2024年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    19名(単体) 284名(連結)
  • 平均年齢
    43.6歳(単体)
  • 平均勤続年数
    6.1年(単体)
  • 平均年収
    5,885,000円(単体)

従業員の状況

5【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

 

2024年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

エネルギーコストソリューション事業

162

スマートハウスプロジェクト事業

81

小売電気事業

22

報告セグメント計

265

全社(共通)

19

合計

284

 (注) 1.従業員数は就業人員数であります。

    2.全社(共通)として記載されている従業員数は、持株会社に所属しているものであります。

 

 

(2) 提出会社の状況

 

 

 

 

2024年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

19

(5)

43.6

6.1

5,885

(注) 1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(アルバイト、人材会社からの派遣社員)は、年間の平均人員を()外数で記載しております。

 2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3) 労働組合の状況

 当社グループは、労働組合が結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しており、特筆すべき事項はありません。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

① 提出会社

当事業年度

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注)1

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1

全労働者

正規雇用労働者

パート・有期労働者

10.0

105.2

43.7

112.7

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働者令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。当事業年度においては育児休業の対象者が存在しないことから、男性労働者の育児休業取得率は未記載としております。

 

② 主要な連結子会社

当事業年度

名称

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注)1

男性労働者の育児休業取得率

(%)

(注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1

全労働者

正規雇用労働者

パート・

有期労働者

株式会社

GRコンサルティング

0.0

75.0

61.1

62.5

49.3

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働者令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

2【サステナビリティに関する考え方及び取組】

 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、以下のとおりであります。

 

(1)ガバナンス

 当社グループは、「省エネ・創エネ・蓄エネ」を事業領域として、環境に優しい商品・サービスを提供することで成長を続け、豊かで安心して暮らせる社会の構築と持続的な発展に貢献することを目指しております。

 そのため、気候変動を重要な経営課題の一つとして認識し、気候変動を含めた環境全体の問題に関する基本方針や重要事項について総合的な意思決定を行い、経営戦略の策定などに活用するため、当社取締役会の下部機構として気候変動タスクフォースを設置しております。気候変動タスクフォースは、代表取締役社長を委員長とし、執行会議、各部門・グループ会社の責任者を加えた人員で構成され、定期的(年1回)に気候変動に関するリスク・機会について確認及び審議しております。気候変動タスクフォースにて審議された内容は定期的(年1回)に当社取締役会に報告され、当社取締役会にて気候変動に関連する重要なリスク・機会について審議を行い、対応の指示及びその進捗に対する監督を行い、気候変動に関するガバナンスの強化を進めてまいります。

 

 

 また、持続的な成長のために人材の育成と管理も重要な経営課題と認識していることから、毎週開催する役員・部長連絡会において、各事業会社における人員の状況を常に共有・把握するようにしております。

 

(2)戦略

 当社グループでは、気候変動タスクフォースでの気候変動に関する重要リスク・機会の特定と、それらが及ぼす具体的な財務的影響額の評価を行っております。シナリオ分析として、2つのシナリオ(4℃シナリオ及び1.5℃シナリオと2℃シナリオを併用したシナリオ)を用い、2030年時点での当社事業への気候変動起因の影響度合を考察しております。

 4℃シナリオにおいては、化石燃料の需要が引き続き大きいと想定されるため、化石燃料の価格や、燃料価格と強い相関が見られる卸電力市場価格の調達価格の増加リスクがあると認識しております。

 また、2℃シナリオにおいては、脱炭素化に向けた炭素税や法規制の導入による対応コストの増加が考えられる一方で、一般消費者の嗜好変化に伴う省・再エネ需要の高まりにより、各種省エネ設備や太陽光発電システム、蓄電池の販売機会が増大し、当社グループの企業価値向上の機会があると認識しております。

 いずれのシナリオにおいても、気温上昇による冷房コストの増加、洪水や高潮などの風水害増加に伴う当社拠点の操業停止リスクがあることを確認いたしました。

 今後も継続的にシナリオ分析を実施することで更なる精度向上に努め、分析結果を経営戦略に組み込んでいくことにより、不確実な将来世界に対応できるレジリエンス性を高めてまいります。

 

 

分類

種類

項目

リスク・機会

リスク

4℃シナリオ

2℃シナリオ

対応方針

リスク・機会

政策・法規制

炭素税/

排出権

取引

リスク

・脱炭素社会への移行に向けた炭素税導入により、対応コストの増加

・2050年カーボンニュートラルに向けたCO2排出量削減目標設定

再エネ

政策

機会

・再生可能エネルギーの需要拡大に伴い、太陽光発電システム、蓄電池の販売機会が増加

・再エネ関連商材の販売拡大

省エネ

政策

機会

・各種省エネ設備の販売機会が増加

・省エネ関連商材の販売拡大

・自社省エネ活動の推進

市場・評判

エネルギーコストの変化

機会

・卸電力市場の調達価格の変動

・相対比率、契約形態の変更

・独自燃調の導入

顧客の

行動・

評判変化

リスク

・事業者の環境対応により、より低負荷な商材・電力を提供できない場合の顧客離れ

・新規商材の供給

機会

・サステナブル推進に積極的な企業と認知されることによる顧客増

・環境関連のイニシアティブへ積極的参加

物理

リスク

急性

異常気象の激甚化

リスク

・洪水や高潮の激甚化により事業拠点の物理的被害や営業停止になった場合の損害額増加。

・BCP策定

 

 また、当社グループの最も重要な経営基盤は人材であります。企業価値を持続的に高めるためには人的資本の強化が必要であり、その実現のための人材育成と社内環境整備に関する方針は以下の通りであります。

人材の育成に関する方針

 当社グループは、全ての社員がそれぞれの業務においてモチベーションをもって働くことができ、キャリア構築についても一人一人のビジョンを踏まえてフォローアップすることができるよう、きめ細やかな人材育成体制を構築することを方針としております。そのため、以下のような施策を実施しております。

・少人数のチーム制による育成体制

・半期毎の目標設定及び人事評価面談の実施

・新入社員研修

・e-ラーニングによるコンプライアンス研修など、各種研修制度

社内環境整備に関する方針

 当社グループの経営理念である「すべての人に感動と喜びを」を実現するため、個々の社員がその能力を発揮することができ、キャリアビジョンを描くとともに、働きやすい社内環境を構築することを方針としております。性別・年齢・国籍・人種・宗教・性的指向・障がいの有無にとらわれることなく公正に人材を評価・登用し、社員の多様性を活かすことで企業価値の向上を追求いたします。

 

(3)リスク管理

 当社グループでは、事業の継続的・安定的な発展のため、当社グループに経済的損失や事業の中断・停止、又は信用・企業イメージの失墜をもたらし、経営理念、経営目標、経営戦略の達成を阻害する可能性があるさまざまなリスクに対して、合理的なコストで適切な処理を行うことにより、リスク管理を行っております。平常時は、代表取締役社長を委員長とするリスク管理委員会を設置し、気候変動関連を含めた全事業上のリスクに関わる課題・対応策を協議・承認します。リスク管理委員会は原則として年2回開催し、テーマに応じて関連する従業員を招集いたします。また、必要に応じてリスク管理の個別検討課題ごとにワーキンググループを編成し、具体策を検討・実行します。気候変動関連のリスクに関しては、気候変動タスクフォースと連携し、リスクの特定及びその影響度の評価を行っております。

 リスク管理委員会にて評価した内容は取締役会に報告され、取締役会にて報告された内容を審議し、最終的に重要課題として確定されます。確定された重要課題について進捗管理や見直しを都度行い、リスク管理委員会に対して必要な指示などを行うことで適切なリスク管理体制を構築しております。

 

(4)指標及び目標

 当社グループでは、気候変動対応の進捗管理するための指標として、自社企業活動によるCO2排出量(スコープ1,2,3)を設定し、毎年算定を行うとともに、その精度を高めてまいります。また、自社企業活動における2050年のカーボンニュートラルを目標とし、省エネ活動・再エネ導入等による自社のCO2削減を進めるだけでなく、事業を通じたCO2削減を通じ、社会貢献を行ってまいります。

 

スコープ1,2,3排出量(単位:t-CO2)

項目

2022年3月期

2023年3月期

2024年3月期

スコープ1排出量

450

612

533

スコープ2排出量(マーケット基準)

84

85

61

スコープ2排出量(ロケーション基準)

96

91

70

スコープ3排出量(注)

36,112

36,320

 (注)スコープ3につきましては、2023年3月期より算定をしているため、2022年3月期については未記載としております。

 

 人材の育成及び社内環境整備に関する方針についての指標につきまして、目標及び実績は以下の通りであります。

指標(注)1

目標

実績(2024年3月期)

男性従業員の育児休業取得率(注)2

2027年3月までに65.0%

55.6%

有給休暇の取得率

2027年3月までに65.0%

54.6%

女性従業員比率

2030年3月までに20.0%

14.4%

 (注) 1.集計対象となる会社の範囲は、当社及び連結対象子会社であります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働者令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。