人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数1,683名(単体) 3,963名(連結)
-
平均年齢41.1歳(単体)
-
平均勤続年数17.3年(単体)
-
平均年収6,248,000円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
|
2024年3月31日現在 |
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
表面処理事業 |
1,407 |
鋳造事業 |
1,493 |
環境事業 |
290 |
搬送事業 |
181 |
特機事業 |
358 |
その他 |
73 |
全社(共通) |
161 |
合計 |
3,963 |
(注)1.従業員数は、就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出
向者を含む。)であります。
2.全社(共通)として、記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない研究開発部門及び管理部門に所属しているものであります。
(2)提出会社の状況
|
|
|
2024年3月31日現在 |
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(千円) |
1,683 |
41.1 |
17.3 |
6,248 |
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
表面処理事業 |
613 |
鋳造事業 |
417 |
環境事業 |
264 |
搬送事業 |
0 |
特機事業 |
228 |
その他 |
0 |
全社(共通) |
161 |
合計 |
1,683 |
(注)1.従業員数は、就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であります。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.全社(共通)として、記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない研究開発部門及び管理
部門に所属しているものであります。
(3)労働組合の状況
当社の労働組合は、日本労働組合総連合会のJAMに加盟し、2024年3月31日現在の組合員数は1,142名であります。
また、連結子会社のうち株式会社メイキコウは労働組合を結成しておりますが、上部団体には加盟しておらず、2024年3月31日現在の組合員数は145名であります。
なお、当社及び各連結子会社ともに労使間に特記すべき事項はありません。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
提出会社
当事業年度 |
補足説明 |
||||
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1. |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2. |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1. |
|||
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
|||
3.7 |
76.5 |
63.0 |
63.5 |
59.7 |
定年後の再雇用は有期雇用労働者でカウントしています。 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)気候変動への対応とTCFD提言への取組状況
当社グループでは、気候変動への対応を重要課題と捉え、シナリオ分析等の取組みを行い、2022年6月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に対する賛同を表明しました。
主力の鋳造事業等で、エネルギーを使用する当社グループにとって、気候変動への対応は喫緊の課題と捉えて取り組んでいます。
(2)ガバナンス
社長を委員長とするサステナビリティ委員会において、当社グループにおける気候関連のリスク及び機会を監視し、管理します。サステナビリティ委員会の決議事項は、取締役会に報告され、監督されています。
(3)リスク管理
サステナビリティ委員会において、気候変動に伴うリスク及び機会を明確にした上で気候変動の緩和・適応に向けた活動に取り組んでいます。特に、激甚化傾向にある自然災害に対しては、リスクマネジメント計画及び事業継続計画以下、BCPの策定と実行によりリスク低減に努めています。さらに、製品のエネルギー効率向上及びビジネスパートナーや顧客との協働などを通じてバリューチェーン全体での脱炭素社会づくりに貢献していきます。
2023年度は、サステナビリティ委員会により気候変動リスクを決定し、業績への影響等を評価実施いたしました。
また、リスク管理委員会で、気候変動リスクをリスクマップに追加するとともに、BCPマニュアルの再点検を行いました。
<サステナビリティに関する戦略>
TCFD提言に基づき、気候変動シナリオ分析を行いました。新東工業グループにおいて2℃未満及び4℃気温上昇時の世界を想定し、リスク・機会の抽出と対応策を検討しました。2℃未満上昇時は炭素税の高騰が事業へのインパクトが大きく、4℃上昇時は異常気象の激甚化が事業に大きく影響を及ぼすことが想定されます。これらの分析を基に事業への影響評価を実施のうえ、対応策を実施してまいります。
<気候変動分析シナリオ>
|
想定される世界観 |
主な参照シナリオ |
2°C未満シナリオ (2100年までの平均気温上昇が産業革命以前と比べて2°C未満に抑えられている世界) |
脱炭素社会への移行に伴う変化が事業に影響を及ぼす(主として、移行リスク)
・気候変動に関する規制が強化され、炭素税導入、電源構成の非化石燃料化、自動車産業の電動車へのシフトなどが発生する ・社会全体が脱炭素に向かい、企業の脱炭素への取り組みが評価され、工場、事務所等における脱炭素化設備の導入が進む |
WEO2021 (APS、SDS)、 IPCC RCP2.6等 |
4°Cシナリオ (2100年までの平均気温上昇が産業革命以前と比べて4°C上昇する世界) |
気象変動による物理的な被害が事業に影響を及ぼす (主として、物理リスク)
・気候変動に関する規制は導入されるものの限定的 ・異常気象の激甚化が進み、自然災害が頻発 ・気温上昇により、労働環境の悪化、地域によっては取水制限等が生じる |
WEO2021 (STEPS)、 IPCC RCP8.5等 |
<TCFD提言に基づくリスク・機会の影響評価>
区分 |
特定したリスク/機会 |
財務影響評価 |
|||
2℃未満 |
4℃ |
||||
移行 リスク |
政策と法 |
炭素税の導入 |
・炭素集約度の高い素材の仕入れコストの増加 |
大 |
小 |
省エネ政策強化 |
・ガソリン車市場の縮小による売上の減少 |
大 |
小 |
||
技術市場 |
低炭素技術への移行 |
・既存生産設備の早期更新によるコスト増加 ・環境配慮製品・サービスの開発遅れによる売上の減少 ・環境配慮製品・サービス開発のための研究開発投資費用の増加 |
大 |
小 |
|
市場 |
エネルギー市場の変化 |
・再生可能エネルギーへの切り替え等に伴うエネルギーコストの増加 |
中 |
小 |
|
物理的 リスク |
急性 |
極端な気象現象の増加 |
・洪水頻度の上昇による営業停止、売上機会の損失 |
小 |
中 |
慢性 |
平均気温の上昇 |
・気温上昇に伴う暑熱対策コストの増加 ・渇水による取水制限による工場操業停止、操業 コストの増加 |
小 |
中 |
|
機会 |
資源効率性 |
生産効率の向上 |
・エネルギー使用削減等による工場操業コストの 削減 |
中 |
小 |
エネルギー源 |
再エネ政策の 利用 |
・再生可能エネルギー関連産業向け売上の増加 |
中 |
小 |
|
製品・ サービス |
CO2 低排出製品・サービスの拡充 |
・リサイクルサービスの拡大による売上の増加 ・環境配慮製品・サービスの開発、拡充による売上の増加 |
大 |
小 |
|
市場 |
新市場の創出 |
・EV市場における売上の拡大 |
大 |
小 |
※財務影響評価
大:財務的影響が大きいことが想定される(およそ10億円以上)
中:財務的影響が中程度と想定される(およそ1億円以上10億円未満)
小:財務的影響が小さいことが想定される(およそ1億円未満)
(4)指標及び目標
2017年に、創立100周年に向けて「環境経営」の方針を策定して目標を設定し、「エコプロダクツ・サービス(環境配慮商品の提案活動)」「エコファクトリー(省エネルギー活動)」「エコロジスティクス(物流の効率化活動)」の3つの活動により、CO2排出量の削減と情報開示に取り組んで参りました。2023年4月に、目標を見直し、2021年を基準として、「2030年にCO2 排出量24%削減」「2034年にCO2 排出量32%削減」という環境目標を定め、取組みを進めて参ります。
現在、Scope1,2に加え、Scope3のサプライチェーン全体を通じた目標値の設定に取組中であるとともに、サプライヤーの排出量を集計中です。
(単位:tCO2)
|
2021年 |
2022年 |
2023年 |
Scope1 |
18,272 |
18,738 |
17,005 |
Scope2 |
55,448 |
44,403 |
44,732 |
合計 |
73,720 |
63,141 |
61,737 |
新東工業グループ CO2排出量削減計画
(5)人的資本
当社グループでは「社員に人生の舞台として選ばれる会社」をめざし、“会社=自分自身を育て、成長する場”として定義しました。価値観が多様化し、働き方が大きく変化する中、年齢・性別問わずに社員が成長し自身のキャリアを描くことができる会社として、一人ひとりが働きがいを持って、絶えず前進しチャレンジする企業風土の醸成に努めています。
①戦略
経営理念の実現に向け、当社グループの事業活動から影響を受ける全ての人々の人権を尊重する取り組みをグループ全体で推進し、責務を果たす努力をしています。社員の多様性、人格、個性を尊重するとともに、国籍、人種、宗教、性別、信条、政治的意見、出身地、社会的出身、その他、遂行すべき業務と何ら関係のない属性を理由に、賃金、労働時間その他の労働条件について差別を禁止し、あらゆるハラスメントを禁止しています。また、いかなる形態の強制労働および児童労働も認めていません。また「SINTO取引先ガイドライン~未来の子供たちの未来のために~」を通じてサプライチェーン全体での人権尊重を推進しています。
基本的な考え方(活人主義) 人事制度の根幹となる考え方が「活人主義」です。活人主義とは文字通り社員に生きがいを持って活きいきと働いてもらう経営であり、社員の力を最大限に活かす経営です。まさに、人材(=社員)こそが企業にとって最大の財産であり、人材の成長と活躍が、会社全体の発展に繋がると考えています。また、当社はものづくりの心を大切にして社会に貢献したいという思いのもと、世界に通用する技術を追求することで発展してきました。これからもお客さまから「ありがとう」と言われる企業を目指していきます。そのためにも、経営理念である「HEART」の精神に基づき、社員一人ひとりが世界に通用する技能、技術を身に付け、進化していくことが欠かせないと考えています。入社から退社までの長い期間を見据えて、会社の目標と、社員自身の目標とのベクトル合わせを行いながら、個人の能力向上、スキルの向上を奨励し、能力開発に頑張った人が報われる人事諸施策を展開しています。 |
|
|
思想 |
経営理念「HEART」、活人主義、中期経営計画、会社方針、トップの思い、当社独自の発想・考え方を伝え、社員としての誇り(帰属意識)を育みます。 |
知識 |
人材開発体系表に基づくOFF-JT教育によるマネジメント知識、業務遂行のために必要な専門知識教育、能力開発ポイントの加点による“やる気の喚起”など人事制度とも連動しています。 |
技能 |
頭で理解・習得した知識を繰り返し訓練することで技能として体得、新東キャリア制度と連動した技能(スキル)教育を展開します。 |
実践力 |
職場でのOJT教育による経験の付与、SS改善(小集団)活動による知恵・工夫・創造力の涵養を図ります。また、人事ローテーションの推進や人事考課(業績評価)の面談を通じた仕事の振返りにより、能力を高めます。 |
②指標及び目標
指標 |
2024年3月期実績 |
目標 |
管理職に占める女性労働者の割合(※) |
3.7% |
5.0%以上 |
男性労働者の育児休業取得率(※) |
76.5% |
100% |
労働者の男女の賃金差異(※) |
63.0% |
- |
(※)提出会社の実績及び目標値です。