人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数26名(単体) 271名(連結)
-
平均年齢45.6歳(単体)
-
平均勤続年数6.6年(単体)
-
平均年収5,910,000円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
|
2024年6月30日現在 |
|
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
省エネルギー支援サービス事業 |
1 |
(-) |
グリーンエナジー事業 |
247 |
(13) |
その他 |
8 |
(-) |
全社(共通) |
15 |
(1) |
合計 |
271 |
(14) |
(注)1.従業員数は就業人員数であり、臨時雇用者数(パートタイマー、契約社員、季節従業員を含んでおります。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定の事業に区分できない管理部門に所属しているものです。
(2)提出会社の状況
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|
|
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2024年6月30日現在 |
従業員数(人) |
平均年齢(才) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(千円) |
|
26 |
(3) |
45.6 |
6.64 |
5,910 |
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
省エネルギー支援サービス事業 |
1 |
(-) |
グリーンエナジー事業 |
2 |
(2) |
その他 |
8 |
(-) |
全社(共通) |
15 |
(1) |
合計 |
26 |
(3) |
(注)1.従業員数は就業人員数であり、臨時雇用者数(パートタイマー、契約社員、季節従業員を含んでおります。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定の事業に区分できない管理部門に所属しているものです。
3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3)労働組合の状況
労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
① 提出会社
当事業年度 |
||||
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1. |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2. |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1. |
||
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
||
60.0 |
- |
68.4 |
61.6 |
- |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
算定に該当する従業員が在籍していない場合は、「-」を記載しております。
② 連結子会社
当事業年度 |
|||||
名称 |
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1. |
男性労働者の育児休業取得率 (%) (注)2. |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1. |
||
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
|||
㈱エフバイオス |
9.5 |
50.0 |
72.2 |
77.3 |
12.3 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。
当社グループは、資源、エネルギーの利用と供給の両面から、現代の社会が求める合理性と安全を追求し、持続可能な地球環境の実現と当社の企業価値増大の両立を目指しています。
(1)サステナビリティ全般
① ガバナンス
当社グループは、2022年10月、「サステナビリティ推進委員会」及び「サステナビリティ推進会議」を設置し、当社のサステナビリティの実現に向けて、マテリアリティに取り組んでいます。
代表取締役社長を委員長とする「サステナビリティ推進委員会」は、社内取締役から構成され、グループのサステナビリティ方針、リスクと機会、中長期的な戦略、目標等について年2回以上にわたり審議を行い、審議結果を取締役会に上程しています。
当連結会計年度の実施状況は以下のとおりであります。
サステナビリティ推進委員会実施状況
区分 |
開催年月 |
検討内容 |
第1回 |
2023年8月 |
・サステナビリティ方針 ・マテリアリティ対策の追加 |
第2回 |
2023年12月 |
・エフオングループのGHG排出量 ・GHG排出量削減計画 |
取締役を議長とする「サステナビリティ推進会議」は、役職員から構成され、取締役会とサステナビリティ推進委員会で決定された方針の下、マテリアリティへの対応について計画を策定実行するとともに、各部門からの情報を集約し、目標に対する進捗状況の把握等も担っています。サステナビリティ推進会議は年4回以上開催し、会議結果をサステナビリティ推進委員会に報告しています。
当連結会計年度の実施状況は以下のとおりであります。
区分 |
開催年月 |
検討内容 |
第1回 |
2023年7月 |
・サステナビリティ方針 ・マテリアリティとTCFD対応策ロードマップ ・GHG排出量の算定状況及び体制 |
第2回 |
2023年8月 |
・サステナビリティ方針 ・マテリアリティ対策の追加 |
第3回 |
2023年12月 |
・GHG排出量の算定状況 ・GHG排出量削減の移行計画 ・マテリアリティ及びTCFD対応策 ・ロードマップの周知や取組方法 |
第4回 |
2024年3月 |
・今後の進捗管理項目及び指標 ・2024年度の取組み |
② 戦略
a.サステナビリティ方針
当社グループの描く2050年の世界観(VISION2050)及び当社グループの事業特性、さらにはサステナビリティ推進に関する国内外の動向等を踏まえ、以下のようにサステナビリティ方針を策定しました。
エフオングループは、資源、エネルギーの利用と供給の両面から、 現代の社会が求める合理性と安全を追求し、持続可能な地球環境の実現に貢献します |
b.マテリアリティと対応策
国際基準やガイドライン、当社グループ及び重要なステークホルダー双方の視点による様々な社会課題の評価結果等を踏まえて当社グループのマテリアリティ(重要課題)を特定しました。
特定したマテリアリティとそれらを解決して新たな価値を創造するために、当社が行う対応策は次のとおりであります。
ア.地域と産業の持続的発展に貢献
マテリアリティ |
対応策 |
森林資源の持続的かつ循環的な活用 |
・地域産木材の活用 |
・苗木育成、植林 |
|
・建築廃材の利活用 |
|
・資源循環利用による発電事業と山林事業の一体的経営 |
|
安定的な再生可能エネルギーの供給 |
・木質バイオマス発電の発電量拡大 |
・社有林拡大 |
|
・発電用燃料の安定調達 |
|
地域活性化への貢献 |
・地域人材の採用 |
・関係企業との連携 |
|
・地域売電 |
|
・地域産木材の販売 |
|
・地域からの燃料調達 |
イ.人と地球環境の未来に貢献
マテリアリティ |
対応策 |
事業活動に関わる人々の人権尊重 |
・人権方針の策定 |
・e-ラーニングによる人権関連研修 |
|
脱炭素社会への貢献 |
・再生可能エネルギーの供給拡大 |
・省エネによるエネルギー需要量最小化と再エネによるCO2排出量最小化の同時推進 |
|
・社有林拡大、森林管理高度化によるCO2吸収量の増加 |
|
・カーボン・クレジットの創出 |
|
・温室効果ガスの削減 |
|
森林生態系の保全・水源涵養 |
・環境林の保全 |
・水源涵養保安林の管理 |
|
・地域特性に応じた樹種の選定、育成、植林 |
|
・植林面積・本数の拡大 |
ウ.事業運営基盤の強化
マテリアリティ |
対応策 |
多様な人的資本の強化 |
・人材育成方針及び社内環境整備方針の策定 |
・多様性確保のための目標設定 |
|
労働安全衛生の確保 |
・安全衛生方針の策定 |
・安全衛生教育 |
|
・安全衛生の継続的な改善 |
|
リスクマネジメントの強化 |
・事業継続計画(BCP) |
・サイバーセキュリティ対策 |
|
・化学物質の管理 |
③ リスク管理
サステナビリティに関連するリスクについては、サステナビリティ推進委員会において識別を行い、内部統制委員会でその管理を行い、取締役会に報告しています。また、サステナビリティに関連するリスク対策の実行は、サステナビリティ推進会議にて行うものとし、その実施状況を内部統制委員会に報告します。
なお、内部統制委員会では、全社的なリスク管理を行っていますが、統合的リスク管理の高度化に向けて、引き続きリスク管理体制について検討を進め、適宜見直していきます。
④ 指標及び目標
サステナビリティ推進状況を管理するために設定した主な指標及び目標とそれに対する実績は以下のとおりであります。
なお、気候関連及び人的資本・多様性に関する指標及び目標は、「(2)気候変動関連情報開示タスクフォース(TCFD)に沿った情報開示の④指標及び目標」、「(4)「人的資本・多様性」に関する事項の②指標及び目標」に記載しています。
指標 |
単位 |
2023年度 |
||
実績 |
目標 |
状況 |
||
経営山林面積 |
ha |
4,799 |
6,000 |
未達 |
社有車のハイブリッド化割合等 |
% |
軽油燃料促進剤の効果検証中 |
モーダルシフト、軽油燃料促進剤、ハイブリッド車の導入検討 |
達成 |
自社植林面積 |
ha |
38.9 |
20 |
達成 |
(2)気候変動関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に沿った情報開示
気候変動は、最も重要な社会課題の一つであり、エネルギー事業や山林事業を営む当社グループにとっても、解決すべき経営課題です。2022年9月、当社は気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言への賛同を表明しました。また、取り組むべきマテリアリティの一つとして、脱炭素社会への貢献を掲げています。
① ガバナンス
気候関連のリスクと機会については、「(1)サステナビリティ全般①ガバナンス」に記載のガバナンス体制のもと、取締役会による監視と代表取締役社長を委員長とした「サステナビリティ推進委員会」による評価と管理を行っています。
② 戦略
<前提となるシナリオ>
当社では、脱炭素社会実現に向けた厳しい規制が課され気候変動の進展を抑えられた世界を想定した1.5℃シナリオと、規制が強化されず気候変動が進み台風や集中豪雨等の自然災害が激甚化する世界を想定した4℃シナリオを想定し、リスクと機会及び対応策について検討を行いました。
1.5℃の世界では、2050年まで道のりとして、政策と法の執行及びテクノロジーの進展などにより、カーボン・ニュートラルが達成されるシナリオを検討しました。
カーボン・ニュートラルとなる2050年までには、化石燃料の使用が削減され、再生可能エネルギー発電が拡大するとともに、大型車両はハイブリッド化を経て電動化が進むことが予測されます。
この際、最終的にカーボン・ニュートラルを達成するにはオフセットが必要となり、森林由来カーボン・クレジットが重要な役割を果たすものと考えられます。
<影響度の定義>
当社への事業にあたえる影響 大:30億円以上、中:30億円未満、5億円以上、小:5億円未満
<シナリオ分析に基づく当社のリスクと機会>
気候変動に関わる制度、市場、気象などの変化は、当社の事業活動にとってリスクとなりうる一方で、当社の事業構成上、大きな事業機会であると考えています。当社ではサステナビリティ推進会議の下、TCFD開示作業部会を設け、2022年10月より2023年2月まで、上記前提によるシナリオ分析に基づき気候変動の移行機会とリスク及び物理リスクの定性評価及び定量評価を行い、その結果についてサステナビリティ推進会議に報告し、サステナビリティ推進委員会、取締役会にて特定をしました。この際、1.5℃シナリオは、国際エネルギー機関(IEA:International Energy Agency)のWEO2022(NZE)、4℃シナリオは、国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)第5次評価報告書(RCP8.5)、第6次評価報告書(SSP5-8.5)を利用して分析しました。特定した主なリスクと機会、当社への影響と対応策は下記の通りです。
移行機会とリスク
区分 |
事業環境 |
機会/リスク |
当社への影響 |
|||
内容 |
2030年 |
2050年 |
||||
政策と法 |
・規制強化によりカーボン・プライシングの導入が進み、非化石エネルギー、クレジット取引、脱炭素関連事業の市場が拡大する |
機会 |
・脱炭素規制強化による再エネ需要の拡大 |
・木質バイオマス発電事業、電力小売事業の売上増加 |
中 |
大 |
・カーボン・プライシングの導入による森林の新たな付加価値の向上 |
・社有林の森林由来クレジットの販売による収益拡大 |
中 |
大 |
|||
リスク |
・気候変動、脱炭素対策規制への対応 |
・燃料輸送コストの増加、対策設備・重機導入コストの増加 |
小 |
中 |
||
市場 |
機会 |
・環境保護意識の向上に伴う、中高層建築物等への国産木材の需要拡大 |
・木材価格の上昇及び販売量の増加による収益拡大 |
中 |
中 |
|
リスク |
・木質バイオマス発電所の増加を受けた、燃料チップ調達環境の変化 |
・燃料チップ調達コストの増加 |
中 |
大 |
||
テクノロジー |
・技術革新を受けた発電コスト低減により非化石電源の導入が進む |
機会 |
・省エネ(素材、技術、手法等)の技術革新 |
・省エネ事業範囲、機会の拡大による売上増加 |
中 |
大 |
・早生樹(※1)、エリートツリー(※2)の普及 |
・販売量の増加による収益拡大 |
小 |
中 |
|||
・技術開発により、エネルギー利用効率化や林業のイノベーションが進む |
リスク |
・競合する再エネ電気の発電コスト低下 |
・FIT・FIP後の木質バイオマス発電事業、電力小売事業の売上減少 |
小 |
大 |
|
評判 |
・社会の意識変化により、気候変動への取組状況が企業評価に影響 |
機会 |
・森林再生・環境貢献型企業に対する評価の高まり |
・企業価値、ブランド力の向上 |
中 |
大 |
・省エネ、木質バイオマス発電・電力小売り、山林事業の売上増加 |
||||||
リスク |
・再エネ定義の見直し |
・木質バイオマス発電の持続可能性評価の厳格化 |
中 |
大 |
※1.早生樹:「早く」「成長する」「樹種」の総称です。一般的には、スギやヒノキに比べて初期の樹高成長量や伐期までの材積成長量の大きな樹種を指します。10年から25年位の比較的短伐期での収穫が可能で、センダン・ユリノキ・チャンチンモドキ・コウヨウザン等の種類があります。(出典:近畿中国森林管理局)
※2.エリートツリー:各地の山で選抜された精英樹(第1世代)の中でも、特に優れたものを交配した苗木の中から選ばれた、第2世代以降の精英樹の総称です。主に成長性が改良されており、特に初期成長の早さが特徴です。材質や通直性にも優れています。(出典:森林総合研究所)
<対応策>
(政策と法、市場、テクノロジー)
・純国産木材活用による森林資源循環型の再生可能エネルギーとして、木質バイオマス発電事業と電力小売事業を積極的に展開
・エネルギー消費量削減に寄与する革新技術の早期導入による、省エネルギー支援事業強化
・社有林の拡大と維持管理、苗木生産、植林を推進し、森林由来クレジットの創出
・林業就業者の人材育成を進めるほか、高性能林業機械、ICT、早生樹・エリートツリーの導入を進め、山林経営を効率化
・効率化された社有林から燃料調達量の拡大を進め、FIT・FIP後を見据えた燃料調達と発電コスト低減
・各拠点で使用する重機・大型トラックのハイブリッド化、電動化や電力の再エネ化等による、GHG排出量の削減
(評判)
・ステークホルダーへの情報開示による、企業価値向上
・純国産木材由来の木質バイオマス発電と山林の一体的な経営による、資源の循環再生や持続可能性に関する発信の強化
物理リスク
区分 |
事業環境 |
リスク |
当社への影響 |
|||
内容 |
2030年 |
2050年 |
||||
急性的 |
・気候変動に起因する水害等の自然災害の増加 |
リスク |
・異常気象による自然災害リスクの拡大 |
・送電機会の損失、復旧や対策建設費の増加 |
中 |
中 |
・燃料チップ調達障害、調達コスト増 |
<対応策>
・事業継続計画(BCP)による対策強化
・燃料調達網の強化
③ リスク管理
気候関連リスクについては、「(1)サステナビリティ全般③リスク管理」に記載の、サステナビリティに関連するリスクの一部として管理しています。
④ 指標及び目標
a.エフオングループ トランジション戦略
当社グループは、カーボン・ニュートラルに向けて、発電を除くScope1+2を2030年度50%削減(2021年度比)、2050年度ネットゼロを目標に「エフオングループ トランジション戦略」を策定しました。
ア)木質バイオマス発電の発電量拡大により当社の成長と社会のカーボン・ニュートラルへの貢献
|
2021年度実績 |
2030年度目標 |
GHG排出量 |
4,595t-CO2 |
2021年度比(注)50%削減(2050年までにカーボン・ニュートラルを達成) |
木質バイオマス発電量 |
5億kWh |
10億kWh |
エフオングループ トランジション戦略 |
||
|
(注)発電燃料である木質チップ由来の排出量を除きます。
イ)社有林の拡大及び伐採後の植林により、森林吸収量を拡大して気候変動抑制に貢献するとともに、カーボン・クレジットを創出しオフセットに寄与
|
|
(単位:t-CO2) |
|
2021年度実績 |
2030年度目標 |
森林CO2吸収量 |
3,040 |
6,000 |
b.2023年度の実績
当社グループの2023年度の実績は以下のとおりであります。
ア)木質バイオマス発電の発電量拡大による当社の成長と社会のカーボン・ニュートラルへの貢献
|
2021年度実績 |
2023年度実績 |
2030年度目標 |
||
GHG排出量 (t-CO2) |
Scope1(当社グループによる温室効果ガスの直接排出) |
4,173 |
5,039 |
50%削減(注) (2021年度比) |
|
Scope2(他者から供給された電気の使用に伴う間接排出) |
422 |
111 |
|||
|
合計 |
4,595 |
5,150 |
||
|
内、木質チップ由来を除く 排出量 |
3,376 |
3,229 |
||
|
(削減率4.4%) |
||||
木質バイオマス発電量(kWh) |
500,000,000 |
666,557,534 |
1,000,000,000 |
(注)発電燃料である木質チップ由来の排出量を除きます。
イ)社有林の拡大及び伐採後の植林により、森林吸収量を拡大して気候変動抑制に貢献するとともに、カーボン・クレジットを創出しオフセットに寄与
|
|
|
(単位:t-CO2) |
|
2021年度実績 |
2023年度実績 |
2030年度目標 |
森林CO2吸収量 |
3,040 |
183.7 |
6,000 |
注)主伐による排出量は、主伐林齢までの蓄積を主伐年度に一括算定するので、森林の年々の成長に基づき算定する吸収量に比べると面積あたりで10倍以上大きく、吸収量を相殺(出典:J-クレジット制度事務局)してしまうため、2023年度の吸収量は、2021年度より小さくなっております。
ウ)その他トランジション戦略関連指標
指標 |
単位 |
2023年度実績 |
2030年度目標 |
購入電力再エネ率 |
% |
55.5 |
100 |
N2O、CH4 |
- |
排出量分析 |
削減技術の評価 |
(3)生物多様性の保全
2022年に開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)では、2030年までに「生物多様性の損失を止め反転させる」、すなわちネイチャーポジティブ(自然再興)がミッション(使命)として掲げられました。自然資本の恩恵の下に事業活動を営む当社グループにおいても、生物多様性の保全は重要な経営課題です。
このため、2023年より京都府京都市右京区の社有林約500haを対象に生物多様性調査を開始したところ、環境省のレッドデータブック(RDB)で絶滅危惧種IB類(EN)であるクラガリシダをはじめ、多くの希少種の生息を確認しました。今後も、多様な動植物が自然に繁殖できる環境を守り続け、ネイチャーポジティブの実現に貢献してまいります。
(4)「人的資本・多様性」に関する事項
当社グループは、対処すべき課題でも触れた通り、専門的な人員の確保、育成の継続を重要事項としております。これらの実現するためには、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の推進を計画的に具現化することで多様な人材の採用や、ワークライフバランスを考慮した働き方改革を継続することで多様な働き方を取り入れてまいります。加えて、社員一人ひとりの健康こそが、事業発展の基礎であるとする、健康経営を推進します。こうした施策を合わせることにより、社員の定着率や働き甲斐のある職場環境の実現に取り組んでまいります。
人材育成方針については、人的資本価値を高めるために経営戦略と人材戦略、そして社員一人ひとりの能力発揮と成長意欲の連動が不可欠であることから、現場実践を重視した教育を中心に検討し戦略・目標策定を実現してまいります。
① 戦略
当社グループが今後も持続的な成長を遂げるためには、中長期的な戦略に沿った人材の育成が不可欠であるとの考えのもと、新入社員から管理職に至るまでの階層に合わせた階層別研修をはじめ、従業員の職務や役職において必要とされる人材に育成するための各種教育研修制度や技術の習熟度を測りグループ全体の技術力の向上を目指す「グループ技術技能検定」を継続して実施し能力開発を可能にしております。
<人材育成の主な取組み>
|
取組事項 |
具体的内容および実施状況 |
(a) |
階層別研修 |
新入社員研修、若手社員研修、中堅社員研修、管理職研修の各研修を実施いたしました。次年度も同様の研修を実施予定としております。 |
(b) |
リーダーシップ/ マネジメントスキル育成 |
リーダー職や管理職としての役割遂行に必要な能力やスキルを特定し、外部教育機関による研修を活用してリーダーシップやマネジメントスキルを習得する機会を提供しております。 |
(c) |
グループ技術技能検定 |
バイオマス発電所に特化した技術の習熟度を測りグループ全体の技術力の向上を目指す、「グループ技術技能検定」の継続的に実施しております。 |
(d) |
自己啓発プログラム |
従業員が自ら学び能力開発する場を提供するため、外部教育機関を活用し、各人で選択可能な自己啓発プログラムを提供しております。 |
(e) |
OJT制度 |
技術と経験を有する社員が、若手社員の指導育成を担当することで、社内で受け継がれてきたノウハウを伝承しており、今後とも熟練社員の技術の継承、知識の共有に努めてまいります。 |
(f) |
リスク管理研修 |
企業全体のリスク管理の一環として、ハラスメント、コンプライアンス、情報セキュリティの各種研修のデバイスを固定せず実施できるよう環境と機会を提供しております。 |
<人的環境整備の主な取組み>
人的資本の強化は、当社グループにおいて制度面を含めた環境整備に取組み、社員一人ひとりを対象に、健康保持増進のケアあるいは中長期的な企業価値向上に欠かせない優秀な人材の確保のため継続して行うことが重要だと認識しております。
|
取組事項 |
具体的内容および実施状況 |
(a) |
多様性の確保 |
多様な知識、経験を持つ人材の獲得や多様な働き方として副業制度の導入を実施しております。 |
(b) |
高年齢者雇用 |
高年齢者雇用安定法の改正より前倒しにて定年延長施策を65歳として実施しており、合わせて確定拠出年金についても改定を行っております。 |
(c) |
育児介護休業 |
育児・介護休業法の改正法導入より前倒し施策として、現在行われている短時間勤務に加えて「テレワーク」を選択肢としたことやその対象年齢を小学校3年生までと法案を上回る施策を行っております。 |
(d) |
生活習慣病予防 |
生活習慣病高リスク者に対する特定保健指導の勧奨に取り組んでおります。「健康経営優良法人2024」(中小規模法人部門)に昨年に引き続き認定されました。 |
(e) |
労働安全衛生の確保 |
安全操業、労働災害撲滅を最優先課題とし自主的な安全衛生活動を推進し安全で働きやすい職場環境づくりを進めております。 |
(f) |
従業員向けインセンティブプランの導入 |
福利厚生の拡充、及び株主としての資本参加による従業員の勤労意欲高揚やリテンション効果を通じた当社グループの恒常的な発展を促すことを目的として、本制度を導入しております。 |
(g) |
確定拠出年金制度の拡充 |
勤続年数に伴った会社掛金の額面を増額改定し、長く安心して働く環境を強化しております。 |
② 指標及び目標
当社グループは、上記「①戦略」において記載した人材育成の主な取組み及び人的環境整備の主な取組みに関して次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。
各戦略 |
人事KPI |
実績(2024年6月期) |
2025年6月期 |
||
多様性の確保 |
男性育休取得人数 |
1 |
人 |
5 |
人 |
人材強化 |
研修受講人数 |
延べ423 |
人 |
延べ400 |
人 |
職場環境の整備 |
育児休業復帰率 |
100 |
% |
100 |
% |
有給休暇取得率 |
87 |
% |
86 |
% |
|
ストレスチェック受検率 |
100 |
% |
90 |
% |