事・報酬委員会委員を務めております。

同氏と当社との間に、人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。なお、当社「社外役員の独立性に関する基準」(本項目末尾に記載)を満たしております。

一般株主と利益相反が生じるおそれがないと判断し、株式会社東京証券取引所に対して、独立役員として届出を行っております。

 

社外取締役 西山圭太

経済産業省における職務で培われた経済産業政策、IT政策に関する深い知見、および電力会社や投資会社で培われた経営者としての豊富な見識・経験等を当社の経営に活かしていただきたいため、選任しております。

取締役会における重要な意思決定等に際し、主に設備投資計画に関する事項、中期戦略におけるポートフォリオマネジメントの進捗に関する事項、設備投資とその結果分析に関する事項、ダイセル式生産革新と在庫管理との関係に関する事項、決算発表資料の在り方などについて、公平および公正な見地で積極的に発言を行い、監督機能を十分に果たしております。

役員人事・報酬委員会委員を務めております。

同氏と当社との間に、人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。なお、当社「社外役員の独立性に関する基準」(本項目末尾に記載)を満たしております。

一般株主と利益相反が生じるおそれがないと判断し、株式会社東京証券取引所に対して、独立役員として届出を行っております。

 

社外監査役 水尾順一

CSR、コーポレートガバナンスおよび経営倫理等に関わる様々な研究を行う学識経験者として高度な専門的知識、幅広い見識を有し、また社外役員として企業に携わられた経験等から社外監査役として適任と判断したため、選任しております。

取締役会における重要な意思決定等に際し、また監査方針の策定をはじめとする監査役会における決議や協議にあたり、主に学識経験者としての専門的な観点から、当社グループの行動指針および倫理規範啓発の在り方、内部通報制度の運用の在り方、ダイバーシティの推進取組みに関する対外公表の在り方、社内コミュニケーションの在り方、組織変更の目的に関する社内共有の在り方などについて、公平および公正な見地で積極的に発言を行い、監査機能を十分に果たしております。

同氏と当社との間に、人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。なお、当社「社外役員の独立性に関する基準」(本項目末尾に記載)を満たしております。

一般株主と利益相反が生じるおそれがないと判断し、株式会社東京証券取引所に対して、独立役員として届出を行っております。

 

 

社外監査役 幕田英雄

弁護士として高度な専門的知識、幅広い見識を有し、最高検察庁刑事部長検事等の重職を歴任され、また社外役員として企業に携わられた経験等から社外監査役として適任と判断したため、選任しております。

取締役会における重要な意思決定等に際し、また監査方針の策定をはじめとする監査役会における決議や協議にあたり、弁護士として高度な専門的知識、幅広い見識、また、最高検察庁刑事部長検事、公正取引委員会委員等の歴任および社外役員として企業に携わられた経験等に基づき、主に当社グループの行動指針および倫理規範に関する事項、原料価格と販売価格との関係に関する事項、サステナビリティに関する取組みの在り方、地政学的リスクの管理に関する在り方、製品の安全と品質に関する報告体制の在り方などについて、公平および公正な見地で積極的に発言を行い、監査機能を十分に果たしております。

2023年2月まで、長島・大野・常松法律事務所の顧問でありました。当社は、同事務所との間に法律業務に係る取引があります。同氏と当社との間に、人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。なお、当社「社外役員の独立性に関する基準」(本項目末尾に記載)を満たしております。

一般株主と利益相反が生じるおそれがないと判断し、株式会社東京証券取引所に対して、独立役員として届出を行っております。

 

社外監査役 北山久恵

公認会計士として高度な専門的知識と幅広い見識を有しており、大手監査法人のパートナーや日本公認会計士協会の役員等を歴任され、また社外役員として企業に携わられた経験等から、社外監査役として適任と判断したため、選任しております。

取締役会における重要な意思決定等に際し、また監査方針の策定をはじめとする監査役会における決議や協議にあたり、主に公認会計士としての専門的な観点から、海外子会社の業績に関する事項、中期戦略に関する事項、政策保有株式の縮減方針に関する事項、サステナビリティに関する取組みの在り方、製品の安全と品質に関する報告体制の在り方などについて、公平および公正な見地で積極的に発言を行い、監査機能を十分に果たしております。

同氏と当社との間に、人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。なお、当社「社外役員の独立性に関する基準」(本項目末尾に記載)を満たしております。

一般株主と利益相反が生じるおそれがないと判断し、株式会社東京証券取引所に対して、独立役員として届出を行っております。

 

 

<社外役員の独立性に関する基準>

当社において、「社外取締役または社外監査役(以下あわせて「社外役員」という)が独立性を有する」とは、「当該社外役員が、以下のいずれにも該当することなく、当社の経営陣から独立した存在であること」をいうものとする。

 

1.当社および当社のグループ企業(以下「当社グループ」という)の業務執行者等(※1)ならびにその近親者等(※2)

2.当社グループを主要な取引先とする者(※3)またはその業務執行者等

3.当社グループの主要な取引先(※4)またはその業務執行者等

4.当社の大株主(※5)またはその業務執行者等

5.当社グループから一定額以上の寄付または助成を受けている組織(※6)の理事その他の業務執行者等

6.当社グループから役員報酬以外に多額の金銭その他の財産を得ているコンサルタント、公認会計士等の会計専門家、弁護士等の法律専門家(※7)(当該財産を得ている者が法人、組合等の団体である場合には、当該団体に所属する者および過去3年間において所属していた者をいう)

 

※1:「業務執行者等」とは、取締役(社外取締役を除く)、執行役員および使用人等の業務を執行する者ならびに過去3年間において業務を執行していた者をいう。

※2:「近親者等」とは、取締役(社外取締役を除く)、執行役員および部門長等の重要な業務を執行する者の2親等内の親族をいう。

※3:「当社グループを主要な取引先とする者」とは、当社グループに対して製品またはサービスを提供している取引先グループ(直接の取引先が属する連結グループに属する会社をいう。以下同じ)であって、過去3事業年度のいずれかにおける当社グループと当該取引先グループとの取引額が、当該取引先グループの連結売上高の2%を超える者をいう。

※4:「当社グループの主要な取引先」とは、以下のいずれかに該当する者をいう。

① 当社グループが製品またはサービスを提供している取引先グループであって、過去3事業年度のいずれかの当社グループと当該取引先グループとの取引額が、当社グループの連結売上高の2%を超える者

② 当社グループが借入れをしている金融機関グループ(直接の借入先が属する連結グループに属する会社をいう)であって、過去3事業年度いずれかの当社グループの当該金融機関グループからの全借入額が、当社グループの連結総資産の2%を超える者

※5:「大株主」とは、当社の総株主等の議決権の10%以上の議決権を直接または間接的に保有している者をいう。

※6:「当社グループから一定額以上の寄付または助成を受けている組織」とは、過去3事業年度いずれかにおいて年間10百万円を超える寄付または助成を受けている、公益財団法人、公益社団法人、非営利法人等の組織をいう。

※7:「当社グループから役員報酬以外に多額の金銭その他の財産を得ているコンサルタント、公認会計士等の会計専門家、弁護士等の法律専門家」とは、役員報酬以外に過去3事業年度いずれかにおいて、10百万円を超える財産を得ている者、または当社グループからその団体の連結売上高または総収入額の2%を超える財産を得ている団体に所属する者をいう。

 

③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

社外取締役は、取締役会において、内部統制部門(監査室、アセスメント本部安全品質監査室、企業倫理室等)および内部統制部門担当役員から適宜報告を受け、その内容に係る詳細の確認や助言を行っております。また会計監査人と年に1回、監査役とは年に2回の会合を開き、監査の状況やそれぞれの立場において把握する会社の状況等に関し、情報交換および意見交換を行っております。

社外監査役は、取締役会に出席し、社外取締役と同様に内部統制部門および内部統制部門担当役員から適宜報告を受け、必要に応じて意見を述べております。更に監査役会において、監査役から内部統制部門の活動状況等に係る監査報告を受けている他、定期的に会計監査人および内部統制部門から直接に報告を受けて詳細を確認し意見を述べるなど、連携を図っております。

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

名称

 

住所

資本金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

ポリプラスチックス㈱

※4

東京都港区

3,000

エンジニアリングプラスチック

100.0

当社が液晶ポリマー用原料を供給しております。なお、当社所有の工場用地を賃借しております。

役員の兼任等…有

協同酢酸㈱

※1

東京都港区

3,000

マテリアル

92.0

当社が酢酸用原料を供給し、当社へ酢酸を販売しております。なお、当社所有の工場用地および機械等を賃借しております。

役員の兼任等…有

ダイセル物流㈱

 

大阪府大阪市北区

267

その他

100.0

当社の製品、原材料の保管、運送を行っております。なお、当社所有の工場用地および建物等を賃借しております。

ダイセルミライズ㈱

 

東京都港区

70

エンジニアリングプラスチック

100.0

当社所有の工場用地および建物を賃借しております。

ダイセル・セイフティ・

システムズ㈱

 

兵庫県たつの市

80

セイフティ

100.0

当社が自動車エアバッグ用インフレータの製造技術をライセンスしており、一部部品を販売しております。なお、当社所有の工場用地および機械等を賃借しております。

Daicel Safety

Systems Americas, Inc.

※1※2

米国アリゾナ州

百万US$

6

セイフティ

100.0

(100.0)

当社が自動車エアバッグ用インフレータの製造技術をライセンスしており、一部部品を販売しております。また、当社へイニシエータ等を販売しております。

役員の兼任等…有

Daicel Safety

Systems(Thailand)Co., Ltd.

 

※1

タイ国プラチンブリ県

百万バーツ

1,564

セイフティ

100.0

当社が自動車エアバッグ用インフレータの製造技術をライセンスしており、一部部品を販売しております。

Daicel Safety

Systems(Jiangsu)Co., Ltd.

※2

中国江蘇省

百万元

256

セイフティ

100.0

(100.0) 

当社が自動車エアバッグ用インフレータの製造技術をライセンスしており、一部部品を販売しております。

Daicel (China)

Investment Co., Ltd.

※1

中国上海市

百万元

386

全社 ※3

100.0

―――――

Polyplastics Taiwan Co.,

Ltd.

※1

※2

台湾台北市

百万NT$

1,590

エンジニアリングプラスチック

75.0

(75.0)

―――――

Polyplastics Asia Pacific

Sdn.Bhd.

※1

※2

マレーシア国

クアラルンプール市

百万リンギット

158

エンジニアリングプラスチック

100.0

(100.0)

―――――

PTM Engineering Plastics

(Nantong) Co., Ltd.

※1

※2

中国江蘇省

百万元

386

エンジニアリングプラスチック

100.0

(100.0)

―――――

その他47社  

 

 

 

 

 

 

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

ポリプラ・エボニック㈱

 

東京都新宿区

340

エンジニアリングプラスチック

50.0

(50.0)

 

当社所有の工場用地および建物等を賃借しております。

 

 

名称

 

住所

資本金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有割合(%)

関係内容

Xi'an Huida Chemical

Industries Co., Ltd.

※2

中国陝西省

百万元

248

マテリアル

30.0

(30.0)

―――――

Ningbo Da-An Chemical
Industries Co., Ltd.

※2 

中国浙江省 

百万元

517

マテリアル

30.0

(30.0)

―――――

その他5社  

 

 

 

 

 

 

 

 

(注) 1 主要な事業の内容欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2 ※1:特定子会社に該当します。

3 ※2:議決権の所有割合の括弧書(内書)は間接所有割合であります。

4 ※3:主にグループ会社の統括等を行っております。

5 ※4:ポリプラスチックス㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等 (1) 売上高     103,087百万円

                  (2) 経常利益     16,320百万円

(3) 当期純利益      15,475百万円

(4) 純資産額     28,439百万円

(5) 総資産額     126,997百万円

6 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

 

沿革

 

2 【沿革】

 

年月

摘要

1919年9月

大日本セルロイド㈱として創立。資本金1,250万円。

1932年6月

神崎工場(兵庫県)においてセロハンの製造開始。

1934年1月

写真フィルム部を分離、富士写真フイルム㈱(現富士フイルムホールディングス㈱)設立。

1935年9月

新井工場(新潟県)設置、有機合成事業開始。

1949年5月

東京証券取引所(現㈱東京証券取引所)に上場。

1951年6月

網干工場(兵庫県、現姫路製造所網干工場)において酢酸セルロース事業開始。

1954年1月

播磨工場(兵庫県)設置、発射薬の製造開始。

1958年8月

堺工場(大阪府、2008年3月廃止)において、アセテート・トウの製造開始。

1961年1月

大日本化成㈱設立。(石油系有機合成事業へ進出)

1964年5月

ポリプラスチックス㈱(米国Celanese Corporationとの合弁会社、現㈱ダイセル完全子会社)設立。(ポリアセタール樹脂他の製造・販売)

1966年2月

商号をダイセル株式会社と改称。

1968年6月

大日本化成㈱を吸収合併、同社工場を大竹工場(広島県)とする。

1970年7月

ダイセル・ヒュルス㈱(現ポリプラ・エボニック㈱)、独Huels AG(現エボニック ジャパン㈱)との合弁会社)設立。(ナイロン12樹脂他の製造・販売)

1977年7月

協同酢酸㈱(三菱瓦斯化学㈱(2016年3月出資解消)および後に参加した電気化学工業㈱(2011年3月出資解消)、協和醗酵工業㈱(現KHネオケム㈱)、チッソ㈱(現JNC㈱)との合弁会社)設立。(メタノール法による酢酸の製造)

1979年10月

商号をダイセル化学工業株式会社と改称。

1980年11月

中央研究所(埼玉県)を移転し、総合研究所(兵庫県)設置。

1984年4月

米国にDaicel (U.S.A.), Inc.(現Daicel America Holdings, Inc.)設立。

11月

ドイツにDaicel (Europa) GmbH設立。

1988年6月

ポリプラスチックス㈱が、Taiwan Engineering Plastics Co., Ltd.(現Polyplastics Taiwan

Co., Ltd.、旧Hoechstグループ(1995年6月出資解消)及び長春グループとの合弁会社)設立。(ポリアセタール樹脂他の製造・販売)

10月

ダイセル・セイフティ・システムズ㈱設立。(自動車エアバッグ用インフレータの製造)

1989年5月

シンガポールにDaicel Chemical (Asia) Pte. Ltd.(現Daicel (Asia) Pte. Ltd.)設立。

1990年11月

網干工場(現姫路製造所網干工場)において液晶表示向けフィルム用酢酸セルロース及びアセテート・トウの製造開始。

米国にChiral Technologies, Inc.設立。(光学異性体分離カラムの販売)

1992年7月

中国にXi'an Huida Chemical Industries Co., Ltd.(西安北方恵安化学工業有限公司、陜西中煙工業公司(現陜西中煙投資管理有限公司)との合弁会社)設立。(アセテート・トウの製造・販売)

1993年5月

㈱大同商工(現ダイセルパックシステムズ㈱)に資本参加。(各種容器成形品の製造加工・販売)

6月

姫路製造所広畑工場(兵庫県)設置。

1994年5月

ダイセン・メンブレン・システムズ㈱(セントラルフィルター工業㈱及びセントラルメインテナンス㈱(現㈱CFEM)との合弁会社)設立。(セパレーション事業の分社)

1995年10月

フランスにChiral Technologies-Europe SARL(現Chiral Technologies Europe S.A.S.)設立。(光学異性体分離カラムの販売)

1997年3月

ポリプラスチックス㈱が、Polyplastics Asia Pacific Sdn. Bhd.設立。(ポリアセタール樹脂他の製造・販売)

2000年7月

ポリプラスチックス㈱が、ウィンテックポリマー㈱(現ポリプラスチックス㈱、帝人㈱(2016年9月出資解消)との合弁会社)設立。(PBT樹脂、GF-PET樹脂の製造・販売)

12月

Daicel Safety Systems America, LLC(現Daicel Safety Systems Americas, Inc.、豊田合成㈱(2017年6月出資解消)との合弁会社)設立。(自動車エアバッグ用インフレータの製造・販売)

2001年1月

ダイセルパックシステムズ㈱営業開始。(成型容器製品事業を㈱大同商工と事業統合)

12月

ポリプラスチックス㈱が、PTM Engineering Plastics (Nantong) Co., Ltd.(三菱瓦斯化学㈱、韓国Korea Engineering Plastics Co., Ltd.、米国Ticona LLCとの合弁会社)設立。(POM樹脂及びその他のエンジニアリングプラスチックの製造、加工及び販売)

2002年9月

Daicel Safety Systems (Thailand) Co., Ltd.設立。(自動車エアバッグ用インフレータの製造・販売)

 

 

 

年月

摘要

2004年3月

ポーランドにDaicel Safety Systems Europe Sp. z o. o.設立。(自動車エアバッグ用インフレータの製造・販売)

4月

ダイセルバリューコーティング㈱営業開始。(フィルム事業の分社)

7月

Daicel Chemical (China) Investment Co., Ltd.(現Daicel (China) Investment Co., Ltd.)設立。(中国におけるグループ会社の統括等)

12月

中国にDaicel Safety Systems (Jiangsu) Co., Ltd.設立。(自動車エアバッグ用インフレータの製造・販売)

2005年3月

中国にNingbo Da-An Chemical Industries Co., Ltd.(西安北方恵安化学工業有限公司、陜西中煙工業公司(現陜西中煙投資管理有限公司)との合弁会社)設立。(酢酸セルロース及び無水酢酸の製造・販売)

11月

ドイツにTopas Advanced Polymers GmbH設立。(環状オレフィン・コポリマーの製造・販売)

2007年8月

中国にDaicel Chiral Technologies (China) Co., Ltd.設立。(光学異性体分離カラムの販売、受託分離サービスの提供)

10月

大竹工場においてアセテート・トウの製造開始。

2008年3月

大阪府道高速大和川線計画施行による一部敷地収用に伴い、堺工場を廃止。

4月

インドにDaicel Chiral Technologies (India) Pvt. Ltd.設立。(光学異性体分離カラムの販売、受託分離サービスの提供)

8月

大竹工場において液晶表示向けフィルム用酢酸セルロースの製造開始。

2009年7月

大竹工場においてバイオエタノールを原料とした酢酸エチルの製造開始。

2011年10月

商号を株式会社ダイセルと改称。

2012年4月

米国のSpecial Devices, Inc.(現Daicel Safety Systems Americas, Inc.)を買収。(インフレータ用イニシエータの製造・販売)

2015年4月

米国にDaicel Safety Systems America Arizona, Inc.(現Daicel Safety Systems Americas, Inc.)設立。(自動車エアバッグ用インフレータの製造・販売)

2016年5月

米国にDaicel ChemTech, Inc.設立。(有機化学品の販売)

2017年4月

総合研究所と姫路技術本社(兵庫県)を再配置し、イノベーション・パーク(兵庫県)に集約。

2018年10月

インドにDaicel Safety Systems India Pvt. Ltd.設立。(自動車エアバッグ用インフレータの販売(2023年10月製造開始))

2020年7月

ダイセルミライズ㈱営業開始。(樹脂事業の再編)

10月

ポリプラスチックス㈱を完全子会社化。

2022年1月

ポリプラスチックス㈱が、DP Engineering Plastics (Nantong) Co., Ltd.設立。(POM樹脂の製造・販売)

2022年10月

ダイセルビヨンド㈱操業開始。(高機能フィルムの製造・加工)