2023年12月期有価証券報告書より
  • 社員数
    840名(単体) 1,183名(連結)
  • 平均年齢
    41.3歳(単体)
  • 平均勤続年数
    17.5年(単体)
  • 平均年収
    7,385,937円(単体)

従業員の状況

5 【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年12月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

紙加工品事業

894

(423)

化成品事業

122

(64)

その他

44

(7)

全社共通

123

(21)

合計

1,183

(515)

(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は年間の平均人員を( )内に外書きで

記載しております。

2.上記の他、執行役員12名が在籍しております。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2023年12月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

840

(436)

41.3

17.5

7,385,937

 

セグメントの名称

従業員数(名)

紙加工品事業

551

(344)

化成品事業

122

(64)

その他

44

(7)

全社共通

123

(21)

合計

840

(436)

(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は年間の平均人員を( )内に外書きで

記載しております。

2.上記の他、執行役員10名、子会社等への出向者15名が在籍しております。

3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3)労働組合の状況

 当社の従業員は労働組合を結成しておりません。

 連結子会社には、以下の労働組合があり、その名称、組合員数及び上部団体は、以下のとおりであります。

 

 

 

2023年12月31日現在

名称

組合員数(人)

加盟上部団体

カンナル印刷労働組合

52

UAゼンセン同盟

 なお、労使関係について特に記載すべき事項はありません。

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

① 提出会社

当事業年度

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注)1

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1

全労働者

うち正規雇用

労働者

うちパート・

有期労働者

8.8

40.0

55.8

75.1

64.5

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

② 連結子会社

 

当事業年度

名称

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注)1

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注)2

㈱パックタケヤマ

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の4第2号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3.労働者の男女の賃金の差異は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

4.その他の連結子会社は、上記規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

2【サステナビリティに関する考え方及び取組】

 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組みは、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)ガバナンス

① サステイナブル経営の基本方針

 当社グループは「愛し愛され」の社是のもと、パーパス(存在意義)を「パッケージを通して社会を豊かに、人を笑顔に」と定め、サステイナブル経営を実践します。パッケージのトータルソリューション企業として、パッケージの新たな価値を創造することで、ステークホルダーのさまざまな課題を解決し、持続可能で笑顔あふれる豊かな社会を実現します。そのために、どのような社会の変化にも対応できるような体制を整え、持続的に成長することで、環境・社会・経済に対して当社グループならではの価値を提供していきます。

 

② マテリアリティとその取組み

 当社グループはサステイナブル経営推進において、ESGの各テーマに「マテリアリティ」を特定しています。マテリアリティにもとづく重点テーマとして「地球環境への貢献」、「循環型社会への対応・気候変動への対応」、「雇用と人材育成・職場づくり」、「地域社会の発展と共生」、「コーポレートガバナンス体制の強化」を掲げています。またそれぞれのマテリアリティごとに、必要に応じてKPIを設け、実現のためのアクションプランを策定、マネジメント体制を構築しています。これらの活動を推進・強化するとともに、事業活動を通じた社会課題を解決し、当社は持続可能な成長(価値創造)を果たし、ひいては、持続可能で豊かな社会に貢献していきます。

(a)マテリアリティの特定プロセス

 「マテリアリティ」の特定のために、まず、当社バリューチェーンに沿って、「経営資本」を確認しました(財務資本、製造資本、人的資本、知的資本、社会・関係資本、自然資本)。これらの経営資本を維持、拡大するためのテーマとして「社会課題」を整理し、各課題における取組みを定義しました。各種取組みにおいては、「ステークホルダー」及び「当社」における重要性を考慮して、「マテリアリティ」としました。

 なお、「マテリアリティ」については、サステイナブル委員会から取締役会に答申し、承認を得ています。

(b)マテリアリティ及びKPI

 マテリアリティ及びKPIを含めた当社サステナビリティへの取組みについては、当社ウェブサイトの「サステイナビリティ」をご参照ください。

(URL https://www.thepack.co.jp/sustainability.html

 

③ サステナビリティの推進体制

 当社では、取締役会のもと、2023年1月にサステイナブル委員会を設置し、当社グループにおけるサステイナブル経営推進について対応しています。サステイナブル委員会とその業務執行組織であるサステイナブル委員会事務局は、事業部会、業務部門・各グループ会社と連携し、サステイナブル経営の運営・推進及び重要テーマに関する方針の策定、取組みの進捗管理、中期経営計画への反映等について、審議、決定します。サステイナブル委員会事務局は、業務部門・グループ会社と連携して、アクションプランの推進、KPIの管理等を行います。

 取締役会は、サステイナブル委員会に諮問し、方針の決定、監督を実施します。事業部会はサステイナブル委員会と連携して、情報共有を行います。業務部門・各グループ会社は、各種施策を実行し、その結果やデータ等を提供します。

 監査役会及び監査室は、これらの取組みを補助的に監査します。

 

 

(2)戦略

① 気候変動

 対象範囲を当社、対象年を2030年と設定し、2℃シナリオと、4℃シナリオの2つを検討しました。検討にあたっては、IEAが発行する「World Energy Outlook」の各シナリオ、IPCCが採用するSSP(共有社会経済経路)シナリオ、及びRCP(代表的濃度経路)シナリオ、日本政府等が発行した各種の将来予測や計画を参照しました。各事象に対しては「発生可能性」と「影響度」の2軸で評価し、事業リスクを大・中・小の3段階で評価しました。

 

② 人的資本

 当社は社是を「愛し愛され」、経営理念には「人を大切にし、人を育てる」を掲げ、人材を最優先すべき資本の一つと位置付けております。人事制度においては「人が育つ環境を作る」「社員が安心して働ける環境を作る」「誰もが認める優秀な社員を育てる」「強い組織を作る」を目指し、人材育成、職場環境整備に取り組んでおります。

 中期経営計画においては、個人・会社の成長と活性化を目指した人的資本戦略を策定し、「多様な人材の確保」「人材育成」「人員配置の適正化」「働く環境の整備」「従業員エンゲージメントの最大化」を図っております。

 

(3)リスク管理

 サステナビリティ関連のリスクについては、サステイナブル委員会の各プロジェクトチームでリスク分析やその重要性を評価し、機会の最大化とリスクの最小化を目指した対応策を策定、実施しております。また、活動状況については、定期的にサステイナブル委員会から取締役会へ報告、提言を行っております。

 気候変動に関連するリスクと機会の管理のため、サステイナブル委員会はリスクと機会の評価の見直しを毎年実施しています。リスクと機会のそれぞれを発生可能性、影響度、対応策の有無などで評価し、重要度を決定しています。リスクと機会の評価の見直しにあたっては、IEA、IPCC等の各種シナリオを参照し、必要に応じて関連する事業部にヒアリングを実施しています。気候変動に関連するリスクと機会のうち、重要度が高いものについては、サステイナブル委員会を通して取締役会に報告しています。サステイナブル委員会ではリスクと機会に対する対応策を立案し、設定した指標により対応策の進捗を管理しています。

 

(4)指標と目標

① 気候変動

 当社が設定した指標と目標は下記の通りです。サステイナブル委員会のマネジメントのもと、目標達成に向けて各業務部門にて取組みを進めていきます。各工場ではガイドラインに沿って、より効率化できる機械設備を導入・増設しており、2024年以降も引き続き機械設備への投資を継続し、CO2削減に寄与していきます。

[目標]

 CO2排出量(Scope1+2)の削減:2030年までに、2018年度比で46%削減を目指します。

[Scope1+2の実績]

 2023年は対前年で8.8%の増加となりました。製造部門、物流部門の効率化をはじめとする省エネ活動を継続して実施していきます。

 

 

[サプライチェーン全体のCO2排出量(Scope1+2+3)]

 サプライチェーン全体におけるCO2排出量においては、Scope3のカテゴリ1(購入した商品・サービス)が全体の81.7%を占めることが判明しました。今後、サプライチェーン全体の排出量削減についても、検討を進めていきます。

Scope/カテゴリ

排出量

(t-CO2)

割合

Scope3

Scope1,2,3

サプライチェーン排出量

710,655

100.0%

 

Scope1

5,118

0.7%

 

Scope2

11,638

1.6%

 

Scope3

693,899

100.0%

97.7%

 

 

カテゴリ1

購入した製品・サービス

580,437

83.6%

81.7%

 

 

カテゴリ2

資本財

15,958

2.3%

2.3%

 

 

カテゴリ3

Scope1,2に含まれない

燃料及びエネルギー関連活動

3,138

0.5%

0.4%

 

 

カテゴリ4

輸送、配送(上流)

27,343

3.9%

3.9%

 

 

カテゴリ5

事業から出る廃棄物

937

0.1%

0.1%

 

 

カテゴリ6

出張

349

0.1%

0.1%

 

 

カテゴリ7

雇用者の通勤

1,290

0.2%

0.2%

 

 

カテゴリ8

リース資産(上流)

 

 

カテゴリ9

輸送、配送(下流)

5,310

0.8%

0.7%

 

 

カテゴリ10

販売した製品の加工

320

0.0%

0.0%

 

 

カテゴリ11

販売した製品の使用

 

 

カテゴリ12

販売した製品の廃棄

58,817

8.5%

8.3%

 

 

カテゴリ13

リース資産(下流)

 

 

カテゴリ14

フランチャイズ

 

 

カテゴリ15

投資

 

② 人的資本

 女性が活躍できる環境は、全ての従業員にとって働きやすい環境だと当社は考えております。長く安心して勤められる職場環境を作るため、当社の課題を分析し、次の指標と目標を定めました。

指標

2026年3月までの目標

実績(当事業年度)

正社員に占める女性の割合

25%以上

21.5%

正社員(新規学卒)採用に占める女性の割合

35%以上

50.0%

管理職(課長以上)に占める女性の割合

10%以上

6.5%