人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数2,237名(単体)
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平均年齢45.4歳(単体)
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平均勤続年数18.7年(単体)
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平均年収6,667,416円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)提出会社の状況
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2024年3月31日現在 |
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
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2,237 |
(5,356) |
45.4 |
18.7 |
6,667,416 |
(注)1.従業員数は就業人員であります。
2.従業員数には、社外への出向者(3名)を除き、嘱託(26名)を含めております。
3.臨時雇用者(パートタイマー、派遣社員を含む)を雇用しており、年間平均人員(労働時間を月間150時間で換算)を従業員数欄に( )外数で記載しております。
4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。なお、勤続1年未満の者(休職者を含む)は除いております。
5.当社は、卸売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)労働組合の状況
2024年3月31日現在 |
名称 |
結成年月日 |
組合員数(人) |
PALTAC労働組合 |
2007年3月1日 |
1,832 |
(注)1.上部組織には所属しておりません。
2.労使関係は円満に推移しており、特記すべき事項はありません。
(3)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
当事業年度 |
補足説明 |
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管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1 |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)3 |
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全労働者 |
うち正規雇用労働者 |
うちパート・有期労働者 (注)4 |
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6.7 |
30.0 |
48.1 |
76.1 |
90.1 |
(注)5 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.男女の賃金の差異については、男性の賃金に対する女性の賃金割合を示しております。賃金には、給与(基準外賃金を含む)、賞与、課税通勤費等を含んでおります。
4.パートタイマーについては、年間平均人員(労働時間を月間150時間で換算)にて算出しております。
5.「労働者の男女の賃金の差異」について、賃金制度・体系において性別による差異はありません。男女の賃金の差異は主に男女間の管理職比率、年齢構成及び雇用形態の差異によるものであります。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社のサステナビリティに対する考え方及び取組は以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
当社は、過去から「人々の豊かで快適な生活」の実現を目指し、サプライチェーン全体の最適化・効率化を図ることで、社会課題の解決に取り組んでまいりました。新たに策定した「長期ビジョン」及び3か年の中期経営計画「PALTAC VISION 2027」においても、社会全体の課題と当社の事業成長における課題との関連性を踏まえて特定した重要課題の解決を通じて、サステナブルな環境・社会の実現と当社の持続的成長に向けて取り組んでまいります。
(1)ガバナンス
当社は、気候変動への適切な対応や人的資本の向上といったサステナビリティ課題への対処に向けて、代表取締役社長の監督・指示のもと、全社横断的な取り組みを推進するサステナビリティプロジェクトにおいて、事業に影響を及ぼすリスク・機会の特定、及びそれらへの対応方針の立案を行っております。これらの結果は、プロジェクトの事務局を担うCSR推進本部が定期的に取締役会に報告し、取締役会において当該報告内容に関する管理・監督を行っております。
(2)リスク管理
当社は、経営目標の達成に向けて、事業遂行上に存在し得るリスク要因に適切に対応し、企業の社会的責任を果たすことを目的に「リスクマネジメント基本規則」を制定しております。リスク管理体制については、リスク管理の統括部署であるCSR推進本部が中心となり、経営層・各部門と連携し、気候変動や人的資本投資などサステナビリティの観点を含む事業運営に影響を及ぼすリスクの抽出・分析、影響度・発生可能性等を基準とした重要性の評価、及び対応方針の立案を行っております。これらのプロセスを経て特定した「重要なリスク」は、定期的に取締役会に報告され、取締役会において管理・監督を行い、中期経営計画の戦略に織り込んで対応を進めております。
サステナビリティに関する事項を含む具体的なリスクに関しては「3.事業等のリスク」を参照ください。
(3)戦略並びに指標及び目標
①気候変動対応
イ.戦略
異なるシナリオ(2℃未満、4℃)における事業インパクトを評価するとともに、気候関連リスク・機会に対する自社戦略のレジリエンスを評価することを目的として、国際エネルギー機関(IEA)や、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が公表する複数のシナリオを参照し、2030年時点における気候変動の影響について分析を実施いたしました。
分析の結果、2℃未満シナリオでは、炭素税等の導入や気候変動対応への取り組み遅延による取引縮小等のリスクが高まる一方で、エシカル商材等の需要拡大が見込まれると認識いたしました。4℃シナリオでは、主なリスクとして自然災害による供給網への被害が想定されます。しかし、当社は平時より大規模災害等の様々なリスクを想定した実効性のあるBCPを策定しており、その一つとして、1つのセンターが被災により出荷不能に陥ったとしても、他センターから配送を補完するバックアップ体制を整えております。そのため、2030年時点での自然災害による物理的リスクの影響は大きくないと考えております。
一方で、機会については、気温上昇に伴う夏物商材や災害対策商材等の需要拡大が見込まれると認識いたしました。また、いずれのシナリオにおいてもコスト上昇圧力が強まることが見込まれますが、これはリスクである一方、当社が築き上げてきた「強み」であるローコストかつ高効率物流網を活かす機会でもあると考えております。当業界は、店舗における人手不足や配送ドライバー不足への対応など喫緊の課題に直面しており、気候変動以外を要因とするコスト上昇圧力も強まっております。当社は、このような環境下において、強みである「物流機能」、中間流通で培った「つながり」にイノベーションを起こすことで、負担を生まない流通づくりに努め、リスクの低減および収益機会の獲得を図ってまいります。
■リスクと機会
区 分 |
内 容 |
影響度 |
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2℃未満 |
4℃ |
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リスク |
移行 |
政策・ 法規制 |
・炭素税等の導入によるコスト増加 ・配送業者のコスト増加による配送単価の上昇 |
中 |
小 |
評判 |
・気候変動対応への取り組み遅延による取引縮小 |
中 |
小 |
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物理 |
慢性 |
・気温上昇による季節商材(冬物)等の需要減少 |
小 |
小 |
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・気象パターンの変化による原材料費の高騰 (仕入原価の上昇) |
小~中 |
小~中 |
|||
急性 |
・異常気象の激甚化による供給網への被害(物的・人的) |
小 |
小 |
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機 会 |
販売機会の 増加 |
・生活者のエシカル消費ニーズの拡大 ・災害対策商材の需要増加 |
小~中 |
小 |
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・気温上昇による季節商材(夏物)や熱ストレス対策商材 等の需要増加 |
小 |
小 |
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相対的 競争力の上昇 |
・気候変動対策に伴うコスト上昇効果を最小限に抑える ローコスト物流網へのニーズ上昇 |
小~中 |
小 |
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・安定供給を維持する物流基盤へのニーズ上昇 (BCP対策及び全国RDC物流網) |
小~中 |
小~中 |
事業/財務影響度の評価 大:事業戦略への影響または財務的影響が大きいことが想定される
中:事業戦略への影響または財務的影響が中程度と想定される
小:事業戦略への影響または財務的影響が小さいことが想定される
ロ.指標と目標
当社は、今世紀末までの気温上昇2℃未満実現に貢献するため、Scope1・2について「2030年度(2031年3月期)にCO2排出量2020年度(2021年3月期)比50%削減」「2050年度(2051年3月期)にCO2排出量実質ゼロ」の目標を設定しております。目標達成に向けた指標としては、「PALTAC VISION 2027」における重要な非財務目標として「2026年度(2027年3月期)にCO2排出量2020年度(2021年3月期)比28%削減」を設定しております。当社のScope1・2においては、物流センターの電力使用による排出が大半を占めておりますが、商品出荷を止めることはできないため、電力使用量を大幅に減らせないなか排出削減を実現する必要があり、再エネを「創る」「買う」施策を中心に目標達成に向けた取り組みを進めております。具体的には、太陽光発電システムを設置可能な物流センターの屋上へ順次設置するとともに、環境証書の購入や再エネ電力プランへの切り替えにより再エネ電力を調達し、段階的な削減を進めてまいります。当事業年度においては、環境証書の購入と、事務所・物流センターの稼働時間短縮などコスト削減・職場環境の改善も狙った「減らす」取り組みを併せて進めてまいりました。これにより、現在算定中の当事業年度のCO2削減量は年度計画を達成する見込みです。
Scope3については、商品輸送に伴うCO2排出量(GHGプロトコル:カテゴリー4)の削減に向けて、配送効率化に向けた既存の取り組みを加速させるとともに、お取引先様との連携・協働により取り組みの幅を拡大することで、事業活動を通じたCO2排出量の削減を進めております。その他のカテゴリーにおいては、当社事業との関連度を考慮したうえで、CO2排出量の算定及び算定精度の向上に努めるとともに、削減可能性の調査・情報収集を行い、順次対応してまいります。
目標 |
指標 |
実績 |
脱炭素社会移行への貢献・ CO2排出量 Scope1・2 2031年3月期 50%削減 (2021年3月期比) 2051年3月期 実質ゼロ |
(2021年3月期比) |
2024年3月期 13.9%削減 |
②人的資本・多様性
イ.戦略
当社は、人財こそが価値創造の源泉かつ最も重要な資産であると考えており、長期ビジョンにおいて、多様な人財が互いを尊重し合い、自律・自発の活躍を通じて、組織ひいては社会とともに成長していくことを目指しております。ビジョンの実現に向けては、「多様な人財の育成・確保」、「活躍を促す環境の整備」、「健康経営の推進」に積極的な投資を実行することで、各取り組みの相乗作用により、自律・自発の組織風土の醸成と従業員エンゲージメントの向上を図ってまいります。
多様な人財の育成・確保については、既存の枠組みにとらわれず、新たな流通の形をデザインできる人財や、デジタル技術を最適な形で活用し、アイデアを具現化できる人財など、長期ビジョンの実現に向けて必要となる人財のポートフォリオを構築し、ポートフォリオに沿った能力開発プログラムの設計と運用および柔軟な採用を進めてまいります。また、育成においては、ジョブポスティングやジョブローテーションの活性化を通じて、新たな学習の機会を提供するとともに、異なる部門という視点での「知と経験のダイバーシティ」にもつなげていく考えです。
活躍を促す環境の整備については、自律的なキャリア形成をサポートする制度の整備、タレントマネジメントを活用した人財一人ひとりの特性に応じた最適配置などにより「働きがい」を高めてまいります。加えて、性別などの属性を問わず活躍を促すための各種制度の整備や働き方改革、オフィスの快適性向上などのワークプレイス最適化により、多様な価値観を最大限活かせる「働きやすい環境」を構築してまいります。
健康経営の推進については、セミナーや研修の充実による一人ひとりの意識向上、心と身体の健康を守る各種サポートの充実、職場の労働安全衛生を守る専門チームの強化などを通じて、すべての取り組みの根幹となる従業員の健康と安全をトータルでケアする体制を強化してまいります。
ロ.指標と目標
当社は、長期ビジョンにおいて、「多様な人財が自律・自発で活躍する組織の構築」を目標としております。目標達成に向けた指標としては、「PALTAC VISION 2027」における重要な非財務目標として、多様性確保の観点から、「管理職に占める女性労働者の割合」、「男性労働者の育児休業取得率」、エンゲージメント向上の観点から、「エンゲージメントスコア」を設定しております。
目標 |
指標 |
実績 |
多様な人財が自律・自発で 活躍する組織の構築 |
・管理職に占める女性労働者の割合 2027年3月期 8.4% ・男性労働者の育児休業取得率 2027年3月期 60% ・エンゲージメントスコア 2027年3月期 55.0 |
・管理職に占める女性労働者の割合 2024年3月期 6.7% ・男性労働者の育児休業取得率 2024年3月期 30% ・エンゲージメントスコア 2024年3月期 48.1 |