2024年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    1,920名(単体) 2,136名(連結)
  • 平均年齢
    36.2歳(単体)
  • 平均勤続年数
    11.1年(単体)
  • 平均年収
    6,225,000円(単体)

従業員の状況

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

2024年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

システム開発

2,136

合計

2,136

 

 

(2) 提出会社の状況

2024年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

システム開発

1,920

合計

1,920

 

 

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

1,920

36.2

11.1

6,225

 

(注)  平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、社員の親睦団体である「TDC友の会」を中心に労使のコミュニケーションを図っており、労使関係は良好であります。

 

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

①提出会社

当事業年度

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

 

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

7.0

70.3

80.2

80.2

99.8

 

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

男女の賃金の差異においては、役割、等級の違いによるものであり、同一労働の賃金に差はございません。女性活躍施策の推進により、今後は均衡していく見込みであります。

なお、定年退職後の再雇用は正規雇用労働者に含めております。

    2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

 

②主要な連結子会社

当事業年度

 

名称

 

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

TDCフューテック㈱

15.4

100.0

85.3

84.8

90.5

 

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

男女の賃金の差異においては、役割、等級の違いによるものであり、同一労働の賃金に差はございません。女性活躍施策の推進により、今後は均衡していく見込みであります。

なお、定年退職後の再雇用は正規雇用労働者に含めております。

    2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) ガバナンス

当社グループでは、当社グループが持続的に発展する為に、経営者・社員一人ひとりが自らなすべきことを考え、行動を改革し、事業そのものを変革する為の基本的な考え方を「企業理念」としてまとめております。

「企業理念」の考え方に基づき、当社のサステナビリティ経営の目指すべき方向性として、サステナビリティ基本方針を定めております。

 

 

サステナビリティ基本方針

健全な企業統治

・社会への持続的な価値創出と、当社グループの企業価値向上にむけて、実効性・透明性の高い企業統治を実現し、全ての企業活動で法令・社会規範を遵守します。

・当社グループは、全ての企業活動で、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、人権を尊重します。

新たな付加価値の社会への提供

・当社はお客様に高付加価値SIサービスを提供し、顧客のデジタルトランスフォーメーション推進などを支援することを通じ、社会に価値ある変化を提供します。

働きやすい、やりがいのある会社づくり

・当社グループは、社員とその家族の健康活動に対する積極的な支援と、組織的な健康活動を推進することで、「働きやすい、やりがいのある会社」づくりに取組みます。

地球環境の保全

・当社グループは、全ての企業活動において、省エネルギー・リサイクルの推進、グリーン購入の推進を重点とした継続的な地球環境の保全に取組みます。

 

 

 

2021年度には、経営会議の下位組織として、サステナビリティ推進委員会を設置しております。

サステナビリティ推進委員会は、持続可能性の観点で当社グループの企業価値を向上させるために、サステナビリティに関する当社グループの在り方を提言することを目的に、以下の事項について審議し、経営会議及び取締役会に対して報告いたします。

    マテリアリティの特定および定期的な見直し

    マテリアリティ目標(KPI)の設定および測定/評価

    気候関連のリスク及び機会への対応

    サステナビリティ活動全般の所管部門間調整

    サステナビリティに関連する開示内容の検討

    その他、取締役会が必要と判断した事項

経営会議は、サステナビリティ推進委員会で審議された内容の報告を受け、当社の全般的方針を踏まえた視点にて、審議を行い、取締役会に対して報告いたします。

取締役会は、サステナビリティ全般に関する監督責任と権限を有しております。経営会議・サステナビリティ推進委員会で審議された内容の報告を受け、当社グループのサステナビリティへの対応方針及び実行計画等について審議・監督を行います。

 

 

<推進体制>

当社グループは、スマートな社会を実現するとともに当社の持続的な成長を目指すために、次のサステナビリティ推進体制を構築しております。

 


 

(2) 戦略

① マテリアリティ

当社グループは中期経営計画『Shift to the Smart SI Plus』に基づき、「市場の潜在ニーズを捉え、デジタル技術や新たな潮流に対応した次世代型のシステムインテグレーション事業へと進化することで、スマートな社会の実現に貢献する」ことを目指しています。これに向け、サステナビリティ担当役員を委員長とするサステナビリティ推進委員会において、各種ガイドライン(GRIスタンダード、SASB、ISO26000)を参考に、対応すべき課題の候補を選出し、課題ごとにステークホルダー視点、企業視点の2軸で重要性を評価し、6つのマテリアリティ(ESG重要課題)を決定しております。

 


 

 

テーマ

マテリアリティ

情報技術でよりスマートな社会を作る

最新の情報技術の提供

価値創造型の次世代型SI事業の推進

社員の生きがいを大切にする

将来の担う人材の育成

従業員および家族の健康増進

責任ある企業活動の実現に向けて

実効的なコーポレートガバナンスの実現

情報セキュリティの確保

 

 

② 人的資本

ⅰ)方針及び施策

当社グループにおいて、人材は最大の競争力の源泉であるとの認識のもと、経営戦略上の最重点課題に位置付け、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針を掲げております。

・人材育成方針

当社グループは、グループのパーパス「世の中をもっとSmartに」を実現していくために、企業理念「最新の情報技術を提供し、お客様の繁栄に寄与するとともに、社員の生きがいを大切にし、社会とともに発展することを目指します」のもと、人材が当社の最大の資産であり競争力の源泉であることを基本認識として、社員の成長をはかり、社員の自己実現と継続的な企業価値の向上を目指します。

 

 ・育成プログラムについて 

「お客様のビジネス価値創出をともに考え、付加価値を提供できる人材育成」を目指し、独自の人材開発フレームワーク「Together」にて育成コンセプトを策定し、育成プログラムを実行しております。

 

 

全社共通スキル

専門スキル
(キャリアに応じて自ら選択)

マネージャー

クラス

昇格者研修
管理職研修など

デザイン思考研修
次世代経営者育成 など

 

UXデザイン研修
アジャイル研修
セキュア開発研修 など

リーダー

クラス

チームマネジメント研修
人事労務管理研修 など

実践PM研修
リーダーシップ研修 など

メンバー

クラス

ビジネススキル研修
技術研修 など

後輩指導者研修
技術系 基礎知識習得 など

 

 

・社内環境整備に関する方針

当社グループは、様々な技術、知識、経験を持つ社員が集まり、多様な人材がそれぞれの特性を活かしながら、より意欲的に仕事に取組める組織風土や働き方の仕組み等の環境作りを行う方針を「Smart Work構想」として取りまとめており、これに向け最適なワークプレイス、人事制度、社員のキャリア開発に向けた体制・施策等の整備を図っております。

また、当社グループは、健康経営方針を策定しており、企業理念の「社員の生きがいを大切にする」に基づき取り組んでいる健康の保持・増進活動を前進させ、社員とその家族、会社、健康保険組合が一体となって健康づくりを推進しております。

 

 

健康経営方針

 TDCソフトグループは、社員の健康を重要な経営資源の一つであると捉え、社員とその家族の健康活動に対する積極的な支援と、組織的な健康活動を推進することで「働きやすい、やりがいのある会社」づくりに取り組みます。
 社員とその家族が心身の健康を保ち、最高のパフォーマンスを発揮することで、お客様に最適なサービスを提供するとともに、社会と共に発展することを目指します。

 

 

 

ⅱ)指標及び目標

当社グループでは、TDCソフトグループ人権基本方針及び健康経営方針について、次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。

 

指標

目標

実績(当事業年度)

管理職相当の女性人数

2025年期初までに2020年度期初の2倍

1.83倍

定期健康診断受診率

100%を維持すること

100.0%

ストレスチェック受検率

95%以上であること

95.6%

 

なお、グループ方針に基づき、グループ各社と連携してESG重要課題に取り組んでおります。具体的な実績に関しては、当社ホームページのサステナビリティデータのページをご参照ください。

 

(3) リスク管理

当社グループにおいて、全社的なリスク管理はリスクマネジメント委員会において行っております。気候変動リスクをはじめとしたサステナビリティに係るリスクのモニタリング及び特定と評価は、サステナビリティ推進部がサステナビリティ推進委員会と協議を実施した上で、適時適切にリスクマネジメント委員会へ報告を行います。また、事業に高い影響を与えるサステナビリティに係るリスクが特定された場合には、リスクマネジメント委員会へ報告し、重要リスクとして適切な対処と開示を行います。