2023年12月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります

直営事業 FC事業
  • セグメント別売上構成
  • セグメント別利益構成 セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
  • セグメント別利益率

最新年度

セグメント名 セグメント別
売上高
(百万円)
売上構成比率
(%)
セグメント別
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
直営事業 28,206 94.8 2,116 68.1 7.5
FC事業 1,549 5.2 993 31.9 64.1

事業内容

3【事業の内容】

 当社グループは、当社および子会社10社で構成されております。なお、株式会社フジオフードシステム、上海藤尾餐飲管理有限公司、株式会社グレートイースタン及び有限会社暮布土屋は連結子会社であります。

 当社グループは、各種業態の飲食店の経営及び飲食店のフランチャイズ・チェーン(以下、「FC」という。)本部の経営を主な事業内容としております。

 なお、台湾におきましては、当社の子会社である FUJIO FOOD SYSTEM SINGAPORE PTE. LTD. が美樂食餐飲股份有限公司を設立し、本合弁企業を通して、当社ブランドの展開を行っております。

 直営事業および海外事業として複数業態を運営している他、直営事業および海外事業での運営ノウハウをもとに「まいどおおきに食堂」「神楽食堂 串家物語」「麺乃庄 つるまる」の加盟店募集、店舗設計ノウハウの指導、店舗運営ノウハウの指導及び研修、PB商品の提供等を行うFC本部の運営を行っております。

 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

 

 以上述べた事項を事業系統図によって示すと以下のとおりであります。

 

 

直営事業及びFC事業において展開する主な業態は次のとおりであります。

1.直営事業

 直営事業は、当社グループの主力事業であり、当連結会計年度末の直営店舗数は428店舗(国内直営店423店舗、海外直営店5店舗)であります。

 主な直営店には、家庭料理を中心にセルフスタイル方式で料理を提供する「まいどおおきに食堂」、お客様自身が自由にメニューを各テーブルで揚げていただく「神楽食堂 串家物語」、セルフタイプのうどん屋「麺乃庄 つるまる」の主力業態に加え、定食業態の「釜戸ごはん さち福や」、天麩羅専門店「天麩羅えびのや」、カフェ業態の「タルト&カフェ デリス」、喫茶業態の『日本の古き良き文化を伝える喫茶店』をコンセプトに充実したお食事とくつろげる空間を提供する地域の食卓・憩いの場として「喫茶店 ピノキオ」、洋食業態の「フジオ軒」、昼は定食屋、夜は低価格な居酒屋という「手作り居酒屋 かっぽうぎ」、アメリカンスタイルのステーキをシェフの調理の演出やエキゾチックな内装で提供する「SAM'S」、石臼挽き手打蕎麦専門店「土山人」などがあります。

 

2.FC事業

 FC事業は、直営事業で培った数多くの直営店運営のノウハウをもとに自社業態への加盟店募集を行い、飲食店経営ノウハウの提供を行う事業であります。当連結会計年度末のFC店舗数は307店舗(国内委託店68店舗、国内FC店221店舗、海外FC店18店舗)です。

直営事業、FC事業の店舗状況は以下のとおりであります。

 「まいどおおきに食堂事業」

 「まいどおおきに食堂」は、家庭で親しまれる日常食である和食を中心にカフェテリア方式で提供しており、幅広い顧客層に支持を得ております。できたて商品の提供にこだわった既存店舗の改装の推進、商品の見直し、調理指導の強化、店舗内経費の効率的な削減等により、既存店舗の収益力の向上を図るとともに、定食メニューを提供するタイプを新たに展開する等、立地に応じた最適な店舗運営に努めてまいりました。

 以上の結果、当連結会計年度中において2店舗(国内直営店2店舗)の新規出店を行い、期末店舗数は287店舗(国内直営店87店舗、国内委託店22店舗、国内FC店169店舗、海外直営店2店舗、海外FC店7店舗)となり直営事業の売上高は50億94百万円となりました。

 

 「神楽食堂 串家物語事業」

 「神楽食堂 串家物語」は、お客様自身が自由に串メニューを各テーブルで揚げていただくビュッフェスタイルのお店です。串揚げとして数十種類の素材の他にサイドメニューとしてサラダや点心、ごはん類、フルーツ、デザート等をセルフサービス方式で提供しております。季節毎のフェアに加え、ハロウィンやバレンタイン限定の商品提供、SNS・メディア露出を用いた集客施策を実施いたしました。コスト面においては、原材料高騰の価格転嫁や管理コストの削減、適正人員の配置等によって店舗収益力の改善を図りました。

 以上の結果、当連結会計年度中において1店舗(国内直営店1店舗)の新規出店を行い、期末店舗数は102店舗(国内直営店69店舗、国内委託店4店舗、国内FC店25店舗、海外FC店4店舗)となり直営事業の売上高は74億91百万円となりました。

 

 「麺乃庄 つるまる事業」

 「つるまる」は、あっさりとした関西風のうどんに、色々な種類の天麩羅をお客様自身が自由にトッピングしていただく低価格うどん業態です。オフィス街を中心とした低価格のうどんをご提供させていただく「麺乃庄つるまる饂飩」、店内で製麺したうどんをご提供させていただく「鶴丸饂飩本舗」を展開し、幅広いお客様層から変わらぬご支援をいただいております。また、原材料の高騰を価格転嫁するとともに商品の見直しによる店舗収益力の改善に努めました。

 以上の結果、当連結会計年度中において4店舗(国内直営店2店舗、海外FC店2店舗)の新規出店を行い、当連結会計年度末の店舗数は47店舗(国内直営店22店舗、国内委託店14店舗、国内FC店7店舗、海外FC店4店舗)となり直営事業の売上高は10億32百万円となりました。

 

 「さち福や事業」

 「さち福や」は、日常食を取り揃え、健康を食べていただく『第二の食卓』をコンセプトに、釜焚きご飯と季節の野菜や魚、日替わり小鉢などを取り揃えた和洋定食を提供しております。モバイルオーダーの導入等、DX施策に積極的に取り組み、運営の効率化を図りました。

 以上の結果、当連結会計年度中において期末店舗数は46店舗(国内直営店36店舗、国内委託店2店舗、国内FC店6店舗、海外FC店2店舗)となり直営事業の売上高は29億64百万円となりました。

 

 「天麩羅 えびのや事業」

 「天麩羅えびのや」は、目の前で揚げる出来立ての天麩羅をお手軽に楽しめる専門店です。旬の素材を天麩羅にし、コシヒカリのツヤツヤご飯と、カツオと醤油が香る特製天つゆでお召し上がりいただきます。適正人員の配置や各種コストの削減等を行うとともに、管理体制の強化を図りました。

 以上の結果、当連結会計年度中において、2店舗(海外直営店1店舗、海外FC店1店舗)の新規出店を行い、期末店舗数は42店舗(国内直営店33店舗、国内委託店2店舗、国内FC店3店舗、海外直営店3店舗、海外FC店1店舗)となり直営事業の売上高は19億98百万円となりました。

 

 「その他ブランド事業」

 「その他のブランド事業」は、季節のフルーツをふんだんに使った手作りタルトの専門店「タルト&カフェ デリス」、沖縄で50年愛されているステーキ&シーフードレストラン「サムズ」、日本の古き良き文化を伝える喫茶店であり地域の食卓・憩いの場を提供する「喫茶店 ピノキオ」等を展開しております。

 以上の結果、当連結会計年度中において9店舗(国内直営店9店舗)の新規出店を行い、当連結会計年度末の店舗数は211店舗(国内直営店176店舗、国内委託店24店舗、国内FC店11店舗)となり直営事業の売上高は96億25百万円となりました。

 

 「FC事業」

 「FC事業」は、加盟企業・社員独立による営業委託者とのコミュニケーションを図りながら問題点の洗い出し・解消を図り、さらなる集客・売上の向上を目指しております。また、フランチャイズ加盟開発の強化、現環境に適した業態への変更の提案等を行ってまいりました。さらなる事業規模拡大に向け、直営店の売却・営業委託を積極的に進め、ストックビジネスの強化に努めてまいります。

 以上の結果、FC事業の売上高は15億49百万円となりました。

 

ブランド別の店舗数は以下のとおりであります。なお、各ブランドの売上高構成比の増減を鑑み、表示するブランドを変更しております。

 

直営店

(国内)

直営店

(海外)

委託店

(国内)

FC店

(国内)

FC店

(海外)

合計

まいどおおきに食堂

87

2

22

169

7

287

神楽食堂 串家物語

69

-

4

25

4

102

麺乃庄 つるまる

22

-

14

7

4

47

さち福や

36

-

2

6

2

46

天麩羅 えびのや

33

3

2

3

1

42

その他

176

-

24

11

-

211

合計

423

5

68

221

18

735

(注)「その他のブランド」は、「フジオ軒」「タルト&カフェ デリス」「喫茶店 ピノキオ」「手作り居酒屋 かっぽうぎ」「はらドーナッツ」「SAM'S」「土山人」などであります。

 

業績

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行やインバウンド需要の回復によって正常化が進みましたが、為替市場の円安進行やロシア・ウクライナ情勢の長期化、原材料や資源価格の高騰等、依然として先行き不透明な状況が続いております。

 外食産業におきましても、新型コロナウイルスの影響が収まってきたものの、生活様式の変化や原材料価格・光熱費の高騰、慢性的な人手不足等によって、厳しい経営環境が続いております。

 このような状況の中、当社グループは「大衆というカテゴリーで日本一の外食企業になる」という確固たる目標のもと、既存事業の全体的な底上げを行うための商品開発、業態ごとの販売促進キャンペーン活動、店舗におけるサービス力向上を図るための教育・研修体制の強化等を行い、「まいどおおきに食堂」、「神楽食堂 串家物語」を中心とした全業態の経営成績の向上に全社一丸となって取り組みました。

 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

イ 財政状態

 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ12億42百万円減少し、202億87百万円となりました。流動資産が前連結会計年度末から5億58百万円増加し、固定資産が18億円減少しております。

 流動資産が増加した主な理由は、現金及び預金の増加6億13百万円によるものであります。固定資産が減少した主な理由は、有形固定資産の減少14億52百万円、敷金及び保証金の減少2億25百万円、のれんの減少97百万円によるものであります。

 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ20億93百万円減少し、188億55百万円となりました。これは主に借入れ返済による減少20億95百万円によるものであります。

 当連結会計年度末の純資産合計は、第三者割当増資及び自己株式の処分等により前連結会計年度末に比べ8億51百万円増加し、14億32百万円となりました。

 

ロ 経営成績

 当連結会計年度の経営成績は、売上高297億56百万円(前年同期比12.2%増)、営業利益3億89百万円(前年同期は営業損失18億86百万円)、経常利益2億96百万円(前年同期は経常損失7億22百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失が7億6百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失34億2百万円)となりました。

 また、当社グループ全体で当連結会計年度における新規出店数は18店舗(国内直営店14店舗、海外直営店1店舗、海外FC店3店舗)、当連結会計年度末の店舗数は735店舗(国内直営店423店舗、国内委託店68店舗、国内FC店221店舗、海外直営店5店舗、海外FC店18店舗)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

(直営事業)

 直営事業におきましては、「まいどおおきに食堂」「神楽食堂 串家物語」を中心に全ブランドの既存店業績向上の実現に向けた組織体制の構築に注力致しました。

 新規出店につきましては、「喫茶店ピノキオ」を中心に立地を厳選し出店を行いました。

 その結果、直営事業全体で売上高は282億6百万円(前年同期比12.7%増)、セグメント利益は21億16百万円(前年同期はセグメント損失65百万円)となりました。

 

(FC事業)

 FC事業におきましては、フランチャイズ加盟店に対する支援業務について、直営店における成功事例・問題点の共有を進めることにより、加盟店店舗の収益力強化に努めております。

 その結果、FC事業全体の売上高は15億49百万円(前年同期比3.3%増)、セグメント利益は9億93百万円(前年同期比9.1%増)となりました。

②キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は60億94百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 「営業活動によるキャッシュ・フロー」は17億39百万円の収入(前年同期は8億24百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前当期純損失6億49百万円となり、非現金支出である減価償却費7億24百万円、のれん償却額97百万円、減損損失10億71百万円が発生したことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 「投資活動によるキャッシュ・フロー」は5億87百万円の支出(前年同期は8億7百万円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出3億64百万円、固定資産の除却による支出4億62百万円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 「財務活動によるキャッシュ・フロー」は7億53百万円の支出(前年同期は23億32百万円の支出)となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出20億30百万円によるものであります。

 

③生産、受注及び販売の実績

イ 生産実績

 当社は生産を行っていないため、該当事項はありません。

 

ロ 受注実績

ⅰ.直営事業については、店舗においてお客様から商品の注文をいただき、その場で調理して直接お客様へ提供しておりますので受注実績について記載すべき事項はありません。

ⅱ.FC事業については、受注形態による販売ではないため、受注実績について記載すべき事項はありません。

 

ハ 販売実績

 当連結会計年度における販売実績を示すと次のとおりであります。

ⅰ セグメント別売上高

セグメントの名称

当連結会計年度

(自2023年1月1日

至2023年12月31日)

金額(百万円)

前年同期比(%)

 まいどおおきに食堂

5,094

110.0

 神楽食堂 串家物語

7,491

108.0

 麺乃庄 つるまる

1,032

118.4

 さち福や

2,964

110.8

 天麩羅えびのや

1,998

114.6

 その他

9,625

117.7

直営事業 計

28,206

112.7

 加盟金売上

154

102.4

 ロイヤルティ売上

654

115.0

 イニシャル売上

90

76.7

 ランニング売上

649

98.1

FC事業 計

1,549

103.3

合計

29,756

112.2

(注)1.イニシャル売上は、出店時に必要な店舗設備、備品などの売上であります。

2.ランニング売上は、店舗運営時に必要な消耗品類などの売上であります。

 

ⅱ 直営事業地域別売上高

 

前連結会計年度

(自2022年1月1日 至2022年12月31日)

当連結会計年度

(自2023年1月1日 至2023年12月31日)

直営店売上高

直営店売上高

売上高

(百万円)

構成比

(%)

期末店舗数

(店)

売上高

(百万円)

構成比

(%)

期末店舗数

(店)

関東地区

5,822

23.26

126

6,063

21.50

104

東海地区

1,353

5.41

24

1,555

5.51

25

関西地区

14,674

58.63

360

16,343

57.94

313

中国・四国地区

240

0.96

6

356

1.27

7

九州地区

2,636

10.53

41

3,383

11.99

40

海外地区

303

1.21

5

504

1.79

5

合計

25,030

100.00

562

28,206

100.00

494

(注)1.上記の売上高及び店舗数には非連結子会社は含まれておりません。

   2.上記の売上高及び店舗数には期中に閉店した店舗が含まれております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、当社グループの経営陣は決算日における資産・負債の数値及び偶発資産・負債の開示並びに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行っております。また、経営陣は過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる様々な要因に基づき見積り及び判断を行い、その結果は、他の方法では判定しにくい資産・負債の簿価及び収入・費用の報告数値についての判断の基礎としております。実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するため、これら見積りと異なる場合があります。

 当社グループの連結財務諸表の作成にあたって用いた重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

 

②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

イ 財政状態

 財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況 イ 財政状態」をご参照ください。

 

ロ 経営成績

ⅰ (売上高)

 直営事業では、「まいどおおきに食堂」の売上高は50億94百万円、「神楽食堂 串家物語」は74億91百万円、「麺乃庄 つるまる」は10億32百万円、「さち福や」は29億64百万円、「天麩羅えびのや」は19億98百万円、「その他ブランド事業」は96億25百万円、「FC事業」は15億49百万円、となりました。

 

ⅱ (営業利益)

 新型コロナウイルス感染症の5類移行やインバウンド需要の回復等により3億89百万円の営業利益(前年同期は営業損失18億86百万円)となりました。

 

ⅲ (経常利益)

 前連結会計年度と比較して営業外収益が12億9百万円減少しております。主な要因として営業時間短縮に伴う助成金収入の減少10億47百万円、雇用調整助成金の減少1億29百万円によるものであります。

 この結果、経常利益2億96百万円(前年同期は経常損失7億22百万円)となりました。

 

ⅳ (親会社株主に帰属する当期純損失)

 当連結会計年度において減損損失を10億71百万円を計上いたしました。

この結果、親会社株主に帰属する当期純損失7億6百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失34億2百万円)となりました。

 

ハ 資本の財源及び資金の流動性

ⅰ キャッシュ・フロー

 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。

 

ⅱ 契約債務

2023年12月31日現在の契約債務の概要は以下のとおりであります。

 

年度別要支払額(百万円)

契約債務

当期末残高

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

短期借入金

3,500

3,500

-

-

-

-

-

1年内返済予定の長期借入金

1,452

1,452

-

-

-

-

-

1年内返済予定のリース債務

12

12

-

-

-

-

-

長期借入金

7,324

-

789

2,630

290

490

3,122

リース債務

19

-

5

4

4

4

0

 

ⅲ 財務政策

 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、運転資金につきましては内部資金を活用し、設備資金及びM&Aの投資資金につきましては、金融機関の借入により資金調達を行っております。

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

 当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 当社グループは、経営管理目的により、事業形態に基づいて複数の事業単位に組織化されており、「直営事業」及び「FC事業」の2つを報告セグメントとしております。

 「直営事業」は、国内及び海外において「まいどおおきに食堂」、「神楽食堂 串家物語」、「麺乃庄つるまる」等の運営を行っております。「FC事業」は、主に加盟店の経営指導等の事業を行っております。

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

 報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報並びに収益の分解情報

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

直営事業

FC事業

調整額

連結財務諸表計上額

売上高

 

 

 

 

 

まいどおおきに食堂

4,629

4,629

4,629

神楽食堂 串家物語

6,935

6,935

6,935

麺乃庄 つるまる

871

871

871

さち福や

2,674

2,674

2,674

天麩羅 えびのや

1,743

1,743

1,743

その他

8,174

8,174

8,174

FC加盟金売上

151

151

151

FCロイヤリティ売上

568

568

568

FCイニシャル売上

117

117

117

FCランニング売上

662

662

662

顧客との契約から生じる収益

25,030

1,500

26,530

26,530

その他の収益

外部顧客への売上高

25,030

1,500

26,530

26,530

セグメント間の内部売上高又は振替高

25,030

1,500

26,530

26,530

セグメント利益又は損失(△)

△65

910

845

△2,731

△1,886

セグメント資産

11,533

795

12,329

9,199

21,529

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費

882

882

77

959

のれんの償却額

97

97

97

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

583

13

597

12

609

 (注)1.セグメント利益又は損失の調整額△2,731百万円は、各報告セグメントに含まれない全社費用であります。全社費用は報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費であります。

    2.セグメント資産の調整額9,199百万円は、各報告セグメントに分配していない全社資産であり、主に本社の管理部門に係る資産等であります。

    3.減価償却費の調整額77百万円は、全社資産に係る減価償却費であります。

    4.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額12百万円は全社資産の増加額であります。

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

直営事業

FC事業

調整額

連結財務諸表計上額

売上高

 

 

 

 

 

まいどおおきに食堂

5,094

5,094

5,094

神楽食堂 串家物語

7,491

7,491

7,491

麺乃庄 つるまる

1,032

1,032

1,032

さち福や

2,964

2,964

2,964

天麩羅 えびのや

1,998

1,998

1,998

その他

9,625

9,625

9,625

FC加盟金売上

154

154

154

FCロイヤリティ売上

654

654

654

FCイニシャル売上

90

90

90

FCランニング売上

649

649

649

顧客との契約から生じる収益

28,206

1,549

29,756

29,756

その他の収益

外部顧客への売上高

28,206

1,549

29,756

29,756

セグメント間の内部売上高又は振替高

28,206

1,549

29,756

29,756

セグメント利益

2,116

993

3,110

△2,720

389

セグメント資産

9,991

621

10,612

9,674

20,287

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費

652

652

72

724

のれんの償却額

97

97

97

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

321

37

359

11

371

 (注)1.セグメント利益の調整額△2,720百万円は、各報告セグメントに含まれない全社費用であります。全社費用は報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費であります。

    2.セグメント資産の調整額9,674百万円は、各報告セグメントに分配していない全社資産であり、主に本社の管理部門に係る資産等であります。

    3.減価償却費の調整額72百万円は、全社資産に係る減価償却費であります。

    4.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額11百万円は全社資産の増加額であります。

    5.第2四半期累計期間より売上高の表示区分を変更しております。各ブランドの売上高構成比の増減を鑑み「その他」に含まれていた当社のサブブランドであります「さち福や」「天麩羅 えびのや」を新たに表示し、「手作り居酒屋 かっぽうぎ」を「その他」へ含めました。なお、前連結会計年度の売上高表示区分については、変更後の区分方法により作成したものを記載しております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

 単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2)有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高が10%を占める相手先がないため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

 単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2)有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高が10%を占める相手先がないため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2022年1月1日  至  2022年12月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

直営事業

FC事業

調整額

連結財務諸表計上額

減損損失

1,303

5

1,309

-

1,309

 

当連結会計年度(自  2023年1月1日  至  2023年12月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

直営事業

FC事業

調整額

連結財務諸表計上額

減損損失

863

208

1,071

1,071

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

直営事業

FC事業

調整額

連結財務諸表計上額

当期償却額

97

-

97

-

97

当期末残高

1,464

-

1,464

-

1,464

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

直営事業

FC事業

調整額

連結財務諸表計上額

当期償却額

97

97

97

当期末残高

1,367

1,367

1,367

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

 該当事項はありません。